イワヒバの画像

イワヒバの育て方

  • イワヒバ科
  • イワヒバ属

イワヒバの基本情報

ジャンル

草花

形態

多年草

学名

Selaginella tamariscina

別名

クッションモス,イワマツ,

原産地

東南アジア

イワヒバの性質

栽培難易度

やや易しい

耐寒性

普通

耐暑性

普通

耐陰性

あり

時期

植え付け・植え替え

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肥料

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イワヒバの育て方

岩場などに自生するイワヒバは、盆栽などで人気のあるシダ植物です。

ある程度までしか生長しないことや、新緑や紅葉が楽しめること、また長寿であるなどイワヒバは魅力たっぷりです。

その育て方から種類、花言葉などをご紹介します。

基礎情報

日当たり

品種や株の大きさによって、イワヒバの好む日当たりは変わってきます。それぞれに合った日当たりを確認しなければなりません。

イワヒバは日光の当たり具合によって葉芸や葉色などに影響を受けてしまうので、日当たりは重要なポイントになります。

特に7〜8月の強い日差しには注意が必要です。

日差しの強い場所だと葉焼けを起こしてしまう場合があるので、寒冷紗などで遮光しているのなら二重に張る必要があります。

ですがあまりに日光を遮ってしまうと今度は葉の青みが増してしまいます。

曇天または雨天の日には遮光材料を外すようにしましょう。

 

置き場所

基本的な置き場所は、一日中日光があたるような場所を選ぶことです。

そして遮光材料で日射を半分ほど遮るようにします。

手に入るようならばヨシズが最適ですが、寒冷紗のような遮光ネットが扱いやすいかもしれません。

昼間は家を空けているので遮光するような管理が難しい、という人は午前中だけ日が当たるような半日陰で管理するとよいでしょう。

多くの品種はそれで培養が可能なはずです。

 

水やり

イワヒバは水分を好みます。それでいて水分が溜まったままの状態を嫌う習性があります。

雨などで培養土が潤っているようでしたら水やりをする必要はありません。

土が乾いている時は鉢底から水が流れるまでたっぷりと与えます。

この時、株元に水をやるのではなく、葉の上から水をかけるように与えてください。梅雨明けは特に注意が必要です。

湿度が多い上に梅雨明けの急な日射を受け、根腐れが起こりやすくなっています。

逆に強い日差しを浴び続けて乾燥してしまうのもよくありません。

水やりの際に鉢の周りにも水をまいておくと、乾燥防止になります。

真夏は朝と晩に水やりをするのですが、朝は忙しくてできないのでしたら家に帰ってからたっぷりと水をあげましょう。

イワヒバは乾燥に強いので、冬の水やりはあまり必要ではありません。

ただ、晴天が続いて培養土が乾いているような時だけ、鉢の底から水が流れてくるまであげます。

冬は冬眠状態になっていますので、水をあげても葉はあまり開きません

元気がないと勘違いして、水やりをしすぎないように気をつけましょう。

 

肥料・追肥

イワヒバは岩場に自生する植物ですので、肥料をそれほど必要としません。

株がまだ若い時などは、肥料を与えると逆に枯れてしまいます

またイワヒバは生長が非常にゆっくりなので、肥料を与えてもその効果を目にすることは難しいです。

生長しないからと肥料を与えすぎたら、株が弱ってしまったり病気になってしまうことになるので気をつけましょう。

肥料を与える場合は基準希釈量の5〜10倍ほどに薄めた液体肥料を月に1回程度にするとよいです。

1〜2年おきに植え替えている場合は、肥料を与える必要はありません。

 

用土

肥料をあまり必要としないイワヒバですが、土は非常に重要です。

イワヒバが元気に育つかどうかは、その培養土の良否に左右されます。

培養土に必要な条件は、排水性と保水性がよいこと、清潔であること、酸性土であることです。

鹿沼土単用の場合はなるべく硬めのものを、また日向土や桐生砂などを2〜3割ほど混ぜたものでもよいでしょう。

清潔な状態が好ましいので、不純物の多い土や古い土は使わないようにします。

土は使用する前に日光消毒などを行いましょう。酸性土を保つためにも、1〜2年に一度くらいは植え替えをした方がよいです。

 

植え替え・植え付け・種蒔

植え替えには5〜7月頃が適しています。暖かい地域でしたら9月くらいまでは植え替えをしても大丈夫です。

12月〜3月の冬眠期間は必ず避けましょう。

使用していた鉢より一回り大きなものを用意し、鉢底にゴロ石や粗粒磔などを敷きます。

その上に指先ほどの大きさの粗粒を入れ、培養土をかぶせます。

この時に土はふるって大粒と中粒に分け、粒の大きなものから入れるようにします。

株を中央に置いたらその周りにも培養土を入れて植え込みます。

入れ終わったらピンセットなどで培養土を充分にすき込んで完成です。

 

増やし方

イワヒバは挿し芽で増やすことができます。5〜6月頃に行います。親株の葉の一部を切り取り、乾燥しないように早めに挿します。

切り取る時はあまり小さくならないようにしましょう。そして水洗いした清潔な培養土を使います。

水洗いして乾燥させてから、ふるいにかけて微塵粒子を取り除きます。

それから育苗箱または平鉢に土を敷き、挿し穂を裏返しにして並べます。挿し穂同士はあまりくっつけて置かないようにしましょう。

そして上から培養土をふりかけて固定します。日陰に置いて毎日水をやると、一カ月ほどで芽が出てきます。

 

病気・害虫

イワヒバに一番発生の多い病気が「ベト病」です。周りの葉から茶色くなっていき、次々に感染します。

見つけたらすぐに薬剤を散布します。

肥料をやり過ぎることが大きな原因ですので、肥料を多めにやる場合は予防に薬剤も散布しておきましょう。

また「ヨトウムシ」という幼虫が葉を侵食することもあります。

イワヒバの葉先がわずかに茶色くなっているのを見つけたらヨトウムシがいる確率が高いです。

ヨトウムシはイワヒバの葉に似ているため、よく観察することが大事です。見つけたら薬剤を散布します。

 

薬用や用途

民間療法として、強壮や活血、腰痛、利尿などに煎服します。

 

管理温度

イワヒバは冬眠する習性を持っています。一般的には秋の終わりあたりから水やりをひかえます。

冬の間の雪や雨が少ない地域でしたら、特別なにかしなくてもただ自然にまかせるだけで冬を越せることも多いです。

そして暖かくなってくるお彼岸あたりに冬眠から起こして水をあげます。

特に温度は気にせずに、自然に放置しても大丈夫です。

 

種類・品種

江戸時代から盛んに品種改良が行われてきたイワヒバは、今では200以上の品種を持つとされています。

現在でも毎年何種類かの品種が生まれているようです。よく栽培されている品種をいくつか挙げます。

金華山」は人気の品種の1つです。春には濃い緑色に、夏にかけて徐々に斑が入り、秋になると全体が紅葉します。

紫金欄」は横に広がった大きな葉が特徴です。

新芽の頃になると葉に金色の斑が入り、夏には鮮やかになると共に葉の中心が紫色に変化します。

そして秋には葉が赤みを増します。「御所錦」は、葉の先がだんだんとオレンジ色になる品種です。

夏が近づくと葉に白色のぼかしが入り、秋には再びオレンジ色に染まります。

泰平冠」も人気が高く、丸みのある厚い葉肉が特徴です。

春には芽先に金色の斑が現れ、それがだんだんと広がっていきます。秋には金色を残しつつ紅葉した姿を見ることができます。

 

トリビア

風水

イワヒバを含むシダ植物には、気を静める効果やリラックス効果があるといわれています。

また悪い気を吸い込み、良い気に変えてくれる効果もあるとされています。

 

花言葉

イワヒバの花言葉には「長寿」「負けない心」「稔り」などがあります。

イワヒバは長く生きることから「長寿」という花言葉が生まれたようです。

縁起の良い植物なので、高齢者の方のお祝いなどに贈ることも多いです。

また、水が足りていない時に葉を内側に丸めて新芽を守ろうとするため「負けない心」「稔り」という花言葉も生まれました。

 

由来伝承

イワヒバの和名は「岩檜葉」です。これはイワヒバが岩場に自生し、また葉がヒバに似ていることから呼ばれるようになりました。

別名に「岩松」「長寿草」などがあります。

 

まとめ

盆栽として人気の高いイワヒバは、その花言葉からも年配の方の趣味に合っているようです。

季節ごとに色彩を変えるイワヒバは観賞用としても楽しめ、その花言葉や生長は見る人の心を穏やかにしてくれるのではないでしょうか。

 

takenaka

takenaka

お花と植物を愛するライター。 お花と植物と共に暮らすグリーンライフに憧れて、去年お庭付きの一軒家に引っ越しました。まだまだ理想のお庭にはほど遠いけど、週末の楽しみは少しづつお庭の手入れをすることです♪

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