警告

warning

注意

error

成功

success

information

バルボフィラム コロリフェラムの一覧

いいね済み
37
阿南田零
昨日開花した今年のコロリフェラム1番花はちとショボイ。けど昨年より約2週間早かった。 バルボフィラム コロリフェラム Bulbophyllum corolliferum J.J.Smith (1917) シノニム:Cirrhopetalum curtisii (Bulbophyllum curtisii はBulbophyllum purpurascensのシノニムとして優先権があるのでBulbophyllum corolliferumのシノニムとしては非合法名) 誤同定によるフェイクネーム: Bulbophyllum auratum(有名なフェイクネーム個体=Bulbophyllum auratum 'Other World') ボルネオ、マレー半島、スマトラ、タイ原産 低地のマングローブ林等の樹幹に着生 年々初花が早くなってきてるのは株が充実してきてるせいか?入手した頃に比べると葉の長さも3倍くらいになって25cmある。もう小型種とは呼べない😩 匍匐茎も長めだし、根も先端だけ着生させて大部分は空中にむき出し状態なので、温室内など十分に高湿度を維持できて水切れしない環境ならヘゴ付けやバスケットの方が育てやすいとは思うんだけど、うちではそうもいかないのでプラ鉢+椰子ガラでほぼ年中腰水。なのですぐ鉢から飛び出してしまう。バルボばかり育ててると、この手のタイプが結構多いので、保温のためじゃなく保湿のために温室が欲しくなる。 あ、そうそう、においは生魚系。アナンダレイやジア ホー ゴールデン アンブレラとよく似た感じ。ちょっとキュウリっぽさが混じる?でも近くでクンクンしないと気づかない程度の微香性。
いいね済み
45
阿南田零
今シーズンはもう絶対咲かないと思ってたのに咲いたよ。今シーズン最終5輪目。 バルボフィラム コロリフェラム Bulbophyllum corolliferum J.J.Smith (1917) 現在、朝の最低気温11℃、日中18~20℃くらい。これまでは、最低気温15℃、最高気温22℃あたりが開花の閾値みたいな感じで、今の温度だと絶対花芽の動きが止まって、春までそのままか途中でシケてたので、この時期咲くとは全く予想してなかった。ちょっとビックリ。 さて、以前から、このcorolliferumとauratumとroxburghiiがよく混同されてる、auratum 'Other World'という銘で出回っているものはauratumではなくてcorolliferumって話を何度か書いるけど、corolliferumと他の2種の簡単な見分け方を1つ2つ。 まず、見ての通りcorolliferumの花茎は短くて(特にこの黄花タイプは短い)、花茎の長さが葉の長さを越えることはない。一方、他の2種は花茎が比較的長く伸びるので、どんなに花茎が短くても葉と同じくらいの長さはある。 また、他の2種は葉に赤系の色素が乗りやすく、よほど日照が不足してなければ、花色が何色だろうが、多かれ少なかれ葉脈や葉裏に赤紫色が出る。corolliferumはどんなに花色が濃くても葉は明るいグリーンで、赤系の色素が乗ることはない。 なのでcorolliferumの'Red Leaf'とか'Purple Leaf'という名前で出回っているのはcorolliferum ではなくてauratum。ちゃんと花茎も長い。 どうも、黄色い花=auratum、濃い赤紫の花=corolliferumと思われがちみたいだけど、黄花はauratumでもレアカラーだし、濃い赤紫はroxburghii以外の2種の花色としては普通。
いいね済み
92
阿南田零
   ――《続き》―― 間違いといえば、このコロリフェラムとバルボ オーラタム(Bulbophyllum auratum)、バルボ ロクスバーギー(Bulbophyllum roxburghii)の三者は互いによく取り違えられています。 たぶん、①デイジー咲きのバルボの中では小さめの花で、②下蕚片が屈曲または湾曲して下垂する点や、③下蕚片の表面に粘液が分泌される点、④上蕚片や花弁の微細構造も似ている点等が誤認の原因なのだろうと思います。 ネットでも、この3種のいずれかの名前で画像検索をかけると、必ず他の2種の画像も、(間違った名で!)上がってきます。 有名どころでは、Bulbophyllum auratum ‘Other World’という、アメリカ蘭協会で入賞したこともある個体がありますが、実はそれはオーラタムではなくてコロリフェラムです。 これは、‘Other World’という名で流通しているオーラタムの中に、間違えてコロリフェラムが混じっている、という意味ではなく、‘Other World’という名で流通している個体全てがコロリフェラム、という意味です。最初に個体名をつけた時に同定を誤って、それがそのまま広まったんでしょう。 興味のある方はauratum ‘Other World’というキーワードで画像検索してみてください。今回載せたこの花そっくりの画像ばかりが出てきますので。 ちなみに、うちの個体の入手時の名前は、コロリフェラムでもオーラタムでも、ロクスバーギーでもなくCirr. sp. でした😅
いいね済み
79
阿南田零
今朝の撮って出し。 昨日の夜はまだ開いてませんでした。先週の土曜には、もう蕾が傘状に開いてたのに、そこから開花まで1週間かかりました。そういう性質なのか、気温が低くて時間がかかったのか・・・? たぶん後者ですね。なんせ、去年は今頃に花芽が覗いたものの、その後全く動かないまま冬を迎えたので、きっと本来の開花期の温度はもう少し高いんだろうと思います。 ちなみに去年の花芽は、さすがに春まで引っ張ったら、しけたかな~と思ったら生きていて、咲くのかな~と思ったらデンドロの高芽よろしく新芽になりました😅 そうそう、これの名前ですが、 バルボフィラム コロリフェラム Bulbophyllum corolliferum ラン科マメヅタラン属(バルボフィラム属) です。タイ、マレー半島、スマトラ島、ボルネオ/カリマンタン島の低地、河口に近い河畔林やマングローブ林に分布するとされています。ベトナムやフィリピンも分布域としている文献もあります。花色はこの黄色の他、限りなく白に近い薄ピンクから、ワインレッドに近い濃いピンクまで変異に富みます。 ――以下、学名の話ですので興味のない方は飛ばしてください。―― コロリフェラムは、シルホペタルム カーティシー(Cirrhopetalum curtisii)として、紹介、流通されていることもしばしばあるようですが(特にこの黄色い花のタイプ)、Cirrhopetalum curtisiiは現在、Bulbophyllum corolliferumのシノニムとなっています。 時には Bulbophyllum curtisiiとする表記も見かけます。これはCirrhopetalum属が、現在Bulbophyllum属のシノニムになっていることからそのように表記されているのだと思います。しかし、Bulbophyllum curtisiiという名はCirrhopetalumがBulbophyllumに統合される前に、別のバルボの名前として記載されているので、コロリフェルムのシノニムとしても不適格、失格です。 ちなみに、Bulbophyllum curtisiiとして記載されたことのある“別のバルボ”というのは、現在、バルボフィラム パープラセンス(Bulbophyllum purpurascense)と呼ばれています。なので、パープラセンスのシノニムリストにはBulbophyllum curtisiiが登場します。        ――《続く》――
  • 前へ
  • 1
  • 次へ
15件中 1-15件 を表示

人気のコラム一覧

2024.02.14

春に咲く花といえば?4〜6月に見頃を迎える春の花一覧

by.GreenSnap編集部
2019.10.16

簡単DIY!「100均製氷ケース」で多肉ポットを作ろう!

by.hana (a piece of dream*)
2022.08.31

クローバー(シロツメクサ)の花言葉|葉の枚数によって幸せにも怖い意味にも...

by.GreenSnap編集部
2020.01.29

カット苗を買ってきたら?購入後の手順と根を出させるコツ

by.mokutaro(杢太郎)
2020.01.15

小さな多肉がギュギュぎゅっと。魅惑の「多肉畑」へようこそ!

by.内田アリ
2024.02.14

冬に咲く花といえば?寒い時期を彩る人気の冬の花一覧

by.GreenSnap編集部