フウリンオダマキの画像

フウリンオダマキの育て方

  • キンポウゲ科
  • ヒメウズ属

フウリンオダマキの基本情報

ジャンル

草花

形態

多年草

学名

Semiaquilegia ecalcarata

別名

風鈴おだまき

原産地

中国西部

フウリンオダマキの性質

栽培難易度

やや易しい

耐寒性

強い

耐暑性

普通

耐陰性

時期

種まき

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植え付け・植え替え

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肥料

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開花

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フウリンオダマキの育て方の画像

フウリンオダマキの育て方

キンポウゲ科に属しているフウリンオダマキは、下にちょんと垂れた花が風鈴のように見えて可愛らしく、観賞用として人気がある植物です。

開花時期は4月から5月と、夏を先取りしたような気分になります。

そんなフウリンオダマキの育て方を見ていきましょう。

フウリンオダマキの基礎情報

フウリンオダマキの日当たり

基本的には日あたりのいい日向で育ててあげます。

ですが、直射日光を浴びすぎると弱ってしまう恐れがありますので、午後は明るい日陰になるような場所であればなお良いです。

7月から9月上旬にかけて、真夏の直射日光の厳しい時期には、30%から40%の遮光をしてあげて、日焼けや高温障害を誘発しないようにします。

 

フウリンオダマキの置き場所

風通しのよく、陽当たりの良い場所、もしくは明るい日陰で生育するのが望ましいです。

ですが、直射日光には強くないため、1日中日の当たるような場所で育てるのはあまりおすすめではありません。

午前中だけお日さまの当たるような、半日向などで育てましょう。

寒さに強く、土が凍らない限りは防寒対策をしなくても冬越しすることができますが、北風を受けないような場所で育てるのが望ましいです。

 

フウリンオダマキの水やり

フウリンオダマキの水やりの目安は、鉢植えで育てている場合には、表面の土が乾いてきたころです。

たっぷりと水を与えてあげます。朝もしくは夕方のどちらかで大丈夫です。

夏場は特に乾燥しやすいため、水切れしないように注意する必要があります。

ただし、気温の高い夏場は日中に水やりをしてしまうと水分が蒸発してしまい、株を弱らせてしまう原因となります。

できるだけ朝と夕方に水やりをするようにしてください。

地植えで育てている場合には、極端に晴天が続き、土が乾かない限りは降水だけでも大丈夫です。

冬場に水やりをする場合も、鉢植えで育てている場合には、土の表面が乾いてきたと感じられたら、水をたっぷりと与えてあげます。

地植えで育てている場合には、晴天が続いて極端に乾燥しない限りは、水をとくに与えなくても育っていきます。

 

フウリンオダマキの肥料・追肥

植え替えをするときに、元肥としてカリウムとリン酸が多めに含まれている緩行性のある化成肥料をまきます。

量の目安は、3号鉢ほどの大きさに2粒程度施すだけで大丈夫です。

追肥は、開花する時期に液体肥料を7日から10日に1回程度、1500倍から2000倍程度に薄めたものを与えます。

夏場になると肥料分が多くなれば根を痛めてしまう元となってしまうので、3000倍程度に薄めたものにするか、もしくはあまり与える必要はありません。

土植えで育てている場合にも、追肥を行う必要はほとんどありません。

 

フウリンオダマキの用土

フウリンオダマキを育てる際に準備する用土ですが、元々は岩場や砂質の場所に自生していたこともあり、水はけの良い土が適します。市販で売られているものであれば、山野草用の用土を使ってあげて大丈夫です。

もし自分で配合する場合には、軽石と硬質の鹿沼土(もしくは日向土)、桐生砂(または赤玉土)の小粒のものをそれぞれ等量、もしくは2:2:4の割合で混ぜ合わせたものを使います。

これらの土は、あらかじめ1度水でよく洗って、細かくなったみじんを取り去ります。

赤玉土の場合は、ふるいにかけておきます。

庭土を使う場合には、軽石や腐葉土をできるだけ多めに混ぜ合わせて、水はけのよい土になるように心がけます。

根っこと茎の境界線の部分には、花崗岩質の荒めの砂利をふりかけて、覆いかぶせておきます。

 

フウリンオダマキの植え替え・植え付け・種蒔

フウリンオダマキの植え替え、もしくは植え付けをする適期となるのは、新しく芽吹く前の2月から3月上旬にかけてです。

鉢植えで育てている場合には、植え替えをするのは1年もしくは2年に1度、一回り大きめの鉢を用意するか、自然と太く、根が分かれている部分を手で取り分けて、株分けをしてあげます。

土植えで育てている場合には、株分けで増やしたいと思ったタイミングでしてあげてください。

種まきの適期となるタイミングは2月から3月上旬、もしくは9月から10月です。

とりまきといって、採種した種を保存せずにそのまま撒くという方法もあります。その場合、6月から7月に植えることになります。

フウリンオダマキですが、比較的寿命が短く、3年から4年が見頃のピークとされています。

もし毎年鑑賞用として楽しみたいのであれば、絶やさないように苗を増やしておくのがよいでしょう。

 

フウリンオダマキの増やし方

フウリンオダマキを増やす場合は、株分けをするか、種まきの2パターンの増やし方が一般的です。

株分けは植え替える時期に根が混み合ってきたりなどしたら、古くなった根茎の部分を自然に分かれている部分で分けてあげます。

もし繋がっていた場合には、芽に十分な量の根がついているのであればナイフなどを用いて切り分けてしまっても構いません。

その場合には、切り口の部分を殺菌剤や癒合剤を塗って保護します。

このとき、ゴボウのように太い根っこを傷つけないように注意してください。

株が大きくても老化したものだとうまく根付かないことがあります。

種まきで育てる場合には、市販されているもの、果実から採種したもののどちらをまいても大丈夫です。

採種したものを使用する場合、冷蔵庫で保存して来年の撒き時まで保存する方法と、とりまきといいすぐに撒く方法の2種類があります。

いずれの場合でも、発芽するまでには2週間から4週間程度要します。

このとき、芽を出すまで乾かさないように注意します。

順調に成長すれば、春にまいた場合はその翌年、秋にまいた場合は2年目には開花します。

 

フウリンオダマキの病気・害虫

フウリンオダマキに集まりやすい害虫にはヨトウムシ、アブラムシ、ハダニといったものが挙げられます。

ヨトウムシは、夜になると現れて葉っぱやつぼみを食べ散らかしてしまいます。

5月から7月、9月から10月に発生して、すぐに成虫になって卵を生み、増殖するのが厄介です。

もし卵を見つけた場合は葉っぱごと切り取ってしまい、幼虫は殺虫剤で駆除します。

アブラムシは植物の葉っぱや茎の部分に針をぷつりと刺して、そこから養分を吸い取ってしまいます。

また、排泄物はウィルスを呼び寄せて病気を引き起こす元となります。

殺虫剤をまくか、水と牛乳を1ずつの割合で混ぜ合わせたものを霧吹きすると効果的です。

ハダニは気温が20度以上になって乾燥すると発生して、植物の汁を吸い取って弱らせます。

見つけ次第セロハンテープではりつけるか、殺虫剤をまいて駆除します。

地植えで育てている場合には、ワラを巻いて乾燥から守ってあげるのも有効な対策です。

気をつけたい病気として、軟腐病、うどんこ病といったものが挙げられます。

軟腐病はかかってしまうと茎の根元から腐って抜け落ちてしまいます。

気づいたときには手遅れな状態になってしまいますが、栽培場所を風通しがよく、水はけのよいものにし、茎の付け根に荒めの砂利で覆うだけでかなり予防することができます。

また、うどんこ病に罹るとカビが葉っぱの表面に発生して、白くなってしまいます。

日頃から風通しのよく、陽当たりをよくするだけでも予防できますが、もしかかってしまった場合には重曹を溶かした水を用意して撒き、カビが増えるのを抑えて回復するのを待ちましょう。

また、フウリンオダマキは直射日光に弱く、夏の厳しい紫外線を浴びると葉焼けや高温障害を引き起こしてしまいますので注意が必要です。

 

フウリンオダマキの薬用や用途

特に薬用として用いられることはありません。おもにガーデニング・鑑賞目的として生育されています。

 

フウリンオダマキの管理温度

夏の暑さなど高温にあまり強いとはいえません。

日陰や半日向といった場所で管理して、生育します。

関東以西の比較的暖かい場所では、鉢植えで育てるのがいいでしょう。

一方で冬の寒さには強く、土が凍ってしまわない限りは冬越しの対策を施す必要がありません。

 

フウリンオダマキの種類・品種

フウリンオダマキは、オダマキという名がついていますが、オダマキに特徴的な距がないことから、オダマキ属ではなく、セミアキレギア属に属しています。

流通されているものとしては二色フウリンオダマキがあります。これはフウリンオダマキと通常のオダマキとの交配種です。

 

フウリンオダマキの収穫

開花期が終わった5月から6月に、果実が熟して先端が割けると、中から種が出てきます。

種を採種する目的がない場合には、咲き終わった花茎・花の部分は切り取ってしまいます。

 

フウリンオダマキの花の形態(どんな花を咲かせるのか)

下垂していて、がく片に包まれた花はまるで風鈴のようです。

花の色は品種によって異なりますが、ワインレッドや紫のがく片から中に白い花を咲かせています。

長さは1.5cmほどです。開花期は4月から5月。距がないことが特徴ですが、稀に成長するにつれて距をつけるものもあります。

 

フウリンオダマキのトリビア

フウリンオダマキの花言葉

オダマキの持つ花言葉には、共通のものと花の色によってそれぞれ持っているものとの2種類があります。

共通として持っているものは「愚か者」というもので、英名のコランバインが、ヨーロッパの道化芝居の登場人物である娘の名前で、その娘の持っている杯に花の形が似ていることが由来となっています。

色別では赤色が「心配して震えている」、紫色が「勝利への決意」、白色が「あの方が気がかり」というものがあります。

贈る場合には、花言葉の意味を誤解されないように注意して選ぶ必要があります。

 

フウリンオダマキの由来伝承

フウリンオダマキのその名前は、下垂した花びらがフウリンのように見えることからその名前がつきました。

では和名のオダマキはというと、麻糸を空洞になった玉のように巻いた花である「苧環」に似ていることに由来します。

花の形がまるで糸巻きに似ているため、別名「糸繰草」と呼ばれることもあります。

英名では「コランバイン」といい、鳩のようなという意味がありますが、つぼみの形が鳩のように見えることがその由来です。

 

まとめ

今回は可愛らしい花が特徴のフウリンオダマキについて紹介しました。

夏の暑さに強くないことに気をつければ、一度植えると簡単な世話でいいことから、観賞用としても人気の高い品種です。

この記事を参考にして是非一度育ててみてください。

takenaka

takenaka

お花と植物を愛するライター。 お花と植物と共に暮らすグリーンライフに憧れて、去年お庭付きの一軒家に引っ越しました。まだまだ理想のお庭にはほど遠いけど、週末の楽しみは少しづつお庭の手入れをすることです♪

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