ニチニチソウの画像

ニチニチソウの育て方

  • キョウチクトウ科
  • ニチニチソウ属

ニチニチソウの基本情報

ジャンル

草花

形態

一年草

学名

Catharanthus roseus

別名

ビンカ

原産地

マダガスカルなど

ニチニチソウの性質

栽培難易度

易しい

耐寒性

弱い

耐暑性

強い

耐陰性

時期

種まき

1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12

植え付け・植え替え

1
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肥料

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開花

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ニチニチソウの育て方

ニチニチソウは、特別な道具や手入れをしなくても、時期になれば毎日のように花が咲く賑やかな植物。

初めて育てるにはうってつけです。

今回はそんなニチニチソウの育て方をご紹介します。

ニチニチソウの基本情報

ニチニチソウの日当たり

比較的暑い環境を好むニチニチソウは、温暖な気候の地域ほどよく花が咲きます。

太陽の光をたくさん浴びられるような場所を選びましょう。

 

ニチニチソウの置き場所

日当たりの悪い場所や、光の届かない暗い場所に置くと、茎がしなびて折れやすくなったり、花も咲きにくくなります。

日当たりのよい屋外などで育てましょう。

植木鉢で育てる場合は、梅雨は根腐れの原因になりかねないので、軒下などに置いておきましょう。

また、ニチニチソウは寒さに弱いため屋外での冬越しができません。

冬場は気温10度程度の室内で育ててあげるようにしましょう。

 

 

ニチニチソウの水やり

鉢植えで育てる場合は、土が乾いたら株の上から水を与えるようにしましょう。

ニチニチソウの天敵であるハダニは水分を嫌うので、上から水を掛けると、防虫効果が期待できるのです。

ただし、ニチニチソウは湿った環境を嫌うので、水が多すぎたり、鉢の中が湿気ていると根腐れを起こす可能性があります。

水やりのタイミングは土の状態を見て、完全に乾いてからあげるようにしましょう。

梅雨の時期は、花壇で育てる場合は降雨があるので、水やりの必要はありません。

梅雨が明けてからしばらく経つと、鉢植えの土が乾いているときがあるので梅雨明けには注意しましょう。

 

残暑を過ぎて空気が冷え込んでくると、水が乾きにくくなります。

なので、水を与えすぎて鉢の中が蒸れないように注意しましょう。

 

 

ニチニチソウの肥料・追肥

ニチニチソウを満開にさせるためには、肥料の存在が必要不可欠です。

肥料がなくても栄養失調で枯れるということはないのですが、花つきに影響が出ます。

肥料はニチニチソウの開花時期に、週に1回のペースで与えてあげてください。

一般的な緩効性の液体肥料でも構いませんが、

開花促進剤の成分が配合されているものを選ぶと、さらに花つきがよくなります。

 

ニチニチソウの用土

湿気を嫌うので、土は水はけのよいものを選ぶようにしましょう。

鉢植えで育てる場合は、市販の培養土で問題ありません。

花壇や普通の地面などで、水はけの悪い場所で育てたいときは、

元の土の中に腐葉土や川砂を混ぜ込むと水はけが良くなります。

 

 

ニチニチソウの植え替え・植え付け・種蒔

ニチニチソウは300円以上の少しいい苗を選ぶようにしましょう。

ニチニチソウ自体はそれほど相場の高い植物ではありませんが、

少し高級なものの方が育ちがよかったり、よく花が咲いたりとメリットが多いです。

ニチニチソウを植えつけるときの注意点は、苗に土をかぶせるときに、

ぎゅうぎゅうと固めるように土を押し込まないことです。

ニチニチソウは「直根性」と呼ばれる大きな根を軸に持つ植物で、

この根はニチニチソウにとっては、心臓のようなものです。

とてもデリケートなものなので、ここを傷めてしまうとニチニチソウそのものが枯れることに繋がりかねません。

そして、この根は厄介なことに、一度折れてしまうとなかなか再生しません。

根を痛めることができないので、ニチニチソウは一旦植えると、枯れきるまで抜いてはなりません。

なので、一度植えたニチニチソウを別の場所へ植え替えることはできないのです。

これは鉢植えで育てる場合でも、花壇で育てる場合でも同じです。

そして、花壇や横長のプランターで育てる場合は連鎖障害に注意しましょう。

連鎖障害とは、同じ科目や属性の植物を続けて育てたときに

「うまく生長しない」「花つきが悪い」「害虫が発生しやすくなる」「枯れる」などといった弊害が出ることを言います。

この連鎖障害の直接的な原因は現在も分かっていません。

安全に育てるなら、プランターならば3年以内にキョウチクトウ科に属する植物を育てた植木鉢を使わないことです

(前の植物がキョウチクトウ科以外のものであれば、続けて植えても問題ありません)しかし、

花壇だとそうもいかないと思いますので、それまで使っていた土をすべて花壇の外へ掘り出して、

新しい土に変えることで対策ができます。

この土を入れ替える方法は、プランターで育てる場合にも有効です。

ニチニチソウは繁殖力が強く、生長してもそのまま咲きっぱなしにさせていると、

間延びして見栄えが悪くなるので、植えつけから枯れるまでは、2ヶ月に1回ほどのペースでいいので、

株の剪定を行うようにしましょう。切り取るのは株全体の3分の1から半分程度で構いません。

 

 

ニチニチソウの増やし方

ニチニチソウは種から増やします。

ニチニチソウはさやのような胚珠のなかに、黒い楕円形の種子を作ります。

種のまき時は4月下旬から6月頃までです(発芽の適温が22度から25度前後なので、暑すぎてもダメです)

ニチニチソウは主根性で根がデリケートなので、株がある程度したら植え替えができるように初めはポットで育てて、

ある程度生長したら土ごと移植できるようにしておきましょう。

それからの植え替えは必要ありません。

種を植えてから芽が出るまでに、約10日から14日かかるので、それまで乾燥しないように注意しましょう。

対策方法としては、新聞やチラシなどで覆うことなどが挙げられます。

また、ニチニチソウの種は太陽光に当たると、生長に弊害が出る恐れがあるので、

種をまいたら軽く土をかぶせて日光に当たらないようにしながら、水を与えます。

花後に残るニチニチソウの種子は、来季にまた新しい命として使えますので必ず採取しておきましょう。

 

ニチニチソウの病気・害虫

ニチニチソウの天敵はアブラムシやハダニです。

ハダニは水が苦手なので、株の上から浴びせるように水やりをするのが対策法の一つになります。

アブラムシを見つけたら、すぐに取り除くようにしましょう。

また、植えつけをしたての若いニチニチソウは、立ち枯れ病にかかることがあります。

葉っぱが丸まってしまい、水切れが起きやすくなってしまうので枯れることに繋がります。

立ち枯れ病は細菌感染する植物病で、土の中に潜んで様々な植物に感染します。

なので、立ち枯れ病で枯れてしまった植物を育てていたプランターは、即廃棄するようにしましょう。

プランター自体にも細菌が残っている可能性がありますので、使いまわしもしない方が安全といえます。

またニチニチソウには、「花がら摘み」という立ち枯れ病を予防するために行わなくてはならない作業があります。

これは、梅雨や秋雨のときに、花後で落ちた花びらを取り除く作業です。

古い花弁には細菌が潜んでいるかもしれないので、花びらが落ちていたら除去するようにしましょう。

 

 

ニチニチソウの管理温度

種子の発芽温度は22度から25度前後と言われています。

ニチニチソウは温暖な気候の都道府県や地域でよく咲く植物ですので、

寒冷地にお住まいの方は植物用フレームなどを用いて育ててあげましょう。

ただ、寒さに弱く日本では冬越しが難しいので、やはり温暖な気候の場所で育てるべき植物だといえます。

また、この生育温度は害虫や植物の病原体にとっても心地よい温度なので、害虫対策はしっかりと行うようにしましょう。

 

ニチニチソウの種類・品種

ニチニチソウには、花が大きくならない矮性(わいせい)

茎が長く育つ高性、地を這うように伸びる這い性と、3種類のそれぞれ異なった性質を持つ品種があります。

種や苗を選ぶときは、3つの違いからガーデングシーンや、用途に合わせて種類を選ぶようにしましょう。

最近では品種改良技術が進み、風車のように咲くものや、花弁の先がフリンジ状に咲く品種も作られてきています。

 

 

ニチニチソウの花の形態(どんな花を咲かせるのか)

ニチニチソウは品種によって赤や白、ピンク、紫またはそれらの混色など、さまざまな形態があります。

花の中央部分だけ周りの色と違うグラーデーションのような品種が多いです。

 

 

ニチニチソウの花言葉

ニチニチソウの花言葉には「楽しい思い出」や「友情」など、

まるで子どもや学生時代を思い出させてくれるような花言葉を持っています。

「楽しい思い出」というのは、開花期になると次から次へと咲く花の姿を、

毎日でもつきないような楽しい思い出になぞらえてつけられた花言葉です。

「友情」というのは、まるで一つの学級の子どもたちのように集まって咲いている様子からつけられた花言葉です。

子どもの頃の懐かしい記憶を蘇らせてくれるニチニチソウは、

学校や幼稚園などの、絆や友達を大切にしたい場所に植えてみるといいかもしれませんね。

 

ニチニチソウの由来伝承

ニチニチソウの由来は、その名の通り、6月から9月頃まで毎日咲き続けることです。

一つの花が枯れてしまってもまたすぐに別の花が咲く様子から、

毎日咲く花ということで「日々草(ニチニチソウ)」と名づけられました。

原産地である熱帯地方では冬でも適温なので、生長が進んで低木になることがありますが、

日本では冬が来ると寒さで枯れてしまうために、木になる前に枯れてしまいます。

そのために、一年草として扱われることが多いです。

また、ニチニチソウには化学物質を含むアルカロイド系の植物の一種としても有名で、

ビンクリスチンやビンブラスチンなどの成分を含んでいます。

これは細胞の分裂を阻止する成分で、白血病や悪性リンパ種のワクチンとして、医療で用いられることがあります。

ただし、これは医師の判断を経て投薬しているものなので、

一般人が野生のニチニチソウを薬草としてそのまま使用すると、副作用が体に現れる恐れがあります。

ニチニチソウは単体では毒性の強い植物なので、

そのまま抽出した成分ではかえって危険な毒草となることがありますので、薬草代わりには使わないようにしましょう。

 

 

まとめ

今回は初夏から秋にかけて、毎日咲き続ける花ニチニチソウをご紹介しました。

ニチニチソウはその咲き方から「楽しい思い出」や「友情」などの楽しい花言葉を持つ植物ですが、

同時にアルカロイド系の毒草という一面も持っています。

ニチニチソウの成分が白血病のワクチンとして医療現場で使用されることがありますが、

それでも副作用が強い植物です。なので、ニチニチソウは、もっぱら観賞用として育てるのがオススメです。

 

 

※トップ画像はPhoto by hideさん@GreenSnap

FLORA

FLORA

1985年生まれ。 お花もグリーンも生活の一部。 休日はもっぱらグリーンのあるカフェ巡り。

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