ニリンソウの画像

ニリンソウの育て方

  • キンポウゲ科
  • アネモネ属

ニリンソウの基本情報

ジャンル

草花

形態

多年草

学名

Anemone flaccida

別名

二輪草

原産地

日本、中国東北部

ニリンソウの性質

栽培難易度

やや易しい

耐寒性

普通

耐暑性

普通

耐陰性

時期

植え付け・植え替え

1
2
3
4
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6
7
8
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肥料

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開花

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ニリンソウの育て方の画像

ニリンソウの育て方

食中毒事件にも利用されるトリカブトの葉っぱとよく似ているニリンソウは、非常に小さく可愛らしい花を咲かせます。ニリンソウの根を漢方薬に使用されたり、新しく出て来た芽は料理にも利用されています。山菜の一種であるニリンソウの育て方をご紹介します。

ニリンソウの基本情報

ニリンソウの日当たり

あまり強い日差しには勝てません。

特に直射日光は避けるのが良いでしょう。

春や秋の穏やかな日差しであれば葉が焼けることはありませんので、心配することはないでしょう。

夏の直射日光はもちろん葉焼けを起こしてしまいます。

夏の期間は、半日陰になるような場所で管理するようにしてください。

日陰耐性はありますので一年中半日陰での管理でも構いません。

 

ニリンソウの置き場所

耐寒性に優れているニリンソウですが、土が凍ると枯れる原因になりますので注意して管理しましょう。

庭で植えている場合、腐葉土を上からかぶせて防寒するようにしてください。

鉢植えで育てているのであれば、室内に取り込んでしまいましょう。

また、風通しも良くしておくようにしてください。

特に夏は湿気が多くなる時期で、ニリンソウにとっては苦手な季節です。

風の通る環境であれば夏も越しやすいです。

腐葉土を多めに混ぜ込んで水のはけ具合を良くしておきましょう。

 

 

ニリンソウの水やり

ニリンソウは乾燥には耐性がありません。

若干湿っている環境にしてあげると快適です。

基本は土の面が乾いていると分かったら水やりをしましょう。

湿っていることを気にしすぎて与えすぎてしまうと根腐れになります。

 

 

水やりは控えめにしますが、乾燥しすぎても弱ってしまいますので表土が乾いたらたっぷりと水分をあげるようにしてください。

 

 

ニリンソウの肥料・追肥

春ごろに花を咲かせるニリンソウは、花が咲き終わったときに「油かす」を与えましょう。

油かすは、肥料の三大要素である窒素とリン酸とカリウムを取り入れている有機質の肥料です。

原料には、菜の花や米ぬか、ごま油などの植物を使用していますし、

植物の種や花にある油を絞り出して残った部分も利用しています。

非常に環境に優しい肥料です。土の混ぜ込む場合ほとんどは1割か2割程度混ぜて使います。

油かすは特に窒素分が多いので、葉っぱや茎を増やしたいときに用いられます。

その他にも芽を出してから花後までに1週間に1度のペースで、液体肥料を施すのも良いでしょう。

 

 

ニリンソウの用土

一般的には赤玉土を7割で腐葉土を3割にして配合しましょう。

涼しい地域では、赤玉土を3割にして腐葉土を7割にして作ります。

寒冷地になるほど腐葉土の量を増やすようにしてください。

排水性と通気性が良い土を使うようにしましょう。

もしくは山野草用の土を使うのも良いでしょう。

 

 

ニリンソウの植え替え・植え付け・種蒔

植え付け、植え替えともに秋の9月〜10月が適期です。

鉢から丁寧に取り出して、根についた古くなった土を50%ほど取り除いて一回り大きい鉢に新しい用土を入れて植えていきます。

鉢から取り出したときから根を傷めつけないように移し替えましょう。

ニリンソウは、花が咲いた後に種子をつけます。

種子を採って蒔けば新たに芽が出てくるでしょう。

5月の終わりになると手で種子を触ってもほぐれるぐらいになります。

そのころに収穫して種蒔を行いましょう。

種蒔を行っても発芽するのは翌年の春で、最も早い開花でも4年か5年の年月を要します。

種から育てるとかなりの時間がかかることになります。

 

 

ニリンソウの増やし方

ニリンソウは、植え替えのときに「株分け」をして増殖させます。

株分けは、親の株(今育てている株)から根・茎などをいくつかに分離させて新たに株を作る方法です。

株分けをすることで老いてしまった株を若さを取り戻すためにも有効的です。

用意するものは、植え替えのときと同じで、

一回り大きいサイズの鉢や容器・スコップ・新しい用土・鉢底ネット・軽石・棒・はさみまたはナイフです。

植えていた鉢から取り出して、古土を半分程度取り除きます。

取り除く際は、根を傷つけないように注意しましょう。

細かく分けるのではなく、塊で分けるように手でほぐすようにしておくといいです。

種まきという方法でも増やすことができますが、長い年月がかかってしまします。

ニリンソウを簡単に増やしたいのであれば「株分け」を行うのがベストでしょう。

 

ニリンソウの病気・害虫

ニリンソウには目立ったかかりやすい病気はありませんが、根腐れに弱いので注意してください。

根腐れは根っこの先から引き起こります。

そのまま何もせず育てていると、幹部分も腐ってきて枯れてしまいます。

早めの段階で見つけ、腐っている根の部分を切ってあげて、

新鮮な用土に移し替えることで容態が悪化することはなくなります。

ニリンソウはアオムシやなめくじ、アブラムシの被害に遭う可能性があります。

アブラムシは専用の薬剤を散布すると効果的でしょう。

なめくじは、春と秋によく発生する虫です。なめくじがついていると、新芽や葉っぱを食べて生長不良を起こさせてしまいます。

なめくじは夜行性なので、夜に観察してみると発見しやすいです。

湿気の多い場所を好みますので、鉢植えで育てているのであれば、鉢下や裏側をチェックしてみましょう。

なめくじは地面の中に卵を産み付けて増殖しますので、見つけ次第捕まえて殺してしまいましょう。

なめくじ専用の薬剤も販売していますので、そちらを用いても良いです。

農薬は使いたくないという方は、熱湯をかけてみてください。

塩と同じ効果を発揮するので土壌にも安全なやり方です。

アオムシもなめくじと同じで葉っぱを食べて被害を受けます。

食べられてしまった葉っぱは、光合成をする力が衰え、株自体の生長も停止してしまいます。

被害に遭わないようにするためには、幼虫や卵は捕殺することです。

殺虫剤をを散布して駆除するのも効果があります。

 

 

ニリンソウの管理温度

直射日光の当たる場所での管理は避けましょう。

ニリンソウにとっては、15度〜25度が快適に過ごせる気温です。

寒さに強いわけでも弱いわけでもありません。雪が積もる地域ではよく生長するとは言えません。

 

 

ニリンソウの種類・品種

ニリンソウは、キンポウゲ科イチリンソウ属に分類される山野草です。

花の姿形は似ていませんが、葉っぱが同じキンポウゲ科でトリカブト属のトリカブトにそっくりです。

トリカブトは毒性の強い植物で、ニリンソウの葉っぱと間違えて食中毒を引き起こす事件が起こっています。

ニリンソウは、若い芽が山菜として料理に出されることがあります。

山菜を取りに行くときは山菜に詳しい人と採りに行くようにしてください。

素人の判断で採取すると大変なことになります。

採取するのであれば、花が咲くまで待ちましょう。

もし、ニリンソウを食べるのであれば、毒を抜くためにしっかりと茹でてください。

さらに、根っこの部分は漢方としても使われることがあります。

根っこは、リウマチに効果があります。

薬として利用するときは、日干しして乾燥させた根茎を使います。

日本では、北海道や九州辺りにまで分布しているよく見かける山菜です。

日本以外では、中国や朝鮮半島でも自生しており、アジア圏で親しみのある植物です。

ニリンソウは属名からも分かるようにイチリンソウと近い関係の種類であり、春植物とも呼ばれています。

また、ニリンソウは「絶滅危惧類」に属する植物となっています。

そんなニリンソウは、草丈が20cm〜25cmと低いので「グランドカバー」としても利用される機会が多いです。

グランドカバーというのは、庭先などガーデニングをするときに、地面を覆って隠せるようにする植え方をすることです。

例として「芝生」が挙げられます。

ガーデニングをされてる方は、ぜひニリンソウの栽培を検討してください。

 

ニリンソウの花の形態(どんな花を咲かせるのか)

春になると新芽が登場し、4月〜5月に約2cm程の白い花を咲かせます。

花を咲かせるには、適度な温度と水やりのタイミングが重要にあります。

ニリンソウという名前であるため、花は2本だけが咲くイメージが付きやすいです。

花は2本咲かせますが、片方は少しだけ小さいサイズに開花します。

しかし、1本や3本に花の柄を伸ばすこともあるので限定して区切らないようにしてあげてください。

花の柄は20cm〜30cmも伸びますが、花は開いても小さめです。

中心には、雄しべが多くあり、雌しべが10本程度あります。

花の色は白の他にも黄色や紫がかった色の花もあります。

花が咲き終わった後に実ができる「そう果」という形態になります。

そう果というものは、1つの種子ができ、全体から見ても種子のようにみえることを指します。

 

ニリンソウのトリビア

ニリンソウの花言葉

ニリンソウの花言葉には、ずっと離れない・友情・協力というものがあります。

これらの花言葉は、一つの茎から花を2本咲かせる様子から付けられています。

贈るのであれば仲の良い友人などが良いでしょう。

 

ニリンソウの由来伝承

ニリンソウの名前の由来は単純に、1つの茎から2つの花を咲かせることから名付けれれています。

ニリンソウは学名では、Anemone flaccida(アネモネ・フラシーダ)と呼ばれています。

属名のAnemoneはギリシャ語の「風」という意味があります。

種小名であるflaccidaは、「ふにゃふにゃした」「柔軟な」「柔らかい」という意味が付いています。

合わせた名前にすると「風の花」ということになります。

そよ風に揺られて咲いている情景がとても似合う花ですね。

漢字に変換しても「二輪草」と分かりやすいです。

 

まとめ

最後まで読んでいただきありがとうございました。

今回は、ニリンソウの育て方についてご紹介しました。

ニリンソウが食べられる山菜ということで、山に出かけた際は、探してみるのも良いかもしれません。

ただ、山菜採取に詳しい方を必ずお連れして採りに行きましょう。

間違ってトリカブトを料理に出して、食べた人が死亡してしまうなんてことになりかねません。

育てるのも日本で自生しているぐらいですから栽培しにくいということはないですよ。

食事に出すときは、和物やおひたしなどにして美味しく頂きましょう。

 

 

※トップ画像はPhoto by shigeさん@GreenSnap

FLORA

FLORA

1985年生まれ。 お花もグリーンも生活の一部。 休日はもっぱらグリーンのあるカフェ巡り。

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