生け垣の剪定方法|時期によって効果が違う?バリカンを使う時の注意点とは?

GreenSnap編集部

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公開日:2020.06.11

生け垣は無機質なフェンスなどよりも温もりを感じやすく、機能面、環境面においても良いことから、多くの住宅や施設で取り入れられています。しかし、その美観や、樹木の成長を維持するには、剪定などの手入れが欠かせません。

そこで今回は生け垣の剪定方法について、ご紹介いたします。

生け垣の剪定:目的や効果とは?

剪定は生け垣の最も重要な手入れです。剪定をすることによって、生け垣の美観が保たれるのはもちろんのこと、株の健康、枝数・葉数の増加、伸びの良さ、害虫予防・駆除にもつながります。

年に2〜3回の剪定が理想的ですが、最低でも年1回は剪定するようにしましょう。

生け垣の剪定:時期はいつがいい?

剪定の一番の適期は、春の芽吹き前ですが、常緑樹、落葉樹問わず、基本的に一年を通して剪定は可能です。ただし、新芽が生える時期(4月中旬〜5月)と、花芽が分化する時期(7月中旬〜8月中旬)、真夏・真冬は剪定をしないようにしましょう。

剪定の時期による効果の違い

春の剪定(3月下旬〜4月上旬)

春の剪定は、休眠期開け直前に行う剪定です。新芽が伸び始める前に剪定することで、萌芽がよくなり、株全体の伸びや枝数や葉の枚数がよく増えていきます。強く刈り込んでも、支障が出にくい時期ですので、強剪定をしていきましょう。

生け垣に多い常緑樹、落葉樹や、コニファー系など、いずれの樹種の場合でも、この時期にしっかりと剪定してください。

初夏の剪定(6月中旬〜7月上旬)

初夏の剪定は、新芽がかたまって充実した時期の剪定です。この時期に剪定をすると、夏にそろった枝が出てきて、美観を保てます。ただし、あまり強い剪定は行わないようにして、形を整える程度にしましょう。

秋の剪定(9月中旬〜10月中)

秋の剪定は、不要枝などを取り除く仕上げの剪定です。不要枝・徒長枝などがあれば、浅い位置で切り戻し剪定をします。多くの植物が休眠に入る直前なので、この時期も軽い剪定にとどめるようにしてください。

生け垣の剪定:道具は何を使う?

剪定バサミ

剪定バサミは直径1〜2cmの枝などを切るのに適しています。2枚の刃が交差するバイパスタイプと、包丁とまな板のように、交差しない仕組みのアルビンタイプがあります。夏・秋剪定などの弱い剪定に向いています。

刈り込みバサミ

刈り込みバサミは、春の剪定など、一気に生け垣を刈り込むときに使います。利き手を小刻みに動かして、もう一方の手を支点にしながら切りたい部分に移動させて使うと、美しい刈り込み面ができます。

剪定バリカン(ヘッジトリマー)

バリカンは刈り込みバサミで行う作業を、電動でおこなうものです。刃が回転して接触した面を刈り込んでいきます。別名ヘッジトリマーとも呼ばれ、便利ですが、危険も伴いますので注意が必要です。エンジン式、充電式、電動式などの種類によって重さや駆動時間に違いがでます。

この他、軍手や脚立、剪定で出た不要枝や葉を捨てるゴミ袋などを、用意しておくといいでしょう。

生け垣の剪定:基本の方法

生け垣の剪定は基本的に、上部から下部に向かって刈り込んでいきます。また、下枝は発芽力が弱いので、あまり刈り込まないようにしましょう。範囲の広い生け垣の剪定には、両端に杭や支柱をたてて紐を張り、水平の目安にします。

また、外向きについた芽の上部分を剪定していくことで、横にバランスよく広がって育っていきます。

生け垣の剪定手順

生け垣は、「側面 → 上面 → 表面 → 裏面」の順で刈り込んでいくといいです。

側面はよく枝葉が茂っているので、刈り込みバサミの刃を側面に水平にあてるようにして切っていきます。バリカンの場合は下から上に持ち上げるようにして剪定していきます。1mの幅を3〜4秒かけて動かして、刈っていくといいでしょう。

上面は、高い場合には脚立を使って刈り込んでいきましょう。ある程度刈ったらホウキなどで、軽く叩いて刈りクズを落としましょう。

表面・裏面の刈り込みは、生け垣側の刃を利き手に持つようにして、立ち位置を支点に、斜め下→斜め上と刈っていくといいです。刈り込み後、飛び出ている枝は剪定バサミで切りそろえてください。

生け垣の剪定で気をつけたい注意点

剪定バリカンを使うときは太い枝に注意!

剪定バリカンには、各機種によって最大切断径が決められています。剪定を始める前に、最大切断径より太い枝がある場合には、刈り込みバサミなどで事前に切っておきましょう。機械の故障の原因や事故の原因にもなりますので、注意が必要です。

コニファーの剪定に金属剪定バサミはNG!

コニファーは金属を嫌うので、鉄製の剪定バサミで剪定していくと、葉が茶色く変色していきます。すぐに新芽が出る春の剪定であれば、さほど支障はありませんが、夏・秋の剪定の際には、手で摘み取るようにしたほうがいいでしょう。

コニファーは葉を残して剪定する

コニファーは数センチ葉を残して剪定しましょう。葉を残さず、枝の途中から切ると、新芽が出にくくなり、そこから枯れていく可能性もありまので注意が必要です。

落葉樹の剪定も春がおすすめ

一般的に落葉樹の剪定は、落葉後の冬季とされていますが、冬に剪定しても枝数は増えません。枝数や花芽を増やしたいのであれば、春の剪定がおすすめです。

花が咲く樹種は花後に剪定をする

モッコウバラやキンモクセイなどの花がつく生け垣は、時期に限らず、花が咲き終わったら剪定をしましょう。花がらを摘みながら、全体的に風通しをよくしてあげてください。

樹木のためにも生け垣を剪定して美観を保とう!

生け垣にとって剪定は欠かせない手入れです。とくに芽吹く前の春の剪定が、生け垣の樹木の成長を大きく左右します。自分で剪定するのが難しい場合は、造園屋や土木屋などの業者に頼むのもいいでしょう。バリカンを使えば、自分でも簡単に剪定ができるのでおすすめです。

みなさんもぜひ、生け垣の剪定をして、美観と樹木の健康を保ちましょう。

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