テイカカズラの画像

テイカカズラの育て方

  • キョウチクトウ科
  • テイカカズラ属

テイカカズラの基本情報

ジャンル

庭木・花木

形態

つる植物

学名

Trachelospermum asiaticum

別名

原産地

日本、朝鮮半島

テイカカズラの性質

栽培難易度

やや易しい

耐寒性

普通

耐暑性

強い

耐陰性

時期

植え付け・植え替え

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2
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開花

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剪定

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テイカカズラの育て方の画像

テイカカズラの育て方

テイカカズラは日本が原産の植物で、上へ上へとはい上がるような習性を持っているため、緑のカーテンとして使われてきました。

白い花も身につけますが、どちらかといえば葉っぱを楽しむ植物です。

そんなテイカカズラの育て方について見ていきましょう。

テイカカズラの基礎情報

テイカカズラの日当たり

耐陰性があり、半日向の場所や午前中だけ陽が当たるような場所でもすくすくと成長します。

日当たりのいい場所ではよく花が咲くため、

花の鑑賞目的で育てるのであればできるだけ日の当たる場所で育てるのがおすすめです。

緑のカーテンなど、葉っぱを楽しんだりする目的の場合は、それほど気にする必要はありません。

ただ、夏の厳しい直射日光には弱く、葉焼けを起こして茶色っぽく変色してしまいますので注意が必要です。

 

テイカカズラの置き場所

岩肌や樹に絡みついて自生していたことから、管理する場所は日当たりがいい場所よりも、

半日向や午前中だけお日さまの当たる場所のほうが向いています。

また、水はけのよい場所であることも重要です。

土植えをする場合には、テイカカズラは寒さにやや弱いため、北海道や東北地方では向きませんが、

それ以外の地方ではグリーンカーテンとして用いるなど土植えをすることができます。

 

テイカカズラの水やり

テイカカズラはどちらかというと空気中の湿度が高い状態を好む植物です。

乾燥しすぎると葉っぱがぼろぼろと落ちてしまうため、健康的に成長させるには気をつけなければいけません。

鉢植えで育てる場合、土が乾いてきたと感じたら水をしっかりと与えるのですが、

このとき葉っぱにもばしゃばしゃと水をかけ与えてあげましょう。

こうすることで葉っぱが乾燥することを防げます。

特に春の生育期、夏の乾燥しやすい時期には注意が必要です。

夏の場合は朝と夕方の2回、乾燥の具合によっては3回の水やりをして、水切れの状態を避けます。

一方で土植えでテイカカズラを育てる場合には、夏の高温乾燥の時期には朝と夕方にたっぷりと水やりをする必要がありますが、

それ以外の季節には水やりをしなくても降雨だけで大丈夫です。

 

 

湿潤な環境を好むテイカカズラですが、冬になると成長が止まり、根からの水の吸収量も減る時期になります。

鉢植えの場合、この時期には水を与える頻度をやや控えめにします。

地植えで育てている場合は基本的には水を与える必要はありません。

 

 

テイカカズラの肥料・追肥

基本的にはテイカカズラに、肥料を与える必要はありません。ですが、発育が悪いならば液体肥料を与えたり、1月から2月の中旬に寒肥や9月の上旬に化成肥料を撒くなどして様子を見ましょう。

 

 

テイカカズラの用土

湿潤な環境を好むテイカカズラは、水はけがよく、それなりに水持ちのよい、肥沃な土での生育が相応しいです。

土が乾きやすい場所の場合は、土に腐葉土や堆肥を混ぜ込みます。

市販されている園芸用の用度を用いる場合には、そこに3から4割程度の小粒の赤玉土を混ぜてあげます。

他には小粒の赤玉土を6、腐葉土を2、バーミキュライトを2の割合でそれぞれ混ぜた用土を使う例もあります。

ただし、いくら湿潤な環境を好む植物であるからといっても、水持ちが良すぎる土で生育すると、

土が潤った状態が続き、そこからカビが発生して根腐れを起こす原因となります。お気を付けください。

 

 

テイカカズラの植え替え・植え付け・種蒔

テイカカズラを植え付けるのに適した時期は、生育が旺盛になる4月から7月の上旬、

もしくは酷暑が過ぎたあとの9月に行います。

あまり遅い時期に植え付けてしまうと、苗が根付いたとしても寒さから株を痛めてしまう恐れがあります。

なので、植え替えるときには適期を守るようにしてください。

根鉢の2〜3倍程度の大きさの植え花を掘ってあげて、

植え戻す土の1/3ぐらいの量の腐葉土と、元肥を合わせた土で植え付けます。

できるだけ湿潤な土になるように心がけます。

このときに、つるはあらかじめ短めに切っておきます。

テイカカズラは根が荒いので、枝葉がそのままだとそこから余分な水分が蒸散して抜け出してしまい、

根付かなくなる可能性があります。

また、つるが伸びやすい性質があるため、誘引できる環境も準備しておくのがよいです。

 

 

テイカカズラの増やし方

増やし方は挿し木と取り木の2種類があります。

元気そうな若い茎を探して、10cmから15cmほどの長さにカットします。

このとき、葉っぱは2枚から3枚だけ残して取り除いてしまいます。

切り取った茎は土に挿して、なるべく乾かさないように管理します。

取り木をするにはまず、気根と呼ばれる空気中に出ている根を探して、そこへ湿った水苔をまきます。

そこから根が出てきますので、下の部分で茎を切り離してしまい、鉢に植えて育てます。

取り木は挿し木に比べると数は少ないですが、成長速度が早いことが特徴です。

なお、挿し木をする場合には6月から8月、取り木をする場合には5月に行うように心がけましょう。

 

テイカカズラの病気・害虫

テイカカズラを育てる時に気をつけなければいけない害虫として、アブラムシ・カイガラムシといったものがあります。

これらの害虫はつるとつる同士が絡まり合って、風通しの悪い状態になることで葉っぱに発生します。

枝を間引いたり剪定をしてあげて風通しのよい状態にすることで、ある程度害虫を防げますが、

もしついていた場合は、歯ブラシを用いてかき落としてしまいましょう。

病気についてですが、テイカカズラは基本的にはかかりにくく、特に注意する必要はありません。

ですが、水持ちのよい土で生育しているときに水を上げすぎたりして、

土が潤った状態がずっと続きますと、そこからカビが発生して根腐れを起こす原因となってしまいます。

また、夏の厳しい直射日光には弱いです。葉焼けを招きます。適切な管理によって防げるので、注意してください。

 

 

テイカカズラの薬用や用途

漢方では強壮、解熱の効果が期待され、薬用としても用いられるテイカカズラですが、

葉っぱや枝などから全体的に毒があります。

誤って食べてしまうと麻痺、嘔吐といった健康を悪化させる症状を引き起こすため、絶対に使用しないでください。

緑のカーテンとして用いる場合、10mほどの高さまではい上がる習性を利用することができます。

周囲の気温・室温を下げる効果があるため、暑い夏を乗り切るためにも心強いです。

 

 

テイカカズラの利用部分

つるがはい上がるように伸びるため、その習性をグリーンカーテンとして利用します。

 

テイカカズラの管理温度

テイカカズラは暑さにはある程度耐性がありますが、直射日光を浴びると、葉焼けを起こしてしまう恐れがありますので、

夏の暑い時期は日陰で管理してあげるのがおすすめです。

寒さについては、ある程度耐性があるものの、北海道や東北といった、

寒くて霜の当たる恐れのある場所での生育は向いていません。

 

テイカカズラの種類・品種

日本が原産とされるテイカカズラですが、その品種改良は江戸時代から盛んに行われてきたようです。

新芽が白からピンクへと変わっていく、斑点模様の入った「ハツユキカズラ」は園芸品種としても人気が高いです。

トウキョウチクトウ(別名、トウテイカカズラ・スタージャスミン)はより純白で、成長が早いことが特徴です。

ジャスミンという名前を持ちますが、芳醇な香りを持つことが由来となっているだけで毒を持っています。

ケテイカカズラと呼ばれる品種は葉っぱや花柄の裏部分に毛が生えているのが特徴です。

 

テイカカズラの収穫

決められた形に仕上げるのでなければ、テイカカズラを剪定する必要は基本的にはありません。

ですが、グリーンカーテンに用いるなどの場合はある程度剪定してあげる必要があります。

グリーンカーテンの場合、太いツルを2から3本だけ残して、他のツルは元から切って取り除いてしまいます。

それ以降は、伸びすぎてしまったツルを刈り取って整えてあげる程度で大丈夫です。

刈り取って形を整える場合ですが、開花してからなるべく早い時期にするようにしましょう。

 

 

テイカカズラの花の形態(どんな花を咲かせるのか)

白い小さな花を群生させます。

花びらごとにやや角度がついていて、まるで船のスクリューのような形になるのが特徴です。

開花時期は5月から6月です。

 

テイカカズラのトリビア

テイカカズラの花言葉

テイカカズラの花言葉には、「優雅」・「優美な美人」・「栄誉」・「爽やかな笑顔」・「依存」というものがあります。

細長く、直立することのできない枝がよじ登れる場所を探してどんどんと地をはい伸びていき、

広がっていく習性、もしくは式子内親王のことを愛した藤原定家が、死後も彼女のことを忘れられず、

彼女の墓に植物として生まれ変わってまで絡みついた、という伝説から来ているとされています。

 

テイカカズラの由来伝承

キョウチクトウ科のテイカカズラ属に属しているテイカカズラ(漢字表記では定家葛)は、

先ほども触れたように式子内親王を会いしていた藤原定家が、

その死後に蔦かずらに生まれ変わって彼女の墓にまとわりついた、という伝説からその名前がつきました。

この伝説は謡曲の1つ「定家」に収められています。

古今和歌集には「み山には あられふるらし と山なる 『まさきのかづら』 色づきにけり」と詠まれていますが、

このマサキノカズラはテイカカズラの別名です。真拆の葛、もしくは柾の葛とも表記します。

また万葉集では「石綱」(いはつな)という名前でテイカカズラが登場します。

他にも古今集、新古今集、山家集で詠まれていることから、テイカカズラは古来より、

日本人にとって身近な植物であったと言えます。

学名は「Trachelospermum Asiaticum」といいます。

このトラシェロスペルマムという名前ですが、

ギリシャ語の「trachelos」(首)と「sperma」(種子)が合わさった言葉で、くびれている種子であることが由来となっています。

 

 

まとめ

今回は、テイカカズラについて紹介しました。

上へ上へとはい上がる習性を活かして、

容易にグリーンカーテンにすることができるため、手軽に緑の清涼感と涼しさを味わうことができます。

テイカカズラには、伝統的で、趣深いエピソードも見られ、よりたくましく見えますね。

今回の記事を参考に、是非テイカカズラを育ててみてください。

 

 

※トップ画像はPhoto by チョコさん@GreenSnap

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FLORA

1985年生まれ。 お花もグリーンも生活の一部。 休日はもっぱらグリーンのあるカフェ巡り。

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