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葉牡丹を育てている方は夏越しに挑戦してみませんか。一般的に植物が苦手とする夏を乗り越えると、また美しい葉牡丹の葉や花を翌年も楽しむことができます。
今回は葉牡丹の夏越しについて解説しています。方法や時期を記載したのでぜひご参照ください。
葉牡丹は冬が見頃の植物です。梅雨が終わり夏になると気温が高くなり葉牡丹にとっては苦手な季節となります。
ヨーロッパを原産とする葉牡丹はとくに日本の高温多湿の気候を好まないため、梅雨以降になると生育が悪くなります。
湿気が生じて病気になることや、日差しの強さから株が弱ることもあるので、このような苦手な環境を乗り越えさせてまた葉牡丹を楽しむことを夏越しと呼びます。
葉牡丹の夏越しの準備として、水やりの頻度を徐々に下げてきます。通常は葉牡丹の土の表面が乾いてからの水やりをしますが、夏越しの準備として土の表面が乾いてから数日後に水やりをするなど、通常期よりも頻度を落としてください。
夏越し以降に植え替えが必要になるため、現在使用している鉢よりひとまわり大きなサイズの鉢を用意します。
葉牡丹を日の当たらない場所に移動をさせる必要があるため、移動スペースの確保もしておきましょう。
葉牡丹の花が終わったら夏越の準備をしましょう。だいたい5月以降の気温が20℃以上になった頃から夏越の準備に入ります。
葉牡丹を雨が当たらない場所に鉢ごと移動させてください。風通しのよい日陰または半日陰がおすすめです。葉牡丹は多湿を嫌うため、水やりの頻度を下げます。土の表面が乾いたのを確認したあとすぐに水を与えるのではなく、数日待ってから水やりをしましょう。
鉢の下に受け皿を使用している場合は、皿の中に水がたまっていると湿気の原因となるため残った水は処分してください。
秋になったら鉢で育てている場合は植え替えをしてください。ひとまわり大きな鉢にしましょう。9月以降が植え替えのタイミングです。この時期に植え替えておくと冬の最盛期にまた美しい葉を楽しませてくれます。
鉢だけでなく土も交換してください。水やりの頻度を落としていたとはいえ、葉牡丹が根から養分を吸っていたため土も劣化しています。新しい土にすると秋以降も元気になるので交換しましょう。その際は根についた古い土をしっかり落とすことが大切です。
夏は半日陰または日陰で管理していたため、すぐに直射日光に当てると葉牡丹が葉焼けすることがあります。
葉焼けとは葉の色が変色することで、葉牡丹の葉が薄くなったり、黄色く見えたりします。株が弱ることもあるため、すぐに強い光に当てるのではなく徐々に日差しにならしていってください。
冬の植物というイメージのある葉牡丹ですが、冬以降も楽しむことができます。夏越しをすればまた花が咲くので、ぜひ挑戦してみませんか。
前年とは違った魅力の葉牡丹を楽しむことができるかもしれませんよ。
GreenSnap編集部