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日向土は園芸用の土の一種ですが、グランドの土としても使われることがある身近な土です。このページでは、日向土について解説しています。
日向土とはそもそも何か、ボラ土と呼ばれる由来や、日向土の使い方、注意点をまとめていますので、ぜひご参照ください。
日向土は、宮崎県南部でとれる軽石の一種です。読み方は「ひゅうがつち」です。このうち、乾いた軽石のことを日向土と呼び、湿っている土のことをボラ土と呼びます。
ボラとは「役立たず」という意味があります。これは日向土がとても水はけがよく、土として役に立たないことからこのような名前となっています。しかし、実際には役立たずではなく、他の土と混ぜることでより良い土づくりをすることができます。
日向土にはとても小さな穴が開いているのが特徴で、水はけがよい特徴があります。日向土を使用することで排水性もよくなり、根腐れ予防にもなります。根腐れしやすい植物にはよいでしょう。
日向土は、ほぼ無菌でとても清潔です。その分肥料成分もほぼありませんので、日向土を単体で使用することはありません。
日向土は粒が硬い特徴もあるため、鉢に敷き詰めても形が崩れにくく、菌を含まないため清潔で洗えば再利用することも可能です。
また日向土は、pH6ですので、弱酸性となっています。植物の栽培によい微生物の多くは弱先生の土を好むため、日向土を混ぜることで微生物が活発になり、よりよい土壌を作ることができます。
日向土は、ホームセンターや園芸店ではあまり扱われておらず、インターネットでの購入をおすすめします。粒の大きさでも値段が異なりますが、だいたい5リットルで300円から400円ほどです。
日向土を使用すると次の3つの効果があります。
日向土には小さな穴がたくさん開いていますので、使用することで水はけがよくなり、さらに通気性もよくなります。水はけが悪い場合は、日向土を土に混ぜるとよいでしょう。
また日向土は大粒、中粒、小粒など大きさ別に売られています。粒の大きさがほぼ均一になっているため、粒の間に適度な隙間が生まれ、植物の根が伸びやすくなる効果があります。
根がよく伸びれば、地上部の生長もよくなるという効果が期待できます。
日向土は弱酸性で微生物が好むと記載しましたが、微生物が増えることで土がふかふかとするため、植物の根も伸びやすくなり、土壌改善にもなります。
日向土は単体で使用するのは向きませんので、まず必ず他の土と混ぜるようにしてください。基本的には他の土に混ぜますが、黒土が多すぎると土が乾きやすくなります。保肥力もほぼありませんので、混ぜすぎないようにしましょう。
植物は水やりが必要ですが、土壌によっては水はけが悪く根腐れしてしまい植物が弱ることがあります。排水性をよくしたい場合は、日向土を適度に混ぜてみましょう。
多肉植物にも向いていますが、野菜の栽培にも向いていますので、ぜひ試してみませんか。
GreenSnap編集部