ゲッケイジュの画像

ゲッケイジュの育て方

  • クスノキ科
  • ゲッケイジュ属

ゲッケイジュの基本情報

ジャンル

庭木・花木

形態

高木

学名

Laurus nobilis

別名

月桂樹,ローリエ,ローレル

原産地

地中海沿岸

ゲッケイジュの性質

栽培難易度

易しい

耐寒性

普通

耐暑性

強い

耐陰性

時期

植え付け・植え替え

1
2
3
4
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肥料

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開花

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剪定

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ゲッケイジュの育て方の画像

ゲッケイジュの育て方

果実からローレルオイルを搾り取ることができる植物です。葉を乾燥させることで、ローリエと呼ばれる香辛料にもなります。

カレーやシチューのスパイスの一つで、ハーブの一種です。今回は、ゲッケイジュの育て方についてご紹介していきます。

ゲッケイジュの基礎情報

ゲッケイジュの日当たり

ゲッケイジュを快適に育てるには日当たりの良い場所がいいです。

しかし、少し暗い場所でも育てられるので、やや日陰となる場所でも問題ないでしょう。

例として、建物がたくさん建ち並んでいて日光のよく当たらない空間を指します。

 

ゲッケイジュの置き場所

枝が上に真っ直ぐ伸長するので、狭い場所でも育てられます。

ゲッケイジュは原産地が暖かい気候の場所なので、暑さに強いです。

寒さにも意外と強く宮城県辺りまでであれば地面に植えて育てられます。

乾燥した風や寒い風には当てないように管理しましょう。軒下に移動させるときは乾燥しない場所に置くのがベストですよ。

 

水やり

庭植えをすると根付いた後は、水やりをする作業は必要なくなります。

苗を植え付けたときに根付くまでの期間は水分を与えてあげてください。

鉢で植えているときもジャブジャブあげるのではなく、控えて与えると上手く生長してくれます。

大体タイミングとしては表土が乾いてきたら水やりを行うようにしてください。

冬も控えめのほうが育ちやすくなります。土の表が乾いていると分かったら水をあげましょう。

植えは根付くまでと言いましたが、2年間は水をあげるようにしてください。

2年以上になった株には水やりの作業は不必要になります。

 

ゲッケイジュの肥料・追肥

8月〜9月と1月〜2月の間に肥料を施す必要があります。ゲッケイジュは冬場に有機質の肥料を寒肥として施します。

夏は油かすと化成肥料を混ぜたものを使いましょう。

化成肥料は粒状になっているものを使い、油かすと同じ量を混合させます。どちらも1度ずつ施肥するようにしてください。

庭植えに与えるのであれば、片手づかみで2回分にし、株元の周囲に撒いていきましょう。

鉢植えは鉢の大きさを見ながら量を調整して株元に注いでおきます。

 

ゲッケイジュの用土

庭植え・鉢植えともに水はけの良い土が適しています。それ以外の土質にはこだわりはありません。

鉢植えで育てるのであれば、自分で土作りにも力を入れてみましょう。

用意するものは、小粒か中粒の赤玉土と腐葉土を6:4の割合で混ぜてください。また、樹皮堆肥を1割加えても良いでしょう。

 

ゲッケイジュの植え替え・植え付け・種蒔

植え付けるのは5月にするようにしてください。植え付け後は水やりを欠かさず行います。

根付きを早くする方法があります。植え付ける前に、余分となる枝葉を切り除いてから植えることです。

水分の蒸発を防ぐことができます。

鉢植えを植え替えするのであれば、植えている鉢が根づまりを起こしそうなほど多くなっていたらワンランク上のサイズの鉢に植えていきましょう。

植え替えるときのポイントとして、「根」にキズを付けないことです。

根を傷つけることで菌が入り感染病や根腐れになる可能性があります。

ゲッケイジュは移植を嫌う植物なため、大株になると植え替えしづらくなるので慎重に行いましょう。

できれば同じ場所で長年育てられる場所を選択することをおすすめします。

 

ゲッケイジュの増やし方

挿し木という方法を行えば初心者でも簡単に増殖することができます。

比較的よく行われる増やし方です。6月〜8月を適期とします。その年に伸長した枝を切っていきます。

虫が付いていない元気な枝を10cm〜15cmにカットしていきましょう。

切り取った枝は1時間程度水に挿しておきます。鉢に小粒サイズの赤玉土を入れて、水につけていた枝を土に挿します。

乾かさないようにしながら日陰で育てるようにしましょう。根が出てきたら小さめの鉢やポットに移して育てていきましょう。

 

ゲッケイジュの病気・害虫

ハーブの一種ですがよく害虫が付く植物です。

ゲッケイジュには、カイガラムシ・ハマキムシ・テッポウムシの被害に遭うことが非常に多いです。

カイガラムシは葉っぱに付くと樹液を吸って株自体を弱くさせます。

また、カイガラムシの排泄物が蓄積されると「すす病」というカビの病気を誘発させるので厄介な虫なのです。

すす病は黒いすすのようなカビを葉っぱや枝に付いてしまいます。

5〜7月にかけて発生するので幼虫の間に始末しておきましょう。始末には殺虫剤などを撒いておくと効果的です。

成虫になっていると殻のような硬いもので覆われて取れにくくなってしまいます。

木べらやブラシでこそぎ取って駆除しておきましょう。幼虫の多く減少させることが可能です。

 

ゲッケイジュの薬用や用途

ゲッケイジュの葉っぱは、カレーやシチューなどの料理に使われるローリエ(ローレル)と呼ばれる香辛料として使用されています。

ローリエはゲッケイジュの葉っぱを採取した後に乾燥させて作られます。

ローリエの成分には、リナロール・オイゲノール・ミルセンなどの精油成分が大量に含まれています。

香りがあるため、芳香剤の素にも入っています。

また、抗菌作用のある外用薬の原料としてもゲッケイジュの精油が用いられています。

さらに、ゲッケイジュの果実からも「ローレルオイル」という名の石鹸の原料に混ぜられるオイルが抽出できます。

主成分には、オレイン酸とし、シネオールやゲラニオール、オイゲノールという成分も含有しており、抗菌作用があります。

そして、肌の状態を整えてくれる効果が表れるとされています。

 

ゲッケイジュの利用部分

香辛料には葉っぱが用いられ、石鹸などの原料として用いるときには果実が使用されています。

 

ゲッケイジュの管理温度

耐寒性には優れているのですが、-8度に近づいてきたら防寒するようにしてください。

特に冬場であれば、寒風に当たらないような環境を確保してあげましょう。

発芽する適温は15度〜25度を目安として考えておいてください。

 

ゲッケイジュの種類・品種

ゲッケイジュは雄株と雌株のある常緑樹で、高樹高になります。

ハーブの一種として有名ではありますが、庭木や花木としても栽培されています。

日本で見かけられるのは雄株が大半で、挿し木で増やされています。

栽培もさほど難しくはないので初心者にも育てやすい植物となっています。

ハーブですが、害虫には弱いという特徴があります。

そんなゲッケイジュはクスノキ科ゲッケイジュ属に分類され、生育旺盛さを皮切りに「生け垣」「切り込み」の仕立物を作ることにも利用されています。

原産地のギリシアや小アジア、イタリアなどの地中海沿岸では広範囲に分布しています。

ゲッケイジュの品種には、黄色い葉っぱが美しい「オーレア」やクリーム色の班が入っている「バリエガータ」そして細い葉っぱの持ち主の「アングスティフォリア」というものもあります。

 

ゲッケイジュの収穫

ゲッケイジュは常緑樹であるため、通年葉っぱを収穫することができます

だからといって苗が小さいときには取らず、生長させるように栽培してください。

収穫に適した葉っぱというのは、若い葉ではなく最低でも半年を経過している葉にしましょう。

半年過ぎていれば良いので昨年や一昨年の葉っぱでも問題はありません。

剪定を行ったときに切り落とした枝から摘み取るとよいでしょう。剪定には、厳しい寒さの時期は避けて行ってください。

ローリエを作るのであれば、取った葉っぱを水洗いして表面に付着した汚れをきれいに取り除きます。

ざるなどの乾燥させやすい容器に移して乾かします。

乾燥したら空き瓶な度に入れて保管しておけばいつでも使うことができます。

 

ゲッケイジュの花の形態(どんな花を咲かせるのか)

春になるとチアリーディング部が持っていそうなポンポンのような黄色い花を咲かせます。

薄い黄色も混じっている密集して咲かせるので、鑑賞にも適しています。春は4月・5月のことを指します。

 

ゲッケイジュのトリビア

ゲッケイジュの風水

オリンピックでもゲッケイジュの冠を被ることから「勝利の木」とされています。

古代ギリシャの時代から勝者に冠を渡されていました。北にゲッケイジュを飾ることで運気も上がるとされています。

 

ゲッケイジュの花言葉

ゲッケイジュは、5つの花言葉を持ち合わせています。ゲッケイジュの花言葉には「勝利」「名誉」「栄光」があります。

ゲッケイジュの花の花言葉は「裏切り」で、ゲッケイジュの葉の花言葉は「私は死ぬまで変わりません」という意味があります。

オリンピックでもゲッケイジュで作った冠を、功績を収めた者に被せているシーンがありました。

スポーツ関係だけでなく大きな功績を残した人に贈るのも良いとされています。

花の花言葉は見た目からは想像がつかないような意味となっていますので、人に贈るのは避けておきましょう。

葉にも花言葉があり、ある分野での栄誉や気持ちに対して「私は死ぬまで変わりません」という意味として考えてみてください。

 

ゲッケイジュの由来伝承

ゲッケイジュを漢字に変換すると「月桂樹」とされ、お酒の名前などにも起用されていたりしますね。

学名ではLaurus nobilis(ラウルス・ノビリス)と言い、ラウルスはケルト語の「緑」という意のLaurから付けられています。ノビリスはラテン語の「高貴な・高名な」という意味の語源を用いています。

ゲッケイジュは古代ギリシャの太陽神アポロンの木と称されています。

月経冠は「勝者」「英雄」に授けて讃えるという習慣がありました。

月桂冠には、ローリエの他に、ベイリーフやベイリーブスなどの別名でも呼ばれることがあります。

さらに、国が変わってイギリスになると、中世以降優秀な詩人にPoet Laureate(ポエット・ローリイット)という桂冠詩人として特別な称号を授けられるということにも使われています。

 

まとめ

香辛料としてよく使用されるゲッケイジュの育て方などについてご紹介しました。

ゲッケイジュは勝利者を讃える際に使われる植物です。

耐寒性も耐暑性もあるので、育てやすい植物です。一度育ててみてはいかがでしょうか。

花の花言葉は人に贈るとよくない方向のものなので、ゲッケイジュをあげるのであれば、苗または冠を自分で作ってあげるようにしてくださいね。

takenaka

takenaka

お花と植物を愛するライター。 お花と植物と共に暮らすグリーンライフに憧れて、去年お庭付きの一軒家に引っ越しました。まだまだ理想のお庭にはほど遠いけど、週末の楽しみは少しづつお庭の手入れをすることです♪

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