セラギネラの画像

セラギネラの育て方

  • イワヒバ科
  • イワヒバ属

セラギネラの基本情報

ジャンル

草花

形態

多年草

学名

Selaginella spp.

別名

クッションモス,洋種イワヒバ

原産地

東南アジア

セラギネラの性質

栽培難易度

やや易しい

耐寒性

普通

耐暑性

普通

耐陰性

あり

時期

植え付け・植え替え

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肥料

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セラギネラの育て方の画像

セラギネラの育て方

セラギネラはクッションモスと呼ばれることもあるイワヒバ科の植物です。

鮮やかなモスグリーン色の葉を、ふわふわと広げるにように育つミニサイズの観葉植物です。

とても人気があります。今回はそんなセラギネラの育て方をご紹介します。

基礎情報

日当たり

シダ植物の仲間であるセラギネラの成長には、あまり強い光は必要ありません。

環境としては程よい日当たりのある、明るい日陰や半日陰などが適しています。

セラギネラは耐陰性を持つ丈夫な植物なので日陰でも育ってくれますが、暗すぎる場所や長期間の日陰では生育速度や葉の色が悪くなることもあります。

ある程度の光がある明るい環境の方が元気に育ってくれるでしょう。

また、変色や葉焼けを起こす原因にもなるので、直射日光は1年を通して避けるようにしましょう。

 

置き場所

直射日光は避け、明るい日陰や半日陰で管理するといいでしょう。

夏場は風通しのいい場所で育て、冬場はカーテン越しに日を当てるなどして管理しましょう。

乾燥には弱い植物なので、冷暖房の風などが強く当たる室内の場所は避けるようにして、空気が乾燥しやすい時期は水切れを起こさないように、しっかりと湿度を保つように管理してあげましょう。

耐寒性がある植物であり、葉をまるめて休眠をすることで冬を越すこともできるため、屋外でも育てることができます。

ただし霜や凍結によっては枯れることもあるため、夜間の気温などには注意して、必要ならば室内に取り込んだり、霜除けを施しましょう。

 

水やり

セラギネラは湿った環境を好み、乾燥には弱い植物です。

気温が高く、水分が蒸発しやすい夏はセラギネラにとっても厳しい時期であるため、成長させることよりも枯れないようにしっかりと管理することが大事です。

夏場は土の表面が乾き切る前に水を与えるようにして、湿った環境を保つようにしましょう。

時間帯としては午前中など気温が上がる昼前までに与えるのが適しています。

春や秋の季節は土の表面が乾いてから水をしっかりと与えるといいでしょう。

鉢植えの場合は1回の水やりで、鉢の底から水が流出してくるまで与えます。

高い湿度を保つため、定期的に葉水を与えるのも効果的です。

ただし葉に大きな水滴がついたままになると、重さや水の勢いで葉が落ちてしまうこともあります。

水やりを行う際は葉には直接当てず土の表面に注ぎ、葉水は霧吹きなどを使って行い、葉にダメージを与えないように注意しましょう。

 

冬のセラギネラは生育速度が鈍くなります。

そのため冬場の水やりは少し控えめに与え、極度の乾燥や水切れを起こさないようにだけ気をつけましょう。

土の表面がまだ湿っている場合は水を与えないようにしましょう。

屋外で育てている場合は、気温が下がると葉が休眠の状態に入るため、水は与えすぎずに乾燥気味の環境で育ててあげましょう。

 

肥料・追肥

セラギネラはあまり多くの肥料を必要としない植物です。

肥料の与えすぎは逆に生育速度を鈍らせたり、枯れる原因にもなるので注意して施すようにしましょう。

肥料を与える時期としては、生育が弱まる冬場を避けるようにして、4月から9月の生育期に与えるといいでしょう。

肥料は遅効性の化学肥料の場合は2ヶ月に1回程度、土の表面に置き肥をして施します。

液体肥料の場合は春か秋の時期を中心に施すようにし、少し薄めたものを月に1回程度与えるのが目安となっています。

 

用土

水はけのいい土で育てるといいでしょう。

観葉植物用もしくは山野草用の市販用土を使用するか、ブレンドする場合は赤玉土、腐葉土、ピートモスをそれぞれ5:3:2程度の割合で混ぜ合わせてください。

ピートモスには土の保水性や通気性を高める効果があるため、市販の用土に混ざるのも効果的です。

ピートモスの代わりに、環境に優しい成分で構成されているココピートを使用することもおすすめです。

また、室内でインテリア用の観葉植物として育てる場合は、ハイドロカルチャーといった環境でも管理しながら育てることができます。

 

植え替え・植え付け・種蒔

植え替えは4月から6月、気温の安定した春の時期が適しています。

成長が進んで株が大きくなって、鉢とのバランスが悪くなったり、根詰まりなどを起こしているようならば植え替えるようにしましょう。

土の状態を変えるためにも、植え替えの頻度としては2年に1回程度が目安です。

植え替えをする際は、株を土から抜いた後に土をしっかりと払い、古い根や傷んでいる根を切り落としてから他の鉢に移すといいでしょう。

セラギネラのサイズを調整したい場合は株分けをして量を減らすか、根を3mmほどまで短く切ることでその後の生育速度を抑えることができます。

 

増やし方

挿し芽もしくは株分けといった方法で増やすことが出来ます。挿し芽の時期としては4月から6月の間が適しています。

挿し芽で増やす場合は、できるだけ元気のある若い茎を選んで切り取り、新しい用土に挿します。

新芽が出るまでは風通しのいい日陰の場所で土に挿して育てるといいでしょう。

新芽が出た後は通常の育て方と同じように、明るい場所へ移してあげましょう。

株分けの場合は自分の好みの大きさに分けることができます。

根を鉢から取り出した後は、根をよくほぐして土を落とし、分けた株は寄せ植え用や植え替え用として別の鉢へ植え付けます。

 

病気・害虫

セラギネラを育てる際に気をつけるべき病害虫としては、ハダニがいます。

主に春から秋にかけての暖かい時期に発生することが多く、体長は0.3mmほどの非常に小さな虫です。

葉の裏に寄生して、葉緑素を抜いて葉の色を悪くするだけではなく、栄養分を吸い取って植物を枯らすこともあるため注意しましょう。

ハダニが発生している場合は、葉緑素が抜かれ白い斑点のようなものが葉に浮かんでいます。

数が増えて全体に行き渡る前に駆除するようにしましょう。

数が少ない場合はテープに貼り付けて取ることもできますが、ハダニは短期間で数を大きく増やすため、気づいたときには手だけでは処理できないことがほとんどです。

市販の薬剤などを用意して駆除するようにしましょう。

また、ハダニは水に弱いため、こまめな葉水を行うことで、ある程度予防することができます。

 

管理温度

耐寒性がある植物で、冬越が可能となっています。

日本の多くの地域では屋外でも一年を通して育てることが可能ですが、冬越の気温の目安は0℃までとなっているため、厳寒地などの冬場では凍結しないように室内に取り込んで育てた方がいいでしょう。

また気温以外にも霜や雪除けが必要な場合もあります。

気温が保たれる室内では大丈夫ですが、室外では低い気温になると休眠状態になり、葉が丸くなることがあります。

耐寒性がある植物で、0℃までなら耐えることができます。

西日本の多くの地域では屋外でも一年を通して育てることが可能ですが、霜や雪除けが必要な場合があります。

低い気温になると休眠状態になりますが、室内で育てている場合は特に変化はありません。

 

種類・品種

セラギネラはイワヒバ科の植物で、セイヨウイワヒバやクッションモスという名前で呼ばれることもあります。

葉の形や見た目が似ていることから、名前には「モス」とついていますが、正確にはコケの仲間ではなくシダ植物の仲間になります。

シダ植物の仲間であるため高い耐陰性があり、サイズも背丈5〜10cmほどと小さいことから、育てやすい室内用の観葉植物として人気があります。

セラギネラ単体として鉢で育てられるだけでなく、寄せ植え用素材として他の観葉植物と組み合わせられたり、屋上などでグラウンドカバーとして使われることもあるなど、多くの場所や様々な目的に合わせられて育てられています。

同じ仲間であり、日本で自生しているイワヒバと比べると、生育は旺盛で生育速度も早く、ボリューム感のある広がった葉が大きな特徴となっています。

観葉植物では主にアフリカ原産で濃い緑色の品種のクラウシアナが出回っているほか、葉の色が黄緑に近いセラギネラ・オーレアや、中国西部が原産のセラギネラ・ブラウニィなど、世界中に多く品種が存在しています。

 

トリビア

風水

日当たりの悪い場所や日陰でもある程度育てることができるため、セラギネラは室内のインテリアや風水のアイテムとしても使われることが多い観葉植物です。

背の高さもあまりなく、葉を広げるように育ってくれるため見た目もまとまりやすいので、様々な部屋のスタイルに合わせることができます。

シンプルで鮮やかなモスグリーン色の葉は、洋風のコーディネートとも相性がよく、やすらぎや癒やしを与えてくれる効果もあります。

風水上、トイレは不浄の場所で、悪い気が溜まりやすいとされていますが、観葉植物を置くことで悪い気を抑え、運気アップにも繋がるとされています。

セラギネラのような耐陰性がある観葉植物ならば、休日など週1日程度は日当たりのある場所に移動するだけで、トイレといった暗所でも育てることができます。

 

由来伝承

葉が放射状に柔らかく広がり、ふわふわとした見た目になることからクッションモスという別名がついており、流通する際はこちらの名前が使われることも多いです。

また、日本では伝統園芸として古くから使われているイワヒバとは、同じイワヒバ科の仲間であり、区別するためにセイヨウイワヒバと呼ばれることもあります。

イワヒバほどの日本の冬に適した耐寒性はありませんが、室内に取り組めば1年を通して楽しむことができます。

 

まとめ

今回はセラギネラの育て方のポイントについてご紹介しました。

セラギネラのふわふわと広がった葉は可愛らしさがあり、見ているだけでも癒しを与えてくれます。部屋にひとつ置くだけで自然を感じられるだけではなく、インテリアとしても相性のいい観葉植物です。

耐寒性や耐陰性があり、サイズもそれほど大きくならないため育てやすい植物ですが、直射日光や夏の時期は弱いため、しっかりと管理してあげましょう。

 

takenaka

takenaka

お花と植物を愛するライター。 お花と植物と共に暮らすグリーンライフに憧れて、去年お庭付きの一軒家に引っ越しました。まだまだ理想のお庭にはほど遠いけど、週末の楽しみは少しづつお庭の手入れをすることです♪

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