玉つづりの画像

玉つづりの育て方

  • ベンケイソウ科
  • セダム属

玉つづりの基本情報

ジャンル

多肉植物

形態

多年草

学名

Sedum morganianum

別名

タマツヅリ,玉綴り,たまつづり

原産地

メキシコ

玉つづりの性質

栽培難易度

やや易しい

耐寒性

やや強い

耐暑性

やや強い

耐陰性

玉つづりの育て方の画像

玉つづりの育て方

玉つづりは小さく、ぷっくりと膨らんだ翡翠色の葉っぱを、何枚も重ねているのが特徴の多肉植物です。

秋になると紅葉して、瑞々しい赤色になるのが綺麗です。今回はそんな玉つづりの育て方のコツなどを見ていきます。

基礎情報

日当たり

肉厚な葉っぱを持つ多肉植物である玉つづりは、原産地がメキシコであることから分かるように、日光を好む植物です。

室内・室外を問わず、年間を通して、できるだけ風通しのよく、お日さまが当たる場所においてあげます。

ただし、高温多湿になる場所は苦手です。

直射日光の厳しい時期には、葉焼けを起こさないように、軒下などの明るい日陰へと移してあげましょう。

 

置き場所

玉つづりは多肉植物であるため、その豊潤な葉っぱに水分を貯め込むことができます。

がれき場や海岸の岩場などに生息していることが多く、そのため乾燥にはめっぽう強いです。

日光が当たり、風通しの良い場所で育ててあげましょう。また長くなると、重みで下に垂れ下がって伸びていきます。

吊り鉢仕立てで育てられる場合もあります。

一方で、高温多湿の環境を嫌うため、夏の直射日光が厳しく、ムシムシとした時期には、軒下や日陰に移してあげるのが良いです。

一般的にセダム属の植物は、冬の寒さに強いとされていますが、玉つづりはどちらかと言うと、冬の寒さに強い方ではありません。

霜にも弱いため、軒下や室内で大切に育ててあげてください。

 

水やり

玉つづりのの水やりの方法は、一般的な多肉植物と同じです。

春・秋の生長期は、土が乾いてきたと感じたら、水を土からしみ出るぐらいしっかりと与えます。

水のあげ過ぎは根腐れを起こしてしまう原因となります。なので、頻繁な水やりなどはダメです。

初夏の時期は、半月に1回程度の目安で水をあげる程度で大丈夫です。

この時期に差しかかると、生長期から休眠状態に移っています。

過度に水をあげてしまうと、根から水を吸収できないため、葉っぱが抜け落ちる原因となってしまいます。

なので、注意する必要があります。夏になると、できるだけ乾かし気味に育ててあげることを心がけて下さい。

水は、葉っぱに当てるのではなく、できるだけ土にかけるように心がけます。

冬場は、葉っぱに水をかけてしまうと、そこから霜が発生してしまいます。

防寒対策も兼ねて、できるだけ乾燥気味に育ててあげます。

水やりは、半月から1ヶ月に一度を目安として、土の表面が濡れるかどうか程度の量を、土に与えます。

あまりたくさん与えてしまうと土が乾きにくくなり、根腐れを起こす原因となってしまいます。

 

肥料・追肥

多肉植物であるため、玉つづりに肥料をたくさん与える必要はありません。

ですが、多少与えることによって、たくましく、瑞々しい成長を期待することができます。

植え替えや植え付けの時に、腐葉土を混ぜておけばそれだけで十分です。

もしくは、生育期にあたる4〜5月、または9〜11月頃に、月に1・2回程度、2000倍程度に薄めた液体肥料を与えてあげる程度で大丈夫です。

 

用土

通気性、排水性に優れた土が玉つづりには向いています。多肉植物用の培養土がおすすめです。

もし自分で配合する場合には、鹿沼土小粒、赤玉土小粒、ピートモス、燻炭、川砂、をそれぞれ1ずつの割合で配合して、混ぜ合わせた土を使用します。

 

植え替え・植え付け・種蒔

玉つづりは春秋型の多肉植物であるため、生長期にあたる春もしくは秋に植え替えをするのがおすすめです。

苗が土に根付きやすいためです。植え替えの時期となる目安は、鉢の底側から根が出始めてきたらとなります。

もしくは1年か2年程度に1度してあげます。植え替えをしないと、根詰まりを起こしてしまい、苗の調子が悪くなってしまいます。

植え替えをするときのポイントですが、古くなった土や根っこがあれば払ってしまいましょう。

これらの古い部分が残っていると、病気や虫が湧いてしまい、苗が弱ってしまう原因となります。

 

増やし方

玉つづりを増やすには、葉挿しと挿し木、株分けの3種類の方法があります。

株分けをする場合は、植え替えの時期に行います。

葉挿しと挿し木をする場合は、生長期である春か秋頃にすることで、根付きやすくなります。

挿し木をする方法は、挿し穂をする茎を選び、ついている下葉を全部落とします。

次に、切り口を1週間ほどかけて日向で乾かして、新しい土に挿します。

水はすぐには与えず、1週間から10日後に与えます。葉挿しの場合も、切り口を乾かしてから土に挿します。

いずれにしても増やしやすいので、お好みの方法で試すのがおすすめです。

 

病気・害虫

玉つづりにつきやすい害虫として挙げられるのは、ワタムシ・カイガラムシ・アブラムシ・ヤトウムシと呼ばれる比較的小さい虫です。

これらの虫は非常に小さく、目視の確認では見落とされがちになってしまいます。

季節の変わり目に、浸透移行性のある殺虫剤を撒いておくことで、これらの害虫が寄り付くのを防ぐことができます。

また、玉つづりは風通しの悪い場所に置いてしまうと、根腐れを起こしてしまいます。

根腐れが起こると、カビ類が発生して侵食されてしまいますので、注意が必要です。

きつい直射日光を浴びることも、玉つづりにとっては天敵です。

葉焼けを起こす原因となってしまいますので、直射日光が厳しい時期には、日中だけは日陰に置くことで、葉焼けを回避しましょう。

4〜6月にかけて雨の多い時期には、黒点病にも注意が必要です。

雨水や昆虫によって広がってしまうため、事前の予防は困難です。

感染症のため、被害の拡大しないうちに、罹患した葉っぱを取り除きましょう。

 

管理温度

セダム属は夏の暑さ、冬の寒さに強い種として有名ですが、玉つづりはどちらかといえば寒さに弱い種類になります。

冬場は霜よけできる軒下か、室内で管理してあげてください。

また、夏の高温多湿にもあまり強くないため、直射日光の厳しい時期には日陰などで管理するのが、瑞々しい成長の手助けとなります。

 

種類・品種

ベンケイソウ科のマンネングサ属に属している玉つづりには、「新玉つづり」(別名:ビアーホップ)という品種があります。

アツバベンケイソウ属に属していて、ロゼッタ状に葉っぱを展開し、群生して育つのが特徴です。

また、玉つづりは触れると脱落してしまいやすいのですが、新玉つづりは落ちにくいという特徴があります。

同じセダム属では、葉先が赤く染まっているのが特徴的な乙女心、ぷっくりと小さな葉をつける虹の玉などがあります。

 

花の形態(どんな花を咲かせるのか)

夏頃になると、下垂した茎の先から蕾ができ、ピンクから赤紫色の花を咲かせます。

 

トリビア

花言葉

玉つづりをはじめとしたベンケイソウ科マンネングサ属(セダム属)に属している植物は、「セダム」という総称があります。

セダムの花言葉には、「静寂」、「記憶」、「落ち着き」、「枯れることのない愛」などがあります。

 

由来伝承

玉つづりという名前は、翡翠色の曲玉をつなげているように見えることからつけられました。

別名は「タマスダレ」(玉簾)です。また、玉つづりの学名は「Sedum morganianum」です。

このセダムという学名は先ほど触れた通り、ベンケイソウ科のマンネングサ属に属している植物を総称してつけられている名前です。

ラテン語の”座る”「sedere」(セデス)が語源となっています。

元々、岩壁や地面に張り付いて育っていたことに由来したものです。

 

まとめ

今回は、ぷっくりと瑞々しい葉っぱが特徴的な玉つづりについて紹介しました。

青々とした翡翠色も魅力ですが、季節によって色とりどりの変化も楽しめます。この記事を読んでぜひとも育ててみてください。

takenaka

takenaka

お花と植物を愛するライター。 お花と植物と共に暮らすグリーンライフに憧れて、去年お庭付きの一軒家に引っ越しました。まだまだ理想のお庭にはほど遠いけど、週末の楽しみは少しづつお庭の手入れをすることです♪

『玉つづりの育て方』の記事をみんなに紹介してみましょう

多肉植物・サボテンの新着コラム

多肉植物・サボテンの新着投稿画像

多肉植物・サボテンの種類

福兎耳

真っ白でフワフワの毛で覆われた可愛い多肉植物。発根や生育に時間がかかるが人気品種。 福兎耳の育て方へ

センペルビウム

葉がロゼット状につく春秋生育型の多肉植物です。株元からランナーを出して子株をつけ、群生します。花を咲... センペルビウムの育て方へ

錦蝶

葉先から子株を落とし繁殖する多肉植物。 錦蝶の育て方へ

キリンソウ

風通しがよく、日当たりの良い場所で育てます。 キリンソウの育て方へ

花うらら

エケベリアの中でも観賞価値が高いといわれる美しい品種。ライトグリーンの葉先がピンク色に美しく染まりま... 花うららの育て方へ

トップスプレンダー

切り取られたような特徴的な葉姿を持つ多肉植物。 トップスプレンダーの育て方へ

GreenSnap

植物の名前を調べるなら

アプリで聞いてみよう!

★★★★★
ダウンロード