ネモフィラの画像

ネモフィラの育て方

  • ムラサキ科
  • ネモフィラ属

ネモフィラの基本情報

ジャンル

草花

形態

一年草

学名

Nemophila

別名

原産地

北米西部

ネモフィラの性質

栽培難易度

やや易しい

耐寒性

やや強い

耐暑性

弱い

耐陰性

時期

種まき

1
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植え付け・植え替え

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肥料

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開花

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ネモフィラの育て方の画像

ネモフィラの育て方

日本名で瑠璃唐草とも名付けられるほど、人気の種は青空のようなブルーの花を咲かせるネモフィラ。

北アメリカ原産の一年草ですが、日本ではひたち海浜公園をはじめ、あちこちで育てられています。

今回はそんなネモフィラの育て方について簡単にご紹介します。

基礎情報

日当たり

ネモフィラは、少々の日陰でも育ってはくれますが、好むのは日当たりのいい場所です。

その代表地として、「国営ひたち海浜公園」が挙げられるでしょう。

空と溶け込むように丘一面にネモフィラが咲かせてあり、その周囲には大きな樹木はありません。

可能ならば、育てたいとお考えの方も、花壇のグランドカバーとして、

もしくは芸術作品のようにどこか1画の一面などに、周囲に樹があまりない環境で育ててみると、

もっと丈夫で華やかに育ってくれるのではないでしょうか。

 

置き場所

もともと北アメリカ原産の一年草なため、比較的耐寒性は高く、霜や凍結さえなければ戸外でも育てることは可能です。

花壇などの屋外で育て、室内には取り込まないでおきましょう。

暑さには弱いのですが、一年草のため、春の開花後には枯れてしまうので夏の心配をする必要はありません。

 

水やり

ネモフィラは季節ごとの水やり方法の変更は、特にないですが、水のやり過ぎには必ず注意しなければなりません。

ネモフィラは比較的水を与えすぎる必要のない植物のため、

土の表面が白く乾いてきたら水を与える程度の頻度にしておきましょう。

基本的に乾燥気味にしておくのがベストです。

なおネモフィラは秋播きの一年草のため夏には枯れています。

したがって夏の水やりの必要はないと考えて良いでしょう。

 

 

冬はまさにネモフィラが生長する時期です。

けれども水を特別多く与えなければならないわけではありません。

鉢の土の表面が乾いたら、その都度与える程度で問題ありません。

むしろ与えすぎないように注意してください。

水はけをよい土、よい器で育てることで、余分な水分が残らないようにしておくことも大切でしょう。

 

 

肥料・追肥

ネモフィラは、水や肥料が多すぎると茎葉が異常に茂り、背丈が高くなり草姿が大幅に乱れるなど、軟弱に育ってしまいます。

そのため、肥料を与える場合には少量を心がける必要があります。

鉢植えの場合には、緩効性化成肥料を置き肥として、葉の色がよくなくなった際には液体肥料を足す程度で問題ありません。

一方庭植えならば、肥料は元肥も控えめに与えておいたうえで、植え付けましょう。

その後は葉色が悪くなった際にだけ、即効性化成肥料を足すぐらいで大丈夫です。

頻度としては年2回。

もしくは春・秋に月1~2回液体肥料を与えるのもよいでしょう。

 

 

用土

ネモフィラは、よく乾燥気味で水はけのよい用土であれば、特に選り好みはしません。

そのため、市販の草花向けの培養土でも育成は可能です。

ただし肥料分の多いものは、使わないほうが美しく生長させられるでしょう。

なお自力で配合してみたいのならば、鉢植えならば赤玉土小粒6・腐葉土4の割合の配合土にしてください。

 

植え替え・植え付け・種蒔

植え付けをするのに最適な時期は、冬が来る前の秋10月ごろでしょう。

結果しっかりと根を張ることができ、株が大きくなるため春に花が沢山咲くようになります。

苗植えの場合には、植え替え等の急激な環境の変化には非常に弱い植物のため、

購入した苗を植え付ける際には根を傷つけないように細心の注意を払ってください。

深植えも避けましょう。

苗が不安定になる際は、株元にバークチップや小砂利を置くことで固定してしまいましょう。

一方の種播きの場合には植え替えのような心配は必要ありませんが、

花壇に直播きするほかに、ポット1つに3粒ずつ撒いて元気なものが育つようにするのもありでしょう。

最終的には、そのポットを後で他の植え替えと同様の処理を行うようにしてください。

そのまま育てていくといいでしょう。なお花壇に植える場合には、株と株の間を20センチ間隔であけて植えてください。

広いスペース一面にダイナミックに植え付けられれば、美しい景観を楽しめるかもしれません。

 

増やし方

ネモフィラを増やす方法は種蒔きです。

環境の変化に弱い性質から苗を移植するのが難しいため、

約10センチほど感覚を空けつつ庭の土やプランターに直接撒いて、弱い芽を間引きしつつ育てる必要があります。

春に花が咲き、ネモフィラが枯れる5月〜6月に種を取り出し、それらを秋まで乾燥し貯蔵しておきます。

そして9月〜11月の間に秋播きしましょう。

種は2mmくらいで、発芽適温は20℃くらいになっていますのでポットなどにいれて温かい場所で発芽させてください。

軽く覆土しておけば、10日ほどで発芽するでしょう。

 

病気・害虫

ネモフィラを育てる際に注意すべき病気は、ウドンコ病、灰被病でしょう。

ウドンコ病というのは、葉や茎の表面が白い粉にみえるカビで覆われる病気です。

発見したら早い段階で、殺菌剤をまいて病気の広がりを抑制しましょう。

一方の灰色カビ病は、多湿状態で起こりやすい病気になっています。

菌による病気であり、茎や葉が溶けるようにして腐っていくのが特徴です。

都度都度、茎、葉が混み合っていれば間引き、傷んだ花をこまめに取り除くことが対策となるでしょう。

 

 

管理温度

ネモフィラが育つのに適した温度は5℃〜20℃です。

比較的冷涼な気候を好む耐寒性一年草なので、特別な防寒なども必要ありません。

暖地ならばむしろ露地植えでも、充分に越冬が可能です。

ただし寒冷地でマイナス5℃以下になる場合がありならば、

霜には弱くないですが霜柱に弱いため、霜よけをはじめとした防寒が必要になります。

軒下で育てるか、もしくは霜が降りなくなる春に植えてしまいましょう。

 

種類・品種

ネモフィラには様々な種類がありますが、

中でも人気なのは空を写し取ったかのような花が咲く「ネモフィラ・メンジーシー」でしょう。

花の中心がまるで雲のように白く株いっぱいに花を咲かせるのが特徴です。

花色は他にも紫や白いものがあります。その他にも、5うの花びらの先に点々とした濃紺の斑点の入った「ファイブ・スポット」や、

花弁が黒紫色でレースのような白い縁取りのついた「ネモフィラ・ペニー・ブラック」、

白の斑点模様の入った「ネモフィラ・スノーストーム」などが挙げられます。

いずれも少女のドレスような可憐な色彩と模様をしているので、育てれば花が咲くのが非常に楽しみになるでしょう。

早春の花壇を美しく飾ってくれるに違いないので、是非とも気になる方は全種集めて育ててみてください。

 

花の形態(どんな花を咲かせるのか)

長日で開花するネモフィラは、多肉質の繊細な茎の先に愛らしい花を咲かせます。

具に見てみると、白に空色または青紫色の深い覆輪の模様を型取り、中心部に黒い点が5つ見て取れるでしょう。

種類によって色が異なり、青と白、紫と白、真っ白といったカラーの花を株を覆うほどに満開に数多く咲かせます。

なお葉も様々な色をしており、タマゴ型や楕円形の羽状の複葉で切り込みが入っているものもあります。

 

トリビア

風水

青色の「ネモフィラ・メンジーシー」は、イライラを抑制し、精神的に落ち着かせる効果があるとされています。

したがってストレスの溜まっている人は是非とも飾ってみてください。

なお東南方位に赤・桃色の花と一緒に飾れば、「こんな人が理想」というパワーを発揮してくれます。

 

 

花言葉

ネモフィラの花言葉は「可憐」「どこでも成功」「あなたを許す」。

花の姿形、色に因んだ素晴らしい言葉が揃っており、

「可憐」という言葉の意味を込めて女性のプレゼントとしても使えるでしょう。

もしくは喧嘩してしまった恋人との仲直りに渡すと、

「可憐」「あなたを許す」の両方の意味が込めることが出来ていいかもしれません。

もしくは仲直りデートにネモフィラが一面に咲いている場所に行くのも一案でしょう。

「どこでも成功」という言葉に因んで、新入生や新社会人に贈る花束に加えても良いかもしれませんね。

開花時期も春先なので日本ではピッタリです。

他にも「初恋」「愛国心」「荘厳」「すがすがしい心」などの花言葉も持っています。

いずれにせよ、お祝いの花としても非常に素晴らしいものなので、愛らしい姿を愛でつつ育ててみてください。

 

由来伝承

属名であるNemophila(ネモフィラ)とは、

ギリシャ語で「nemos」(意味:小さな森)と「phileo」(意味:愛する)を組み合わせた言葉です。

ネモフィラの原種が、森の周辺にある明るい日向に生息していることに由来しているのでしょう。

このネモフィラという言葉を冠した「ネモフィラの花」というギリシャ神話が存在しています。

内容は、深く愛し合っていた男女が、男の「彼女と結ばれるならば死んでもいい」という神への誓いが原因で男が死に、

一人取り残されたネモフィラという女性が、

男を追って天国まで来て泣き崩れる姿を哀れに思った神が彼女を花に変えたという話です。

かなり切ない物語ですが、神秘的で心惹かれますね。

しかも可憐な姿をしているネメフォアに女性の姿は確かに重なってみえるようです。

蛇足ですが、ネモフィラは、英語でその姿かたちから「Baby blue eyes(赤ちゃんの青い瞳)」、

日本では瑠璃唐草と呼ばれています。

 

まとめ

今回は可憐な少女のような花・ネモフィラの育て方について簡単にご紹介しました。

ネモフィラは水やりの手間があまりかからず育てやすいですが、美しく咲かせるには、手入れとチェックが多少欠かせません。

先に紹介させていただいたこと以外にも、開花している間に、

花柄や枯れた葉をこまめに摘み取るなどの剪定も行うようにしてください。

また湿気が籠るのも嫌うため、密生し始めたら下草の部分を刈り込んで風通しを良くしましょう。

冬には霜柱などで苗が浮き上がらないように、霜よけやマルチングも必要です。

大事に育てれば、きっともっと愛らしく咲いてくれますよ。

 

 

※トップ画像はPhoto by winterさん@GreenSnap

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FLORA

FLORA

1985年生まれ。 お花もグリーンも生活の一部。 休日はもっぱらグリーンのあるカフェ巡り。

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