ラベンダーは挿し木で増やすことができます。今のラベンダーを増やしたい方にはおすすめの方法です。
しかしどうやったらいいのかわからない方もいますよね。ここではラベンダーの挿し木の方法を紹介していきます。挿し木の方法や時期、注意点をまとめていますのでぜひご参照ください。
ラベンダーは挿し木で増やせるの?
まず挿し木(さしき)とは何かについてご紹介します。挿し木とは植物を増やす方法の1つです。良さそうな枝をカットし、それを土に挿すとカットされた茎から根が伸び、新たな株を増やすことができます。
挿し木は種や株を新たに購入する必要がなく、土に挿すだけなのでとても簡単です。ラベンダーの増やし方も挿し木がおすすめです。
ラベンダーの挿し木で必要な道具
ラベンダーの挿し木に必要な道具は次のものです。
- 新たな鉢(挿し木を植える鉢)
- 挿し木用の土
- ハサミ
- 鉢底石
- 発根促進剤
- 水が入ったコップ
挿し木用の土は売られてない場合は、通常の土でも構いません。元々育てている鉢にスペースがある場合は、余ったスペースに挿し木を植えても問題はありません。
ラベンダーの挿し木の時期は?
ラベンダーの挿し木の時期について紹介します。挿し木が向いている時期は4月から6月です。寒い冬や真夏は避けるようにしてください。
ラベンダーは特に冬の挿し木を苦手としているので、ラベンダーを増やしたい場合は遅くとも10月までには行いましょう。
ラベンダーの挿し木の方法は?
ここからはラベンダーの挿し木の方法について紹介します。挿し木の時期、4月から6月が来たらやってみてください。
1.ラベンダーをカットする
ラベンダーの茎を斜めにカットします。茎についた葉の下半分を取ってください。
2.茎を水につける
カットした部分が水に浸るようにコップに入れます。一時間ほど水に浸しましょう。
3.発根促進剤を塗る
茎の切り口に発根促進剤を塗ってください。発根促進剤がない場合は、この工程は省いても問題はありません。しかし、失敗しないためにもなるべく促進剤を使うことをおすすめします。
4.土に挿す
新しい鉢に土を入れ、土の表面に穴をあけます。そこへカットしたラベンダーの茎を挿し、土が乾かないように水やりをしましょう。茎がグラグラとしないように注意して挿してください。
5.根が出るまで待つ
挿し木用の土が入った新しい鉢に植えた挿し木をしたラベンダーが発根をするまで約1ヶ月ほど待ちます。根が生えたかどうかを見たくて、茎をグラグラと動かしたりするとラベンダーの負担になるのでなるべく動かさないようにしましょう。根が出たら植え替えをしましょう。
ラベンダーの挿し木で失敗しないコツ
ラベンダーの挿し木は失敗することがあります。根は生えてきたものの、そのまま挿し木をしたラベンダーが枯れてしまうことがあります。カットした茎から根が生えてこないこともあります。
ラベンダーの挿し木で失敗しない水やり
挿し木をしたラベンダーの根がしっかりと生えるまでは鉢の土を乾燥させないように水やりをしてください。根が生えてからは土を乾燥させてから水やりをしましょう。この乾燥させない水やり頻度は難しいです。土の表面が乾いてきたら水やりするように意識してください。
挿し木が失敗するのは水やりが原因のことが多いです。この水やりさえクリアすればラベンダーの挿し木は成功しますので、水やりには注意をしましょう。
ラベンダーの挿し木で茎を切る場所
茎を切る場所は株元ではなく、若い芽の部分を選んできりましょう。
茎のカットするときは斜めに切りましょう。斜めにすることでカットされた面積が広くなり、水をよく吸ってくれます。
下半分の葉を落としましょう。目安として上の4~5枚ほど残すのがおすすめです。
ラベンダーの挿し木での増やし方を覚えよう
挿し木はとても便利な増やし方です。新たな株を買う必要がなく、種から育てるほど時間もかかりません。ぜひやってみてください。
今まで大切に育ててきたラベンダーをまた増やすということになりますので、愛着がより一層湧くはずです。失敗することもありますが、まずは気軽な気持ちで初めて見てください。失敗しない保険としていくつか挿し木をしておくのがおすすめです。

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挿し木で、一昨年前から、開花し始めた 素敵なフリル花弁の八重咲き椿です。 名前がわからないのですが、 教えていただけませんか?