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植物を植え付けるときや増やしたいときは、発根率が肝心です。しかし、環境によってはなかなか発根しないことや、そもそもの種や球根の状態で発根がしにくいこともあります。そんなときに便利なのが発根剤(発根促進剤)です。
ここでは、発根剤とはどんなものなのか、どんな効果があり、どういう使い方ができるのかなどをご紹介します。気になる方はぜひご参照ください。
発根促進剤(はっこんそくしんざい)とは、その名の通り、植物の根の発達を促すためのものです。発根剤ともいいます。
発根剤のタイプには、「粉末タイプ」、「液体タイプ」、「とろみタイプ」があります。なかでも粉末タイプは多く販売されていて主流となっています。
発根剤には、植物の枝の切り口や根につけることで、その部分の植物の細胞分裂を活性化させ、植物をイキイキとさせ、根の成長を促す効果が期待できます。
発根剤の主な成分は、アミノ酸やミネラルで、成長ホルモンと呼ばれる成分が入っているため、植物が生長し根が出やすくなります。根が出るばかりか、丈夫にもなるという効果も期待できます。
発根剤はさまざまな植物の挿し木や挿し苗をする際に使用できるほか、種子や球根を植え付けるときなどにも使うことができます。
挿し木とは植物の増やす方法の1つです。挿し木のときに発根剤を使用することで、より早く根を出し、土に根づかせることができます。
食用を目的とした野菜にも使える、天然由来の発根剤もあります。
植え付けの際に、種や球根に発根剤を使用することで、発芽がしやすくなります。
水耕栽培においても発根剤は使用できます。
発根剤の主な使い方は、種類によって以下の3パターンにわかれます。
挿し木などで切り取った枝の切り口に直接発根剤を塗る方法です。発根剤を大量につけると効果はありません。むしろ、根が出にくくなることもあり、最悪挿し木に失敗することもあるためご注意ください。
粉末タイプは直接塗るだけでとても使い方が簡単なため、人気があります。ジェルタイプもそのまま塗るだけで、使いやすいですよ。
発根剤を水に溶かして使用する方法もあります。使用する発根剤に適度な水を混ぜて、とろっとさせて使用をし、根の生長を促したい植物に塗布します。
基本的な使い方はこの2パターンですが、発根剤の種類によっても使い方が異なりますので、市販の発根剤を購入した場合は、説明書きをよく読み、その指示に従ってください。
ほとんどの液体タイプの発根剤は濃度が高いため、希釈が必要となります。パッケージに書かれた割合で必ず希釈をしてから、使用してください。
発根剤をおうちで自作することは可能です。準備するものは以下の2つです。
クエン酸は薬局やダイソーなどの100円ショップでも手に入る材料なので、気軽に自作することができますよ。
用意した、薄めた液体肥料やクエン酸を植物の根や切り口に塗布してあげてください。
発根剤は、園芸店や花屋、ホームセンターで売られています。インターネットでは、幅広い発根剤が売られていますのでおすすめです。
植え付けのタイミングで発根剤を使用すると、よく発芽するので試してみましょう。お気に入りの植物を増やしたいときは、発根剤を使って挿し木で増やしてみませんか?
発根剤がなくても増やせることもありますが、発根剤を使用するほうが成功率があがりますので、ぜひ使用してみてくださいね。
GreenSnap編集部