パキフィツムの画像

パキフィツムの育て方

  • ベンケイソウ科
  • パキフィツム属

パキフィツムの基本情報

ジャンル

多肉植物

形態

多年草

学名

Pachyphytum

別名

原産地

メキシコ

パキフィツムの性質

栽培難易度

やや易しい

耐寒性

やや弱い

耐暑性

やや弱い

耐陰性

時期

植え付け・植え替え

1
2
3
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6
7
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肥料

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開花

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パキフィツムの育て方の画像

パキフィツムの育て方

パキフィツムは、メキシコが原産地の多肉植物です。ベンケイソウ科のパキフィツム属に分類されています。

ぷっくりとした肉厚の葉は白っぽい粉で覆われており、赤紫やピンク色に薄く染まります。

そんなパキフィツムの育て方をお伝えします。

基礎情報

日当たり

パキフィツムは、日当たりが良い場所を好みます。

日当たりの悪い場所では、葉色も悪くなり、間延びしたような感じになり、葉が何もしていなくてもポロポロと落ちてしまう事などがあります。

また日当たりだけでなく、風通しの良い場所である事も重要です。寒さと湿気が苦手な性質があります。

 

置き場所

パキフィツムの置き場所は、春と秋の時期には、日当たりが良い場所を選んで下さい。

夏場の暑い時期は、直射日光は避けるようにし、明るい半日陰へと移動するようにします。

寒さにはとても弱い為、気温が低くなる冬場の時期には、戸外では弱って枯れてしまいますので、室内の日当たりが良い場所へ移動して管理をします。

 

水やり

パキフィツムの夏場の水やりに関しては、暑く気温がどんどん上がってしまう日中の水やりは避けるようにします。

湿気や多湿の環境には弱い為、鉢の中の土が完全に乾いているのを確認したらで結構ですので、十分な水を与えるようにしてあげて下さい。

夏場は暑いからといって心配になり、水をやり過ぎると葉割れを起こしてしまう原因にもなるのでその点は注意が必要です。

多肉植物ですので、肉厚の葉の部分には水を保水できる機能があります。

その為、乾燥には強いので、夏場の水やりと言っても決して慌てる必要がないのです。

パキフィツムは冬場の寒い時期には、休眠期に入ってしまいます。その為、水やりはぐっと減らす必要があります。

乾燥気味に管理をする事を念頭に置いておくようにして下さい。

葉の表面には、白い粉が吹くような種では、葉に乱暴に水を掛けてしまうとその粉が簡単に落ちてしまう為、株元に水を掛けるようにし、葉の部分にはかからないように注意を払う必要があります。

 

肥料・追肥

パキフィツムの肥料は、春と秋の2回、月に1回を目安に緩効性化成肥料を少量与えるようにします。

液体肥料にする場合なら、月に2回程度液体肥料を、原液のままではなく必ず薄めたものを施すようにします。

しかし肥料を与え過ぎてしまうと、肥料焼けを起こしてしまう原因につながってしまう為、その点だけは注意するようにして下さい。

追肥についてはパキフィツムの場合には特に必要はありません。

しかし、春から秋にかけては生育期にあたる時期ですので、肥料は忘れずに与えてあげる必要があります。

夏の時期は休眠期に入ってしまう為、肥料は逆に与えてはいけません。

 

用土

パキフィツムに適した用土というのは、水はけが良い土である事が条件となります。

赤玉土の小粒3:鹿沼土の小粒2:軽石の小粒2:腐葉土3」の割合で配合して作った土がおすすめです。

その他には、「赤玉土5:腐葉土3:川砂2」の割合で配合して作った土でもOKです。

しかしよくわからない為、自分で配合しては作れないという場合には、園芸屋さんなどの門店に行って相談すると、パキフィツムに合った市販の土を教えてもらえますので、そういったものを上手く利用してみても良いと思います。

多肉植物専用の培養土も、今では色々と市販されていますのでおすすめです。

 

植え替え・植え付け・種蒔

パキフィツムの植え付けを行うのに、最適な時期としては年に2回あります。

それは3月~4月頃もしくは9月~10月頃です。この時期に、まずは枯れてしまった下葉は綺麗に取り除きます。

それだけでなく枯れた根も同様に丁寧に整理を行います。その後で植え付けるようにします。

パキフィツムの中には葉の表面全体が白い粉で覆われている種類があります。

そういったものは粉がとても取れやすい為、慎重に作業をするようにして下さい。

次に植え替えについてですが、これを怠ってしまうと、土がやせ衰えてしまってパキフィツムの生育が遅れたり乱れたりしてしまう要因となります。

それだけでなく、根腐れを起こしてしまったり、病害虫の被害にかかりやすくなる原因ともなります。

植え替えをするのに最適な時期は、春先か秋頃のどちらか1回を選んで行うようにします。

根が伸びて張りやすい為、植え替えをする際には、今よりも一回り上のサイズの鉢を使う事がポイントです。

植え替えの土は、基本的に植え付けと同じ配合の土でOKです。

もしくは多肉植物用か、サボテン用の市販の土でも大丈夫です。水はけを良くする為に、鉢底には厚めに軽石を敷くようにします。

鉢の幅は、できれば20cm~30cm程度はある方が順調に生育しやすいので良いでしょう。

 

増やし方

パキフィツムの増やし方には、大きく分けて3通りの方法があります。

それは、「挿し芽・葉挿し・株分け」です。この中でも最も手軽に行える方法としては、葉挿しとなります。

葉挿しのやり方ですが、葉を切り取ってそれを土の中に挿していきます。

パキフィツムでは、丁寧に葉を茎から外します。そしてその葉の切り口を、しばらくの間完全に乾燥させます。

その後、土の中に挿します。しばらくして、きちんと葉に根が付いたのを確認できたら葉挿しは成功です。

挿し芽というのは、葉のついている茎の上部を切り取って、それを土に挿すという方法です。

切り取った芽は必ず、日陰の場所で数日程度完全に乾燥させた後で挿すという事が大切なポイントとなります。

パキフィツムが群生しているような場合には、株分けの方法で増やすのがおすすめです。

植え替えを行うタイミングなどに、枯れてしまっている根や葉を綺麗に取り除いた後に、株を分けてそれを植えます。

そうするとパキフィツムの数をどんどんと増やしていく事ができます。

増やすのに最適な時期は、3月~4月の春頃、9月~10月の秋頃となります。

それ以外にも開花時期である4月~6月頃にも状態によっては増やす事も可能です。

 

病気・害虫

パキフィツムに発生しやすい病害虫には、アブラムシやカイガラムシが知られています。

特にカイガラムシは、春~夏の時期にかけて大量発生しやすい為、見つけたらすぐに駆除する必要があります。

ブラシなどを使ってこすり落として下さい。アブラムシは、薬剤を使う方が効果的です。

花の咲く時期に、蕾部分によく発生しますのでチェックしてみて下さい。なり易い病気としては、軟腐病というのがあります。

多湿の環境下では、パキフィツムは下葉が腐りやすくなる為、この病気にかかりやすくなります。

ですから、枯れた葉は放置せずに早めに取り除くようにします。

万が一株元に発症するなどの場合には、まだ病気になっていない健康な茎をカットして挿し芽を行い、再生させるようにします。

 

管理温度

パキフィツムは、ある程度の耐寒性を持っていますので、5℃以上の気温を保てる環境下であれば、問題なく育ちます

戸外でも、冬場が5℃以上ある地域でなら、庭に鉢植えや地植えでも大丈夫ですが、室内で管理するようにする方が安全だと思います。

また風通しと日当たりが良い場所が最適ですが、真夏の強い日射しや直射日光が当たる場所は弱ってしまう為NGです。

パキフィツムは原産地が暖かい地方の植物であるので、多少の寒さには耐えられるとは言っても、冬場の寒い時期は無理をせず、室内で育てて管理してあげる事をおすすめします。

また冬場は霜が下り易いだけでなく、土も凍結しやすくなります。そうなるとパキフィツムはダメになってしまいます。

そうならない為にも、どうしても庭などに地植えしたいとい場合には、冬の寒さ対策をしっかりと行う必要が出てきます。

 

種類・品種

パキフィツムの代表的な種類をご紹介します。まず「パキフィツム・フーケリー」です。

葉はグリーン色をしていて群生するのが特徴です。切り戻し作業をする事で子株が株元から出やすくなります。

次に「パキフィツム・ビリデ」です。これは葉が細長くかつオレンジ色のような色味を持っている大型種となっています。

次に「パキフィツム・オビリデ」です。

これも大型種となっていて、葉の色はまるでミルクティーのような色をしている為、とても人気が高いです。

葉挿しで増やしやすいのが特徴です。最後に「星美人」です。

日本ではとても有名で、これも高い人気を誇っています。特徴は、青みを帯びたような葉に白い粉が全体にかかっています。

秋頃になってくると、これがほんのりとピンク色になり紅葉する為、まるでお花が咲いたように見えます。

 

花の形態(どんな花を咲かせるのか)

パキフィツムの花は、種類によっても少し違います。

星美人の花は、春頃に花茎が長く伸びてきてその先に10輪くらいの紅色が鮮やかな花が下向きに咲きます。

花びらは萼よりも短いのが特徴で、額の間から花がさりげなく咲きます。

月美人の花は、春頃になると薄いピンク色の花が咲きます。その他にも黄色い花を咲かせるものなどもあります。

 

トリビア

由来伝承

パキフィツムの名前の由来ですが、ギリシャ語で「太った植物」という意味を持つ言葉がパキフィツムとなります。

ぷっくりとした肉厚な葉が、特徴である事からこの名前が付けられたようです。

ベンケイソウ科のパキフィツム属に分類されるものは、多肉植物の中でも特に葉が肉厚な種類で有名です。

暖かいメキシコを原産地とする多肉植物の為、寒さには少し弱いですが、増やし方も簡単です。

また葉の色がピンク色や紫がかったようなものも多く、観賞用としても綺麗な為、日本での多肉植物ブームと相まって、とても人気が高くなっています。

葉の表面に白い粉がついているものもあり、葉の色によっても、見た目の雰囲気がかなり違ってきます。

葉を観賞用として楽しめるだけではなく、綺麗で小ぶりな花も楽しめるのも、人気の秘密です。

花の色も種類によって様々です。肉厚の葉とはまた違った、可愛らしい花との対比もとても印象的なのがパキフィツムとなります。

 

まとめ

今回は、多肉植物のパキフィツムについてご紹介してみました。

観賞度も高く、初心者にも育てやすくおすすめの植物です。花のような形の綺麗な肉厚の葉を、楽しむ事ができるでしょう。

増やし方もいくつかあり、寄せ植えのアクセントにしても最適です。

白い粉がついているものは、水やりや植え替えの時に気を配って注意してあげるようにしましょうね。

ぜひ一度パキフィツムを色々と育ててみて下さい。

 

takenaka

takenaka

お花と植物を愛するライター。 お花と植物と共に暮らすグリーンライフに憧れて、去年お庭付きの一軒家に引っ越しました。まだまだ理想のお庭にはほど遠いけど、週末の楽しみは少しづつお庭の手入れをすることです♪

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