雄木と雌木が有れば風や虫でキウイは受粉するけど、どうせなら形よく味よく作りたいなら、受粉作業は必須!
そこで、我が家で何年もやっている「溶液受粉」をまとめてみました。
慣れると以外と楽チンな溶液受粉です。
溶液受粉とは??
受粉作業は、おしべの花粉をめしべの先端に人工的に付着させることで、種の入りが良くなり、形、大きさ、味が良くなるので果樹栽培には必須‼
受粉作業は、精製した花粉を小麦粉や赤松子で希釈して毛綿(梵天)で雌しべに着ける方法と、
花粉を液体に混濁させて、スプレーなどで雌しべに吹き付ける方法(溶液受粉)があります。
そこで今回、100均でそろう道具で
キウイの溶液受粉行程をまとめてみます。
使う道具は大きめのボール、バケツ、
ハンドスプレー、ポリのビーカー、
ロート、食紅、こし網、
そして、パンスト(^o^;)
毎年、100均でパンスト買うのは
変にドキドキ……😆
常温のお水1リットルと、開花した雄花。
今回は半分くらい雌花が開花していたので、
花粉溶液が300㍉㍑有れば足りそう。
※毎年の経験から
なので、余裕を見て
花粉溶液を500㍉㍑作る事にしました。
500mlの溶液を作るのに お水が2割り増しの600mlと、
お水の3~4倍の体積の雄花(1.8~2.4㍑)を集めます✂
雄花は中心花蕾が先に咲くので、
この開花した花蕾だけ✂で集めます。
まだ咲いていない側花蕾は2回目の溶液受粉で✂するのでそのまま。
開花して間もない花は
花弁が真っ白でキレイ✨ですが、
まだ、花粉が出ていないこともあるので、
少し時間のたった黄色っぽい花弁の花蕾を集めます。
雄花を集めときは 風がなければ
傘☂️を逆さに吊るしてチョキチョキ✂️すると 楽に集められます。
常温のお水600mlに対し、
約3㍑の花蕾が採れたので十分🙌
花蕾全部を一度にバケツ内の
水に沈められないので、
2回分に別けています。
どはどは~
がしがし!
もみもみ!
ぐにゅぐにゅ!
3分間の握力トレーニング。
がしがし!
もみもみ!
ぐにゅぐにゅ!
ぎゅ~ってよく絞ります。
ぎゅっ!ぎゅっ!牛~🐮
最初に2つに分けておいた、
残りの方をどばどば~
で、また同じように
がしがし、もみもみ、ぐにゅぐにゅ!
そして、花から溶液へ花粉が移ったので
花蕾を手で握ってよく絞ります。
握力を付けたい方向け。
ぎゅーーーーーー🐮
まだ細かなゴミがたくさん混じっているので、
膝辺りで切ったパンストをポリビーカーにセットして流し入れます。
これで、ハンドスプレーが詰まらない
キウイ用の花粉溶液が出来上がり🙆
ハンドスプレーにロートをセットし、
こし網で最後の濾過。
予定通り500㍉㍑の花粉溶液が
出来上がったので、ここへ
食紅を付属のスプーンで山盛り1杯。
溶液が完成しました🙌
花粉は浸透圧の関係で真水に弱く、
調整を初めてから2~3時間以内に
受粉に使ってください。
使いきれなかったものは廃棄です
開花したキウイの雄花を左手で固定して、
利き手のハンドスプレーでシューーー
ハンドスプレーはある程度
良いものを使うと便利!疲れない!
かなり斜めにしても噴霧出来る
ハンドスプレーがオススメ。
ハンドスプレーの一握りを
ゆっくりめに花にスプレー✨
これで溶液受粉完了です。
まだ、開花していない雄花は
明後日にまた溶液受粉します!
調合してから早ければ早いほど良いけど、1時間以内に噴霧出来れば🆗👌
残りの花粉溶液は花粉が溶液内で
破裂するので廃棄します。
※受粉はあまり暑いと、
花粉が死んじゃうので、
30度以下のとき噴霧しましょう🎵
キウイの受粉、ビックリです。
こんな方法があるんですね。
うちにはキウイの木はないので出来ませんが、他の果物にも使える方法なのでしょうか?
とは言っても我が家は鉢植えで育てている小さな木だけなんですけどね⤵⤵
けどとっても参考になります❗❗