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植物雑学のメモ(草香)の一覧

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草香
パイナップル🍍実がなっている姿は、写真では見たことがあったけれど、実物を見るのは初めて😲! 叢生する葉から花軸が伸びて、その先に結実するのですね。果実のヘタの部分は冠芽(かんが)、あるいはクラウンと呼ばれ、日除けや雨どいの役割を果たしているそう。 このクラウンは、鉢植えにして育てることができることから、最近は食べたあとに植えつける人も多いと聞きます。調べてみると、付け根部分から果肉と余分な葉を取り除き、3~5日乾燥させた後に水差しや水苔に挿して、発根を待つ方法が一般的なのかな。発根した後は土に植えかえて、結実するまでのあいだ観葉植物として楽しめるそうです😌ただし、越冬するには最低でも5度は欲しいとのことで、関東以南じゃないと厳しそうですね…🌨️ また、写真のパイナップルは綺麗に育っていますが、果実の下には裔芽(えいが)と呼ばれるパイナップルの成長を阻害する新芽が形成されることがあるそうです。この部分は取り除いて、クラウン同様に挿し芽にするとよいとのこと🌱 他に、親株の脇に発生する吸芽(きゅうが)と呼ばれる新芽も同様に利用可能だそうです。 フィリピン中部のパナイ島には、パイナップルの葉から繊維を取り出し、「ピーニャ」という布を生産する文化があると聞きます。パイナップルはコロンブスが新大陸から持ち帰った作物のひとつですから、この文化は16世紀以降に築かれた比較的新しいものであると推測できますね!持ち込まれた作物を余すところなく利用しようとする精神に脱帽です😳 メモ パイナップル科 アナナス属
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草香
先史時代から薬草とされていて、ネアンデルタール人の人骨が発見されているシャニダール洞窟からも、この花粉が発見されているそう。薬草学の父とされる古代ギリシアの医者・薬理学者"ディオスコリデス"も薬効を説いているという。 日本には1900年に観賞用として導入され、北海道では牧草地を中心に帰化しているようだ。写真のセイヨウノコギリソウも、牧草地で見つけた。 花と葉はハーブティに用いると、強壮効果や解熱効果が見込めるという。 外用に利用する場合は、生の葉を傷口に当てて消毒薬としたり、そのまま噛んで歯痛を和らげるのに使われるという。若葉は生のまま刻んでサラダにもできるそうだ。 メモ Yarrow(英名) キク科 ノコギリソウ属 ディオスコリデス(A.D.40~90) ネロ治世下の古代ローマで活動した。軍医としての経験や薬草の知識などをまとめて"薬物誌"を著し、ガレノス医学と並んで1500年にわたり、西洋医学の基本文献だった。11世紀前半にブワイフ朝に仕えて医学典範を著したイブンシーナ(アヴィケンナ)もこれを参考にしていた。 医学の父として有名なヒポクラテスが知っていた薬剤が130種あまりだったのに対して、ディオスコリデスは1000種近くの生薬を上げている。 「理論より事実を、書物より自分の観察を重視して編集した」─ディオスコリデス─
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草香
道の上に見つけたハンノキ属の葉と果穂が気になり、持ち帰って調べてみた🍃 疑問1.種類は何か🤔? 果穂の形状/細長い果鱗/葉の基部が左右不対称であること/脈腋にのみ毛があること 以上から"オオバヤシャブシ"と考えたが、分布域から外れていた。 さらに調べると、ハンノキ属の根にはフランキア属の放線菌が共生し、窒素固定を行うとあって、オオバヤシャブシは緑化に使われているようだ。自分の地域でも、肥料木として、使われている記録があるので、分布域の問題は解消された。 ────────────────── 備考 疑問2.ハンノキ属は紅葉しない🤔?🍃 落葉した葉のいずれも、緑のままの状態で落ちていた。 紅葉の仕組み🍁🍂 1.秋になり気温が低下すると、葉緑体の機能が低下し、光エネルギー過剰の状態になる。 2.この光エネルギーが活性酸素を生じさせ、葉緑体の機能はさらに低下、クロロフィルは破壊され始める。 3.紅葉の成分のアントシアニン(黄葉にはない)には、青-緑の波長を吸収し、葉緑体に光が当たりすぎないよう保護する役目がある。 4. つまり、葉は気温が低下して弱った葉緑体が少しでも長く光合成できるように、アントシアニンを合成する。その結果、紅葉の現象が起こるということでした。 黄葉はアントシアニンを持たず、クロロフィルが破壊されることで、元々持っていたカロチノイドの色素が目立つようになるからとのこと。 でも、それならば、どうしてハンノキ属は色が変わらないのだろう🤔 調べたら、クロロフィルはピロール環(C4H5N)が4つ環状に繋がった分子であることが、鍵🔑となるようだ。 根粒菌を持たない植物は落葉する前に、クロロフィルに含まれる窒素を回収し成長組織に運ぶのですね。 紅葉・黄葉には、植物が窒素を回収することも関係しているということなのかな? ハンノキ属は窒素固定細菌を根に持っているから、クロロフィルから窒素を回収する必要がない。だから、色を変えずに落葉するということですね。 なるほどです😌 メモ オオバヤシャブシ(大葉夜叉五倍子) カバノキ科 ハンノキ属
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