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Kazyan
2020/05/19
アジサイ:紫陽花:Gardenia
♡昨日と一昨日の雨模様の中で、我が万葉の藪庭の幾つかの紫陽花が咲きはじめました。
雨があがった今朝は、ラッキーな妖精と言われているナナホシてんとう虫が、花蕾を啄みにやって来ていました。
@アジサイ:紫陽花のよもやま話
💠美しい紫陽花にも毒がある‼️
アジサイ:紫陽花/八仙花
学名 Hydrangea macrophylla)は、アジサイ科アジサイ属の落葉低木の一種である。
広義には「アジサイ」の名はアジサイ属植物の一部の総称でもある。
狭義には品種の一つ H. macrophylla f. macrophylla の和名であり、他との区別のためこれがホンアジサイと呼ばれることもある。
原種は日本に自生するガクアジサイ H. macrophylla f. normalis である。
概要: アジサイ, 分類(APG III) …
狭義のアジサイ(ホンアジサイ)は、日本で原種ガクアジサイから改良した園芸品種で、ガクアジサイに近い落葉低木。
6月から7月にかけて開花し、白、青、紫または赤色の萼(がく)が大きく発達した装飾花をもつ。
ガクアジサイではこれが花序の周辺部を縁取るように並び、園芸では「額咲き」と呼ばれる。
ガクアジサイから変化し、花序が球形ですべて装飾花となったアジサイは、「手まり咲き」と呼ばれる。
栽培は、梅雨期に主に挿し木によって繁殖させている。
日本、ヨーロッパ、アメリカなどで観賞用に広く栽培され、多くの品種が作り出されている。
原産地は日本で、ヨーロッパで品種改良されたものはセイヨウアジサイと呼ばれる。
変種のアマチャは稀に山地に自生するが、多くは寺院などで栽培されている。
☆民間では薬用植物として利用されている。
なお、後述の通り本種は有毒植物であるため、園芸や切り花として利用する際には取り扱いに注意‼️が必要である。
☆薬用
民間薬として葉、花が利用される。
初夏に花や葉を採って天日乾燥して生薬にする。
解熱に、乾燥させた花または葉10グラムを煎じて服用する用法が知られ、特に瘧(おこり、一定時間おいて起こる熱病)に効果があると言われている。
また、毒性を持つ一方で、漢方薬として使用されるアジサイの品種から、フェブリフジンが単離、嘔吐の副作用を克服する誘導体としてハロフジノンがマラリア治療薬として認可される。
また近年、自己免疫疾患など他の治療薬としても効く可能性が示唆され、生体内の標的タンパク質も判明するなど、新たな研究が進んでいる。
🚨毒性‼️
アジサイの保有する毒性に関して:
アジサイ属(広義アジサイ)の一部の種では、ウシ、ヤギ、人などが摂食したことによる中毒事例が報告されている。
症状は過呼吸、興奮、ふらつき歩行、痙攣、麻痺などを経て死亡する場合もある。
1920年にアメリカでアジサイの1種アメリカノリノキ Hydrangea arborescens によるウシとウマでの中毒について、下痢・体温上昇・呼吸数と心拍数の増加・骨格筋の強い収縮・足を突っ張って飛び上がるなどの症状が見られたが、対症療法により回復したと報告されている。
日本では2008年6月に、料理の飾りに使われたアジサイの葉を摂食した客が中毒する事故が発生し、嘔吐・めまい・顔面紅潮の症状を示した。
アジサイ属の毒性物質は明らかにされていない。
1920年のアメリカでの報告から、根から抽出されたヒドランギンという青酸配糖体(グリコシド)が中毒の原因であると考えられていたが、1963年にこれは誤りであると報告されている。
すなわち、ヒドランギンとされた化合物は実際には窒素(青酸)を含まないウンベリフェロン (7-ヒドロキシクマリン)であった。
また2008年の日本の中毒例でも、つくば市の件では青酸配糖体は検出されておらず、大阪では葉1グラムあたり29マイクログラムと微量であった。
これを受けて厚生労働省は2008年8月18日付けで「アジサイの喫食による青酸食中毒について(2008年7月1日)」の文書を廃止している。
2009年に京都薬科大学の吉川らは中国産のアジサイから青酸配糖体としてヒドラシアノシド類を単離したと報告したが、京都産のものには含まれないなど青酸配糖体の量や種類には品種による差があると述べている。
一方アジサイ科ジョウザン属のジョウザンに含まれるアルカロイドの一種、フェブリフギンがアジサイにも見られることが報告されているが、この化合物が中毒の原因であるかは明らかにはなっていないが、明らかな症例がある限りは、注意して取り扱うことに越したことはない‼️
♡花言葉❣️
「辛抱強い愛情」「一家団欒」「家族の結びつき」など。
☆名称
アジサイの語源ははっきりしないが、最古の和歌集『万葉集』では「味狭藍」「安治佐為」、平安時代の辞典『和名類聚抄』では「阿豆佐為」の字をあてて書かれている。
もっとも有力とされているのは、「藍色が集まったもの」を意味する「あづさい(集真藍)」がなまったものとする説である。
そのほか、「味」は評価を「狭藍」は花の色を示すという谷川士清の説、「集まって咲くもの」とする山本章夫の説(『万葉古今動植物正名』)、「厚咲き」が転じたものであるという貝原益軒の説がある。
@花の色がよく変わることから、「七変化」「八仙花」とも呼ばれる。
日本語で漢字表記に用いられる「紫陽花」は、唐の詩人白居易が別の花、おそらくライラックに付けた名で、平安時代の学者源順がこの漢字をあてたことから誤って広まったといわれている。
草冠の下に「便」を置いた字が『新撰字鏡』にはみられ、「安知佐井」のほか「止毛久佐」の字があてられている。
アジサイ研究家の山本武臣は、アジサイの葉が便所で使われる地域のあることから、止毛久佐は普通トモクサと読むが、シモクサとも読むことができると指摘している。
また『言塵集』にはアジサイの別名として「またぶりぐさ」が挙げられている。
シーボルトはアジサイ属の新種に自分の妻「おタキさん」の名をとって Hydrangea otaksa と命名し、物議をかもした。
これは Hydrangea macrophylla と同種であった。
☆特徴
青色と紫色の花
落葉低木で、樹高は1 – 2メートル。
葉は対生し、葉身は厚く光沢があり、淡緑色で葉脈のはっきりした卵形で、周囲は鋸歯状。
花序は大型で、5月から7月に紫(赤紫から青紫)の花を咲かせる。
一般に花といわれている部分は装飾花で、大部分が中性花からなり、萼が大きく花弁状で目立つ。
中央にある両性花は極小で目立たず、退化した雄蕊10本と雌蕊3 - 4本がある。
数え方は「◯朶(だ)」という。
母種のガクアジサイでは、花序の頂部がたいらで両性花が多数あり、密集した両性花の周囲だけに装飾花(中性花)がみられるが、アジサイ(ホンアジサイ)やセイヨウアジサイではほとんどが装飾花となっている。
また、装飾花の欠如した変種も知られている。(ガクアジサイ「三河千鳥」など)
☆花の色
花(萼)の色はアントシアニンという色素によるもので、アジサイにはその一種のデルフィニジンが含まれている。
これに補助色素(助色素)とアルミニウムのイオンが加わると、青色の花となる。
従来は理論の域に留まっていたが、最近、実際にアジサイの花で直接確認された。
アジサイは土壌のpH(酸性度)によって花の色が変わり、一般に「酸性ならば青、アルカリ性ならば赤」になると言われている(リトマス試験紙と逆なので注意されたい)。
これは、アルミニウムが根から吸収されやすいイオンの形になるかどうかに、pHが影響するためである。
すなわち、土壌が酸性だとアルミニウムがイオンとなって土中に溶け出し、アジサイに吸収されて花のアントシアニンと結合し青色を呈する。
逆に土壌が中性やアルカリ性であればアルミニウムは溶け出さずアジサイに吸収されないため、花は赤色となる。
したがって、花を青色にしたい場合は、酸性の肥料や、アルミニウムを含むミョウバンを与えればよい。
同じ株でも部分によって花の色が違うのは、根から送られてくるアルミニウムの量に差があるためである。
花色は花(萼)1グラムあたりに含まれるアルミニウムの量がおよそ40マイクログラム以上の場合に青色になると見積もられている。
但し、品種によっては遺伝的な要素で花が青色にならないものもある。
これは補助色素が原因であり、もともとその量が少ない品種や、効果を阻害する成分を持つ品種は、アルミニウムを吸収しても青色にはなりにくいとされている。
また、花色は開花から日を経るに従って徐々に変化する。
最初は花に含まれる葉緑素のため薄い黄緑色を帯びており、それが分解されていくとともにアントシアニンや補助色素が生合成され、赤や青に色づいていく。
さらに日が経つと有機酸が蓄積されてゆくため、青色の花も赤味を帯びるようになる。
これは花の老化によるものであり、土壌の変化とは関係なく起こる。
他に花が緑色の品種(ヤマアジサイ「土佐緑風」など)も知られており、観賞用として緑の花が販売されることもある。
しかし日本ではファイトプラズマ感染による「アジサイ葉化病」にかかったものも稀にみられる。
この病気の治療法は知られておらず、感染拡大を避けるため発病株は処分したほうがよいとされる。
☆分類
ガクアジサイ
この種は、装飾花の分布から、ガクアジサイと、狭義のアジサイ(ホンアジサイ)に分かれる。
またこれらとは別に、ヤマアジサイ Hydrangea serrata やハイドランゲア・スティロサ Hydrangea stylosa を同種とする説もある。
分子系統では、栽培種にヤマアジサイに近縁なものとH. stylosaに近縁なものとがあり、交配による多系統かもしれない。
*ガクアジサイ
原種 H. macrophylla f. normalis
房総半島、三浦半島、伊豆半島、伊豆諸島、足摺岬、南硫黄島、北硫黄島で海岸に自生する。 (足摺岬のものは人為的植栽起源)
このため、ハマアジサイとも呼ばれる。
高さは2 m程度だが、4 mに達することもある。
花序は多数の両性花を中心として、装飾花が周りを縁取る。
名称の「ガク」はこのさまを額縁になぞらえたものである。
花序は直径12–18 cm、装飾花は直径3–6 cmで色は白色・青色・淡青緑色・または淡赤紫色、両性花は濃紫色である。
葉は厚く、大きく(長さ10–18 cm、種小名 macro (大きい) phyllus (葉)の由来となっている。
葉の表面は濃緑色で光沢がある。
栽培品種に ‘花火’、‘城ヶ崎’ などがある。
*アジサイ(ホンアジサイ)
変種 H. macrophylla var. macrophylla
日本原産のガクアジサイの品種だが、自生しているという説もあり、起源ははっきりしない。
他のアジサイとの区別のためホンアジサイとも呼ばれる。
花序はほとんど装飾花のみからなり、種子ができるのはまれであるため、挿し木や株分けで増やす。
花序の大きさは20–25 cm程度である。
古く日本から中国へ伝わったものが、18世紀にさらにヨーロッパへと持ち込まれ、多くの園芸品種が作られた。
日本では輸入したものがセイヨウアジサイとも呼ばれる。
かつて、シーボルトはこの品種を H. otaksa と命名したが、学名としては現在では使われていない。
ちなみに学名上は、ガクアジサイより先に命名されたこちらがHydrangea macrophylla種の基亜種という扱いである。
*ヤマアジサイ
別種 Hydrangea serrata だが、亜種 Hydrangea macrophylla subsp. serrata 等とする説もある。
@シーボルトとあじさいと牧野富太郎
鎖国時代に長崎にオランダ商館員の一員として日本に渡来し、オランダ人と偽って出島に滞在し医療と博物学的研究に従事したドイツ人医師にして博物学者シーボルトは、オランダに帰還してから植物学者のツッカリニと共著で『日本植物誌』を著した際にアジサイ属 14 種を新種記載している。
その中で花序全体が装飾花になる園芸品種のアジサイを Hydrangea otaksa Siebold et Zuccarini と命名している。
しかしこれはすでにカール・ツンベルクによって記載されていた H. macrophylla (Thunberg) Seringe var. macrophylla のシノニム(同一種)とみなされ、植物学上有効名ではない。
にもかかわらず、牧野富太郎が自著の各種植物図鑑において Hydrangea macrophylla Seringe var. otaksa Makino の学名を用い種の記載者が Seringe で変種の記載者が牧野自身であるとする事実と異なる処置を行っていることから、一部の植物学書であたかも H. otaksa が植物学的な有効名であるかのような誤解が広まってしまっている。
牧野は上記の植物学的に不可解な処置と矛盾する言動をまた、著書の中で行っている。
シーボルトは自著の中で otaksa をアジサイが日本で「オタクサ」と呼ばれていると命名の由来を説明しているが、牧野は日本国内でこの呼称が確認できなかったことからシーボルトの愛妾の楠本滝(お滝さん)の名を潜ませたと推測し、美しい花に花柳界の女性の名をつけたとして強く非難している。
そして自らも新種の笹に自らの妻の名から「スエコザサ」と名付けた。
牧野のこの推測によって「オタクサ」の名はシーボルトとお滝さんのロマンスをイメージさせて文人作家の創作意欲を刺激し、詩歌にこの名を詠み込むことなどが盛んに行われている。
☆鑑賞
低木で、5月から7月頃、青、紫、ピンクなどの花(装飾花)を密につけ、手毬状をなす。初夏あるいは梅雨時期の風物詩として広く親しまれ、鑑賞用に庭園や公園に植栽されてきた。
また、咲き始めの頃は白っぽく、次第に色が変ってくることから「七変化」とも呼ばれる園芸種も多い。
日本全国各地にアジサイを境内に多く植えたアジサイ寺と呼ばれるような観光名所がある。
公共の施設では大阪府民の森ぬかた園地、神戸市立森林植物園、舞鶴自然文化園に約5万株のアジサイが植えられている。
三重県津市にある「伊勢温泉ゴルフクラブ内の福祉と環境を融合したあじさい園」には 2万5000平方メートルに 56 種類・7万5000株のあじさい園が2008年6月より新設された。
また神戸市の裏六甲ドライブウェイおよび奥摩耶ドライブウェイ沿いには延々とアジサイが自生している。
箱根登山鉄道では開花時期に合わせ夜間ライトアップされたアジサイを楽しめる特別列車が運行されている。
岩手県一関市にある「みちのくあじさい園」は、15万平方メートルの杉山に300種・3万株のアジサイと、元日本アジサイ協会会長 故・山本武臣氏の収集・栽培品が「山本コレクションコーナー」として保存されている。
他には、寺院の名所として、アジサイ寺などと呼ばれる寺院が数ある。
by Kazyan's Green Box
Artistic flowers:hydrangea;紫陽花
2020/5/19//past am 08:30' shooting
2020/5/19//past am 09:00' upload
シルママ
2020/05/19
家の紫陽花は、まだまだ〜〜
紫陽花のお話、とても詳しくて勉強になりました。
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よっちー
2020/05/19
@kazyanちゃん🍀
今晩は🌛沢山のいいね❤ありがとうございます🙇一貫性の無い内容です😌南国の植物や地域性をお伝えしたいと思います😃✌紫陽花そろそろ出番ですネ昨年はGSの皆様の自慢の美し~い華やか紫陽花清楚な凛々しい紫陽花を心から堪能しましたまた紫陽花の季節楽しみですョ😃綺麗なお花に毒があるんですネ😱我が家のがく紫陽花は2月頃から咲き始めましましたkazyanちゃんの作品個展できますョ😃又お邪魔させて下さいね✨💕🎵
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ころわんママ
2020/05/19
こんばんは。
ひどい雨の1日でしたが、紫陽花の元気さに癒されました。幸せの妖精💕てんとう虫好きとしては、素敵なお名前、教えていただけてうれしいです\(^o^)/
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むらさき
2020/05/20
こんにちは😊
たくさんのいいね!ありがとうございます❣️😃
紫陽花大好きです❤️我が家にも何種類かあり💠💠山紫陽花が一足先に咲き出しました💠💠💕
紫陽花のお話とても勉強になりました🧐❣️ 📎させていただきました😃
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パッさん
2020/05/20
紫陽花って毒性持っていたのですね!
知らなかった。凄い勉強になります_φ(°-°=)
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Kazyan
2020/05/20
@パッさん
さん
初めまして、今日は😁
そうです!毒性が有ります⁉︎
意外に知らない方が多いみたいデス(^。^)
他にも「美しくて綺麗な花には毒がある」ことも知っておくべきでしょう⁉︎
花によっては、薬にもなり、毒にもなる花も有りますので、むやみに口にしたり、触ったりすることは危険デス‼️
小生は、三度ほど、口の中が痺れて痛い目に遭った経験があります。
幸いに飲み込まなかったので、大事には至りませんでした。
それからは、出来る限り毒性があるか無いかを調べるようになりました。
GSの投稿画像を観て気がついたら、注意のおコメを差し上げています。
更に、小生の投稿画像でも、毒性についての記述を出来る限りしています。
【医食同源】の投稿にも気遣いながらデス)^o^(
Have a nice beautiful Wednesday and enjoy your happy flowers life on GS site!!
See you “Carpe Diem!”
🌹🌹🌹🌹🌹❣️😊🙏🙇♂️👋👋
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場所
小さな庭
キーワード
アジサイ 紫陽花
万葉の藪庭の花々 和堂
紫陽花シリーズ 和堂
万葉の藪庭シリーズ編
植物
紫陽花 あじさい アジサイ
七星てんとう虫
♡昨日と一昨日の雨模様の中で、我が万葉の藪庭の幾つかの紫陽花が咲きはじめました。
雨があがった今朝は、ラッキーな妖精と言われているナナホシてんとう虫が、花蕾を啄みにやって来ていました。
@アジサイ:紫陽花のよもやま話
💠美しい紫陽花にも毒がある‼️
アジサイ:紫陽花/八仙花
学名 Hydrangea macrophylla)は、アジサイ科アジサイ属の落葉低木の一種である。
広義には「アジサイ」の名はアジサイ属植物の一部の総称でもある。
狭義には品種の一つ H. macrophylla f. macrophylla の和名であり、他との区別のためこれがホンアジサイと呼ばれることもある。
原種は日本に自生するガクアジサイ H. macrophylla f. normalis である。
概要: アジサイ, 分類(APG III) …
狭義のアジサイ(ホンアジサイ)は、日本で原種ガクアジサイから改良した園芸品種で、ガクアジサイに近い落葉低木。
6月から7月にかけて開花し、白、青、紫または赤色の萼(がく)が大きく発達した装飾花をもつ。
ガクアジサイではこれが花序の周辺部を縁取るように並び、園芸では「額咲き」と呼ばれる。
ガクアジサイから変化し、花序が球形ですべて装飾花となったアジサイは、「手まり咲き」と呼ばれる。
栽培は、梅雨期に主に挿し木によって繁殖させている。
日本、ヨーロッパ、アメリカなどで観賞用に広く栽培され、多くの品種が作り出されている。
原産地は日本で、ヨーロッパで品種改良されたものはセイヨウアジサイと呼ばれる。
変種のアマチャは稀に山地に自生するが、多くは寺院などで栽培されている。
☆民間では薬用植物として利用されている。
なお、後述の通り本種は有毒植物であるため、園芸や切り花として利用する際には取り扱いに注意‼️が必要である。
☆薬用
民間薬として葉、花が利用される。
初夏に花や葉を採って天日乾燥して生薬にする。
解熱に、乾燥させた花または葉10グラムを煎じて服用する用法が知られ、特に瘧(おこり、一定時間おいて起こる熱病)に効果があると言われている。
また、毒性を持つ一方で、漢方薬として使用されるアジサイの品種から、フェブリフジンが単離、嘔吐の副作用を克服する誘導体としてハロフジノンがマラリア治療薬として認可される。
また近年、自己免疫疾患など他の治療薬としても効く可能性が示唆され、生体内の標的タンパク質も判明するなど、新たな研究が進んでいる。
🚨毒性‼️
アジサイの保有する毒性に関して:
アジサイ属(広義アジサイ)の一部の種では、ウシ、ヤギ、人などが摂食したことによる中毒事例が報告されている。
症状は過呼吸、興奮、ふらつき歩行、痙攣、麻痺などを経て死亡する場合もある。
1920年にアメリカでアジサイの1種アメリカノリノキ Hydrangea arborescens によるウシとウマでの中毒について、下痢・体温上昇・呼吸数と心拍数の増加・骨格筋の強い収縮・足を突っ張って飛び上がるなどの症状が見られたが、対症療法により回復したと報告されている。
日本では2008年6月に、料理の飾りに使われたアジサイの葉を摂食した客が中毒する事故が発生し、嘔吐・めまい・顔面紅潮の症状を示した。
アジサイ属の毒性物質は明らかにされていない。
1920年のアメリカでの報告から、根から抽出されたヒドランギンという青酸配糖体(グリコシド)が中毒の原因であると考えられていたが、1963年にこれは誤りであると報告されている。
すなわち、ヒドランギンとされた化合物は実際には窒素(青酸)を含まないウンベリフェロン (7-ヒドロキシクマリン)であった。
また2008年の日本の中毒例でも、つくば市の件では青酸配糖体は検出されておらず、大阪では葉1グラムあたり29マイクログラムと微量であった。
これを受けて厚生労働省は2008年8月18日付けで「アジサイの喫食による青酸食中毒について(2008年7月1日)」の文書を廃止している。
2009年に京都薬科大学の吉川らは中国産のアジサイから青酸配糖体としてヒドラシアノシド類を単離したと報告したが、京都産のものには含まれないなど青酸配糖体の量や種類には品種による差があると述べている。
一方アジサイ科ジョウザン属のジョウザンに含まれるアルカロイドの一種、フェブリフギンがアジサイにも見られることが報告されているが、この化合物が中毒の原因であるかは明らかにはなっていないが、明らかな症例がある限りは、注意して取り扱うことに越したことはない‼️
♡花言葉❣️
「辛抱強い愛情」「一家団欒」「家族の結びつき」など。
☆名称
アジサイの語源ははっきりしないが、最古の和歌集『万葉集』では「味狭藍」「安治佐為」、平安時代の辞典『和名類聚抄』では「阿豆佐為」の字をあてて書かれている。
もっとも有力とされているのは、「藍色が集まったもの」を意味する「あづさい(集真藍)」がなまったものとする説である。
そのほか、「味」は評価を「狭藍」は花の色を示すという谷川士清の説、「集まって咲くもの」とする山本章夫の説(『万葉古今動植物正名』)、「厚咲き」が転じたものであるという貝原益軒の説がある。
@花の色がよく変わることから、「七変化」「八仙花」とも呼ばれる。
日本語で漢字表記に用いられる「紫陽花」は、唐の詩人白居易が別の花、おそらくライラックに付けた名で、平安時代の学者源順がこの漢字をあてたことから誤って広まったといわれている。
草冠の下に「便」を置いた字が『新撰字鏡』にはみられ、「安知佐井」のほか「止毛久佐」の字があてられている。
アジサイ研究家の山本武臣は、アジサイの葉が便所で使われる地域のあることから、止毛久佐は普通トモクサと読むが、シモクサとも読むことができると指摘している。
また『言塵集』にはアジサイの別名として「またぶりぐさ」が挙げられている。
シーボルトはアジサイ属の新種に自分の妻「おタキさん」の名をとって Hydrangea otaksa と命名し、物議をかもした。
これは Hydrangea macrophylla と同種であった。
☆特徴
青色と紫色の花
落葉低木で、樹高は1 – 2メートル。
葉は対生し、葉身は厚く光沢があり、淡緑色で葉脈のはっきりした卵形で、周囲は鋸歯状。
花序は大型で、5月から7月に紫(赤紫から青紫)の花を咲かせる。
一般に花といわれている部分は装飾花で、大部分が中性花からなり、萼が大きく花弁状で目立つ。
中央にある両性花は極小で目立たず、退化した雄蕊10本と雌蕊3 - 4本がある。
数え方は「◯朶(だ)」という。
母種のガクアジサイでは、花序の頂部がたいらで両性花が多数あり、密集した両性花の周囲だけに装飾花(中性花)がみられるが、アジサイ(ホンアジサイ)やセイヨウアジサイではほとんどが装飾花となっている。
また、装飾花の欠如した変種も知られている。(ガクアジサイ「三河千鳥」など)
☆花の色
花(萼)の色はアントシアニンという色素によるもので、アジサイにはその一種のデルフィニジンが含まれている。
これに補助色素(助色素)とアルミニウムのイオンが加わると、青色の花となる。
従来は理論の域に留まっていたが、最近、実際にアジサイの花で直接確認された。
アジサイは土壌のpH(酸性度)によって花の色が変わり、一般に「酸性ならば青、アルカリ性ならば赤」になると言われている(リトマス試験紙と逆なので注意されたい)。
これは、アルミニウムが根から吸収されやすいイオンの形になるかどうかに、pHが影響するためである。
すなわち、土壌が酸性だとアルミニウムがイオンとなって土中に溶け出し、アジサイに吸収されて花のアントシアニンと結合し青色を呈する。
逆に土壌が中性やアルカリ性であればアルミニウムは溶け出さずアジサイに吸収されないため、花は赤色となる。
したがって、花を青色にしたい場合は、酸性の肥料や、アルミニウムを含むミョウバンを与えればよい。
同じ株でも部分によって花の色が違うのは、根から送られてくるアルミニウムの量に差があるためである。
花色は花(萼)1グラムあたりに含まれるアルミニウムの量がおよそ40マイクログラム以上の場合に青色になると見積もられている。
但し、品種によっては遺伝的な要素で花が青色にならないものもある。
これは補助色素が原因であり、もともとその量が少ない品種や、効果を阻害する成分を持つ品種は、アルミニウムを吸収しても青色にはなりにくいとされている。
また、花色は開花から日を経るに従って徐々に変化する。
最初は花に含まれる葉緑素のため薄い黄緑色を帯びており、それが分解されていくとともにアントシアニンや補助色素が生合成され、赤や青に色づいていく。
さらに日が経つと有機酸が蓄積されてゆくため、青色の花も赤味を帯びるようになる。
これは花の老化によるものであり、土壌の変化とは関係なく起こる。
他に花が緑色の品種(ヤマアジサイ「土佐緑風」など)も知られており、観賞用として緑の花が販売されることもある。
しかし日本ではファイトプラズマ感染による「アジサイ葉化病」にかかったものも稀にみられる。
この病気の治療法は知られておらず、感染拡大を避けるため発病株は処分したほうがよいとされる。
☆分類
ガクアジサイ
この種は、装飾花の分布から、ガクアジサイと、狭義のアジサイ(ホンアジサイ)に分かれる。
またこれらとは別に、ヤマアジサイ Hydrangea serrata やハイドランゲア・スティロサ Hydrangea stylosa を同種とする説もある。
分子系統では、栽培種にヤマアジサイに近縁なものとH. stylosaに近縁なものとがあり、交配による多系統かもしれない。
*ガクアジサイ
原種 H. macrophylla f. normalis
房総半島、三浦半島、伊豆半島、伊豆諸島、足摺岬、南硫黄島、北硫黄島で海岸に自生する。 (足摺岬のものは人為的植栽起源)
このため、ハマアジサイとも呼ばれる。
高さは2 m程度だが、4 mに達することもある。
花序は多数の両性花を中心として、装飾花が周りを縁取る。
名称の「ガク」はこのさまを額縁になぞらえたものである。
花序は直径12–18 cm、装飾花は直径3–6 cmで色は白色・青色・淡青緑色・または淡赤紫色、両性花は濃紫色である。
葉は厚く、大きく(長さ10–18 cm、種小名 macro (大きい) phyllus (葉)の由来となっている。
葉の表面は濃緑色で光沢がある。
栽培品種に ‘花火’、‘城ヶ崎’ などがある。
*アジサイ(ホンアジサイ)
変種 H. macrophylla var. macrophylla
日本原産のガクアジサイの品種だが、自生しているという説もあり、起源ははっきりしない。
他のアジサイとの区別のためホンアジサイとも呼ばれる。
花序はほとんど装飾花のみからなり、種子ができるのはまれであるため、挿し木や株分けで増やす。
花序の大きさは20–25 cm程度である。
古く日本から中国へ伝わったものが、18世紀にさらにヨーロッパへと持ち込まれ、多くの園芸品種が作られた。
日本では輸入したものがセイヨウアジサイとも呼ばれる。
かつて、シーボルトはこの品種を H. otaksa と命名したが、学名としては現在では使われていない。
ちなみに学名上は、ガクアジサイより先に命名されたこちらがHydrangea macrophylla種の基亜種という扱いである。
*ヤマアジサイ
別種 Hydrangea serrata だが、亜種 Hydrangea macrophylla subsp. serrata 等とする説もある。
@シーボルトとあじさいと牧野富太郎
鎖国時代に長崎にオランダ商館員の一員として日本に渡来し、オランダ人と偽って出島に滞在し医療と博物学的研究に従事したドイツ人医師にして博物学者シーボルトは、オランダに帰還してから植物学者のツッカリニと共著で『日本植物誌』を著した際にアジサイ属 14 種を新種記載している。
その中で花序全体が装飾花になる園芸品種のアジサイを Hydrangea otaksa Siebold et Zuccarini と命名している。
しかしこれはすでにカール・ツンベルクによって記載されていた H. macrophylla (Thunberg) Seringe var. macrophylla のシノニム(同一種)とみなされ、植物学上有効名ではない。
にもかかわらず、牧野富太郎が自著の各種植物図鑑において Hydrangea macrophylla Seringe var. otaksa Makino の学名を用い種の記載者が Seringe で変種の記載者が牧野自身であるとする事実と異なる処置を行っていることから、一部の植物学書であたかも H. otaksa が植物学的な有効名であるかのような誤解が広まってしまっている。
牧野は上記の植物学的に不可解な処置と矛盾する言動をまた、著書の中で行っている。
シーボルトは自著の中で otaksa をアジサイが日本で「オタクサ」と呼ばれていると命名の由来を説明しているが、牧野は日本国内でこの呼称が確認できなかったことからシーボルトの愛妾の楠本滝(お滝さん)の名を潜ませたと推測し、美しい花に花柳界の女性の名をつけたとして強く非難している。
そして自らも新種の笹に自らの妻の名から「スエコザサ」と名付けた。
牧野のこの推測によって「オタクサ」の名はシーボルトとお滝さんのロマンスをイメージさせて文人作家の創作意欲を刺激し、詩歌にこの名を詠み込むことなどが盛んに行われている。
☆鑑賞
低木で、5月から7月頃、青、紫、ピンクなどの花(装飾花)を密につけ、手毬状をなす。初夏あるいは梅雨時期の風物詩として広く親しまれ、鑑賞用に庭園や公園に植栽されてきた。
また、咲き始めの頃は白っぽく、次第に色が変ってくることから「七変化」とも呼ばれる園芸種も多い。
日本全国各地にアジサイを境内に多く植えたアジサイ寺と呼ばれるような観光名所がある。
公共の施設では大阪府民の森ぬかた園地、神戸市立森林植物園、舞鶴自然文化園に約5万株のアジサイが植えられている。
三重県津市にある「伊勢温泉ゴルフクラブ内の福祉と環境を融合したあじさい園」には 2万5000平方メートルに 56 種類・7万5000株のあじさい園が2008年6月より新設された。
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岩手県一関市にある「みちのくあじさい園」は、15万平方メートルの杉山に300種・3万株のアジサイと、元日本アジサイ協会会長 故・山本武臣氏の収集・栽培品が「山本コレクションコーナー」として保存されている。
他には、寺院の名所として、アジサイ寺などと呼ばれる寺院が数ある。
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