フクジュソウの画像

フクジュソウの育て方

  • キンポウゲ科
  • フクジュソウ属

フクジュソウの基本情報

ジャンル

草花

形態

多年草

学名

Adonis amurensis

別名

元日草,朔日草

原産地

日本、東アジア

フクジュソウの性質

栽培難易度

普通

耐寒性

普通

耐暑性

普通

耐陰性

時期

種まき

1
2
3
4
5
6
7
8
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11
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植え付け・植え替え

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肥料

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開花

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フクジュソウの育て方の画像

フクジュソウの育て方

春植物」とは、春に花を咲かせた後に夏まで葉を付け、あとの季節は地下で過ごす植物のことを総称して言います。

そんな儚い魅力を持ち、ニンジンのような可愛らしい葉がポイントのフクジュソウの育て方をご紹介します。

フクジュソウの基礎情報

フクジュソウの日当たり

フクジュソウの花を綺麗に咲かせるポイントは日当たりにあります。

フクジュソウの花は日光に当たると開花し、夜間や曇の日は花を閉じてしまうため、1月から4月頃の開花期には出来るだけ日当たりのいい場所で育ててあげましょう。

花が終わった5月頃からは日陰で育てます。日陰は特に、木漏れ日が当たるような緩やかな日陰が理想的です。

 

フクジュソウの置き場所

置き場所としては木漏れ日の当たる場所や、落葉樹の下など明るい日陰を好みます。

室内で育てている場合は、鉢を窓際などに置いて育てます。

フクジュソウは春植物のため、夏には落葉します。地上部が枯れたら日陰へ移動させて、ゆっくりと休眠させてあげます。

庭植えで育てる場合も同じ様に樹木と樹木の間に植える等、日陰になりやすい場所に植えることで繁殖しやすくなり、春に美しい黄色い花を咲かせてくれます。

また、耐陰性はある植物ですが冬場の凍結などには十分に気をつけましょう。

 

フクジュソウの水やり

夏場の落葉後は休眠の時期に入るため多湿な環境は厳禁ですが、極端に乾燥した状態も芽の成長を妨げることになるので土の表面を触った時に湿り気を感じる程度の状態を維持します。

フクジュソウは水を吸う力が弱い植物ですが乾燥を嫌うので、出来るだけ乾いた状態を作らないようにします。

また、庭植えの場合は自然に降る雨に任せて大丈夫ですが、猛暑が続き土が乾いていると感じた時には水をあげて下さい。

鉢植えで育てている場合の水やりの頻度の目安は1日に1回程度です。

フクジュソウが開花している時期の水やりはたっぷりと水を与えますが、中には早い時期から開花するものもあります。

早い時期に開花したものは凍結により花弁が傷むことがあるので、水やりの際は出来るだけ花に水がかからない様に高い位置からではなく、低い位置で根元からそっと水をあげる様にしましょう。

 

フクジュソウの肥料・追肥

春植物のほとんどは肥料のあげ方で成長の仕方が大きく変わる植物です。

植え込みをする前に、元肥といってあらかじめ土に混ぜておく肥料に緩行性の化成肥料を一株当たり数粒混ぜておきます。

芽が出始めたら、置き肥をしますが同時に薄めた液体肥料を10日から2週間に1回ほどの頻度で与えます。

生育期に与える肥料の量が翌年の開花に大きく影響するため、肥料はしっかりと与えておきましょう。

 

フクジュソウの用土

フクジュソウの好む土は、水はけが良く少し重めの土です。

なので、排水性・保水性・保肥性に優れた赤玉土と、酸性土で通気性と保水性に優れた鹿沼土のそれぞれ小粒の土を使ってベースの土を作ります

そこに水はけを良くするための軽石を混ぜたり、有機質を含む腐葉土を少し混ぜてもフクジュソウの好む土になります。

基本的な配合の比率は赤玉土と鹿沼土、軽石をそれぞれ4:4:2で混ぜ合わせて作ります。

その状態から自分で様子を見ながら調整を行いましょう。

もしくは、鹿沼土だけでも育てることが出来ます。長く効く元肥を忘れずに混ぜておくのもポイントです。

 

フクジュソウの植え替え・植え付け・種蒔

フクジュソウの植え替えは9月から10月の秋頃に行いますが、頻度は株分けの作業も兼ねて1年に1回から2年に1回程度で行いましょう。

この植え替えを行なう際に重要なのが根の扱い方です。フクジュソウは花が咲き終わり、葉も散ってしまった9月から10月の時期は地下で過ごしています。

根が随分長く伸びていると思いますが、フクジュソウは水を吸う力が弱いため、出来るだけ根の数は減らさないように丁寧に扱い根を誤って切ったり取り除かない様にします。

また、同時に古く傷んでしまっている根はこのタイミングで除去します。

次に植え替える鉢は出来るだけ大きく深い鉢(6号が目安)を用意して、根を広げるようにして植え替えを行って下さい。

 

フクジュソウの増やし方

フクジュソウの増やし方は2通りあります。1つ目は、株分けです。9月から10月の植え替えの際に行います。

株をあまり小さく分けてしまうと、十分に生育しなかったり枯れてしまうことがあるので気をつけましょう。

株に5つから6つの芽が付いている形が理想です。株から土をしっかりと落として、地下茎と芽を確認しながら手で分けます。

芽が密集している場合は無理に分けずに、自然に分かれる個体のみを分けて株分けを行いましょう。

2つ目は、タネまきです。フクジュソウのタネは、複数の小さなタネがまるで金平糖の様にギュッと集まって出来ます。

タネを乾燥させると発芽率が下がるため「採りまき」といって、タネを採取してすぐ土にまく方法でタネまきを行います。

時期としては、タネが未成熟で手で触れると自然に落ちる頃を目安とします。

タネを撒く時は親株と同じ用土を使います。未成熟なタネは腐りやすい為、まいてから7日間程は土を被せないようにします。

その後土を1cm程土を被せて、棚下に苔が生えないように気をつけましょう。

翌年の春頃に双葉が発芽しますが、タネをまいてから開花するまでには約4年ほどかかります。

株分けを楽しみながらもタネまきでじっくりとフクジュソウが育つ様子を楽しむのも良いですね。

 

フクジュソウの病気・害虫

病気ではありませんが、冬場に凍結してしまい株元が腐ってしまうものが多く見られます。

植え付けが遅かった株などは出来るだけ凍結しないように気をつけて育てます。

また、夏場には白絹病が発生しやすくなります。

白絹病が発生すると、白い糸の様なもので株元が覆われ株全体の生育が衰え、やがて枯れてしまいます。

防止策として、庭植えを行なう際は土をよく耕して日光消毒を行ったり、鉢植えを行なう際は清潔な用土や鉢を使用することがポイントです。

もし白絹病が発生してしまった場合はその株は処分してしまいましょう。

また、害虫はナメクジが春先から発生し始めます。ナメクジは芽を食べてしまったりするので見つけ次第捕殺するか、薬剤を使用して駆除します。

薬剤を使いたくない場合はポピュラーなナメクジ対策としてビールの飲み残しを使った方法や、ドリップコーヒーの出がらしを土にまく方法などがあります。

また、お酢を使用する方法などもあり、お酢を直接ナメクジにスプレーで吹き付けることで浸透圧によりナメクジがカラカラに乾燥します。

お酢を使用する場合は出来るだけ植物にかからない様に気をつけて駆除作業を行います。

 

フクジュソウの管理温度

フクジュソウは基本的に山野で生活している植物なので難しい温度管理は無く、暑さにも寒さにもそれなりには耐えてくれます。

そのため、霜に当たってもあまり問題はありませんが、凍結してしまうと根腐れや株が傷む原因になってしまうので、土が凍ってしまう程寒くなってきたら室内に鉢を取り込むなどします。

 

フクジュソウの種類・品種

美しい黄色が特徴的なフクジュソウですが、秩父紅(チチブベニ)という園芸品種で、花色が橙色の品種があります。

まるで夕日が透けた様な色を持つ秩父紅は、紅花とも呼ばれています。

花びらの形も心持ち丸めで、フクジュソウとはまた違った美しさや魅力を持った品種です。

 

フクジュソウの花の形態(どんな花を咲かせるのか)

フクジュソウは、ぐるりと黄色い花びらの詰まった花を咲かせます。

山野の中でも目立つような濃い黄色の花色で、お正月用の寄せ植えなどにもよく使用されています。

このフクジュソウの花は、開花時期はずっと咲いているわけでは無く天気や気温によって花びらを閉じたり開いたりするのが特徴です。

天気がよく晴れ、日の当たるときにはしっかりと花を開いてくれます。

また、蕾が付いた状態の鉢を購入した場合、蕾が黄色く色づいているのにも関わらず開花しない時があります。

日照不足が原因で無ければ、乾燥が原因と考えられます。

蕾が被っている薄皮が乾燥していると、蕾が色づいていても開花してくれないことがあります。

その場合は、花をダメージを与えないよう細心の注意を払い、鋭角な物体で薄皮をつついて破ってあげると花が咲きます。

フクジュソウは芽を出したばかりの頃は見た目がフキノトウに似ています。

しかし、美しい花とは対象的に根には毒を持っているので注意しましょう。

 

フクジュソウのトリビア

フクジュソウの風水

黄色い花は、金運アップに良いとされています。特に、山吹色に近いような濃い黄色であればある程効果が期待されます。

黄色い花は、西や南西、東北方位と相性が良いので方角にも注目しながら飾ったり育てたりしてみても良いですね。

 

フクジュソウの花言葉

フクジュソウの花言葉は「悲しき思い出」「幸せを招く」「永久の幸福」です。

フクジュソウの学名であるアドニス(Adonis)は、ギリシャ神話で猪に殺されてしまった美少年アドニスの名前に由来しています。

花言葉「悲しい思い出」はこの悲しいエピソードにちなむと言われています。

また、フクジュソウは昔から縁起物の花として認識されているので「幸せを招く」「永久の幸福」などの花言葉がつけられました。

新春を祝う花として有名なフクジュソウですが、相手の幸せを願って贈り物にするのもオススメです。

 

フクジュソウの由来伝承

フクジュソウは漢字で表記すると福寿草と書き表されます。「福」や「寿」など、読んでの通り名前にもおめでたい雰囲気があります。

古くからフクジュソウはお正月の床飾りとして馴染みがある花で、別名「元日草(ガンジツソウ)」とも呼ばれています。

この他にも月の第一日目を意味する朔日という言葉が使われた「朔日草(ツイタチソウ)」などがあります。

また、新春を祝い、旧暦のお正月が近づく頃に花を咲かせて、春を知らせてくれる花として知られていることから、1月1日の誕生花にもなっています。

 

まとめ

今回は、山野でよく見かけられるフクジュソウの育て方についてご紹介しました。

小さく可愛らしい花を咲かせますが、根に毒を持っているため注意をしましょう。

とは言っても、手で触れたり匂いを嗅いだりしただけでは害はないので大丈夫です。

フクジュソウの毒の被害に合うケースのほとんどは誤飲とされています。

庭にフクジュソウの芽が出てきた頃、フキノトウなどと間違えないようにしてください。

それだけ気をつければ、見た目にも美しく福を呼び込んでくれるに違いありません。

 

takenaka

takenaka

お花と植物を愛するライター。 お花と植物と共に暮らすグリーンライフに憧れて、去年お庭付きの一軒家に引っ越しました。まだまだ理想のお庭にはほど遠いけど、週末の楽しみは少しづつお庭の手入れをすることです♪

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