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スイカの育て方

  • ウリ科
  • スイカ属

スイカの基本情報

ジャンル

野菜

形態

一年草

学名

Citrullus lanatus

別名

西瓜

原産地

南アフリカ

スイカの性質

栽培難易度

やや易しい

耐寒性

やや弱い

耐暑性

普通

耐陰性

時期

種まき

1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12

収穫

1
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スイカの育て方の画像

スイカの育て方

今日では夏の風物詩として、切った状態に似せたアイスがあるほどに、広く流通しているスイカ。

郊外の畑などで育てられているのを、通りすがりに見かけることなどは大いにあるかもしれません。

今回はそんなスイカについて、育て方を中心に簡単にご紹介します。

基礎情報

日当たり

スイカは日当たりの良い場所を好むタイプです。実がなり次第、しっかりと実にも日光が当たるように心がけてください。

まだ苗の段階でも強烈でない日差しを程よく当ててあげるようにしましょう。

 

置き場所

スイカは日当たりの良さだけだけでなく、風通しの良さも求めます。

地植えの場合には、日陰ではない場所であれば問題ないでしょうが、プランターの場合には、風通しのいい場所を可能な限り探して育ててみてください。

ベランダで育てているのならば、風とおしのいい柵の前などに置いてあげるといいかもしれません。

 

水やり

スイカを畑で育てる場合には、しおれない限り水を与えなくとも問題ありません。

多湿を嫌う性質を持っているため、例えば過剰に水やりをすると、果実の味が水っぽくなってしまい美味しく味わえなくなる可能性もあります

もちろん極端に萎れているようであれば、与えてください。

プランター栽培の場合は、土が乾いたらあげましょう。

真夏の暑い時間帯は避けて、涼しい朝夕に水を与えるようにして、根を傷めないようにしてください。

また雨に当たると病気になりがちなので、雨の当たらない場所もしくは覆いをかぶせてあげましょう。

なお植え付け直後の苗にはしっかりたっぷりと水を与えてあげてください。

あと、収穫の10日ほど前になったら水やりを控えて、乾燥気味に育てるようにしてください。

その方が甘さのある美味しいスイカになります。

スイカは霜にあたってしまうと枯れてしまうので、霜を作らないように水やりをするようにしましょう。

 

肥料・追肥

肥料を与えるのは、生育状況や開花時期よって変更する必要があります。

標準としては苗が活着し、つるが伸びだした時点で1回目を、

果実がボールほどの大きさとなったら2回目を与えるという形で問題ないでしょう。

それぞれのつるの先あたりに追肥をし、そのうえを土で覆ってください。

ツルが伸びにくく、草姿は小さいものですが、育つの早いです。

窒素分の与えすぎにも注意しましょう。葉の色が悪いときも、適宜追肥を行うようにしてください。

 

用土

スイカにとって好ましい土壌とは、水はけがよいものです。

したがって特に地植えの場合は、日当たりのいい場所を選び、土作りの段階で堆肥(1平方メートルあたり2〜3キログラム)を混ぜてよく耕やしておくといいでしょう。

土壌への適応性は早いですが、酸性の土壌をひどく嫌うので、植え付けを行う2週間前に苦土石灰を1平方メートルにつき100gほど混ぜて置きましょう。

そして定植する2週間まえに基肥を施し、畝幅2.5メートル、株間1メートルの間隔をあけて、直径50センチ、高さ15センチほどに土を盛り上げておきましょう

 

植え替え・植え付け・種蒔

植え付けは、本葉が4〜5枚ほど育った状態で植えてあげましょう。

可能な限り接木を使ってください。そして特にポットの場合は、事前に準備しておいた土壌に、根鉢に十分に水を含ませておいてから植え付けましょう。

根鉢とうねの高さが同じになるほどにしておくといいです。

植え付けの時期が通常(5月中旬)よりも早い際には、マルチングだけでなくポットキャップ等を被せることで保温しましょう。

なおホットキャップを使う場合には、換気のために天頂に穴を開けてください。

種蒔きで育てる場合には、3月下旬〜4月上旬に播種を行い、約30〜40日かけて本場4〜5枚の状態にまで育てます

苗を育成する段階では昼は25〜28℃、夜は16℃〜20℃とするので、電熱線などを利用する必要もあるでしょう。

そのため本格的な栽培を目指していないのならば、接木の状態にある元気な苗を購入するのがおすすめです。

 

増やし方

スイカを増やす方法は、種蒔きです。

種蒔きの方法は土壌をしっかりと用意し、その上で苗を育てていくだけです。

種の収穫は育った実から種を取り出すだけで問題ありません。

スイカの種は基本1果実から約200粒も取れるので、自家用には実1つ分の種があれば十分でしょう。

種の取り出し方は普通に食べながら取り出したうえで、種をすぐさま水で洗って、3日ほど天日干しにしてください。

そして乾燥させれば、約5年ほどはもつかもしれない保存用の種の完成です。

 

病気・害虫

スイカは乾燥を好む性質から、多湿を原因とした病気を発症し易い傾向にあります。

そのため事前の対策としては、過剰な水やりは禁物かつ梅雨時期の管理は特に注意してください。

スイカがかかりうる病気としては、うどんこ病、炭疽病、つる枯病、菌核病、疫病、褐色腐敗病、白絹病、黒点根腐病、つる割病などの糸状菌(かび)によるものが多く含まれています。

ただその他にも、モザイク病などのウイルスによるもの、果実汚斑細菌病などの細菌によるものまであるので、元気なスイカを美味しく食べることを目標とする場合には、徹底したチェックと管理方法の確認が必要なのです。

発症した後の対処方法は、早期の段階での薬剤での処理が基本となるでしょう。

ただし、発見が遅くなると治るとは限らないので、何よりも事前の対策を徹底しましょう。

一方の害虫についても多くいます。

キュウリに発生するタイプのものと同様の種が発生しやすく、ウリハムシやウリキンウワバ、ウリノメイガといった食害系の種、ワタアブラムシやハダニ、オンシツコナジラミなどの吸汁系といった虫が繁殖する可能性が高いです。

中でもハダニは乾燥を好んでくるため、乾燥地を好むスイカによりやすいと言えるでしょう。

したがって、水やりの一部を霧吹きなどで処理することで予防ができるようになります。

また見つけ次第駆除することも大切です。逃げ足の早い虫の場合には薬剤の使用をおすすめします。

 

管理温度

スイカが発芽をするために必要としている温度は25℃〜30℃

高温性ではあるので、40℃でも耐えられますが、15℃を下回ってしまうと発芽が不揃いとなってしまうので注意してください。

なお通常の場合は生育温度は、23〜30℃です。12℃以下になると生長が止まるので注意しましょう。

 

種類・品種

スイカは店頭でもさまざまな種類が置かれているケースもあるぐらいに、種類が豊富です。

最も有名な品種は甘くてしゃりっとした食感が特徴の大玉スイカでしょう。

「縞王」や「富士光」といった品種もこの大玉スイカの1種です。

他には可食部分が多めの小玉スイカや、果肉が黄色い黄色スイカ、ラグビーボール型のマダーボール、

深緑色の表皮が特徴の高級スイカ・でんすけ、文字通り角ばっている角形スイカ、果皮が黄色い太陽スイカ、

富山県の入善町で生産している楕円形の入善スイカ、食べやすくも生産には手間のかかる種なしスイカなどが挙げられれます。

このほかに食用として栽培されたものではなく、乾燥地帯に自生する野生のスイカも存在します。

ほとんど甘みはないですが、水分をかなりたっぷりと貯蓄しています。

ミネラルなども多く含んでいることから、砂漠に生きる動物にとって貴重な栄養源ともなっています。

 

花の形態(どんな花を咲かせるのか)

スイカは6〜8月というちょうど収穫期直前が開花時期にあたります。

黄色い花弁を5枚ほどもった花には、雄花と雌花の2種類が存在し、その両者が受粉することで実がなります。

この花を人工授精させることで確実に結実することが可能のなるので、構造をしっかり把握しておきましょう。

なおタイミングとしては、雌花が咲いたら午前10時頃までに人工授粉をさせるというつもりで管理してください。

 

トリビア

風水

スイカはボールや月のような丸い形をしていることから、円状であるとして「人間関係を関係を良好にする」という効果が期待できるようです。

食べるときもスイカを半分にしか切らないで食べてみると、さらなる効果が期待できるかもしれませんね。

ホットな夏にいい出会いのあった方は、是非とも良縁として続けたいと願ってスイカをもぐもぐ食べてみましょう。

お腹を壊さない程度に加減を忘れないようにしてください。

 

花言葉

スイカの花言葉は「ずっしりしたもの」「どっしりしたもの」という奇妙なもの。

見た目通りの重くて、ずっしりとした様子をそのまま表した意味でしょう。

けれども捉えようによっては、威厳のあるといった意味合いにもなるので、自身の子どもや夫を気弱いと感じたら、食べるよう勧めることで威厳をぐんぐん付けていくということを期待するものいいかもしれません。

スイカ自体は水分が豊富で夏場など、喉が渇く季節にはその「どっしり」「ずっしり」とした重みを手に持って感じながら、食べると生命の素晴らしさなんてものも感じられるかもしれませんね。

 

由来伝承

スイカの原産地は熱帯アフリカのサバンナ地帯や砂漠地帯です。

紀元前5000年の時点で、すでに南アフリカで栽培されていたようです。

そして3000年前のエジプトにおいても栽培が行われていおり、10世紀に至ってようやく中国に伝わって、日本にも伝えられたようです。

そして中国の西方(中央アジア及びその周辺)から伝わったと考えられたことと、瓜に似ていることから「西瓜」と漢字表記されるようになったようです。

スイカという発音は「西瓜」の「西」を唐音で発音したことがもとになっています。

日本に伝わった正確な時期は不明ですが、室町時代以降には伝わっていたとされています。

南北朝時代の漢詩集『空華集』でスイカに関する唄がえいじられていることもあり、14世紀には伝わっていたのではないかとも考えられています。

スイカに関する有名な絵画作品としては、江戸時代の有名な浮世絵師である葛飾北斎の描いた肉筆浮世絵「西瓜図」があげられるでしょう。

北斎の晩年の作品であり、スイカの上に菜切り包丁を和紙越しに乗せている姿が描かれています。

また古くからスイカのタネを食べると盲腸になるといった俗信がありますが、全く問題ないので、うっかり種を飲んでしまっても問題ないでしょう。

 

まとめ

今回は日本人には馴染みの深いスイカについて、育て方を中心に簡単にご紹介しました。

スイカを自家栽培を検討している方は是非種選びもこだわりましょう。

種類が豊富なため、自分好みの味や香り、色をしたスイカを選び、自宅でひっそり味わうのも素敵でしょう。

場合によっては、複数の種類を同時に育てて、友人や家族を呼んで大試食会を開くのもいいかもしれませんね。

takenaka

takenaka

お花と植物を愛するライター。 お花と植物と共に暮らすグリーンライフに憧れて、去年お庭付きの一軒家に引っ越しました。まだまだ理想のお庭にはほど遠いけど、週末の楽しみは少しづつお庭の手入れをすることです♪

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