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道端で虫のような植物を見たことがありませんか。コバンソウという植物は小判のような見た目が特徴ですが、虫のように見えることもあります。このページではコバンソウについて解説しています。
コバンソウの特徴や花言葉、花期やドライフラワーの作り方も記載したので、アレンジメントが好きな方もぜひご参照ください。
コバンソウはイネ科コバンソウ属の植物です。草丈は10センチから60センチでもともと鑑賞用として日本に入ってきましたが、雑草としてあちこちに自生するようになりました。
乾燥に強く、土壌を選ばないため、強い植物と言えます。
最大の特徴は穂で、小判のように見えます。茶色く変色すると見た目が虫のようで、この特徴を知らないでコバンソウを見つけると、虫だと思って驚くこともあります。
コバンソウの花期は5月から9月です。円錐花序で花をつけ、垂れ下がります。見た目が俵に似ていることから「タワラムギ」という別名があります。花穂は小さく1センチから3センチほどです。
花といっても花弁は退化していて、鱗片が重なり合った見た目をしています。花穂は明るい緑色で、熟すと茶色く変色します。
コバンソウは毒は特になく、食べることができます。シリアルにして食べることもできますが、こちらはイネ科の植物なので、アレルギーのある方はご注意ください。
コバンソウはヒメコバンソウ、セイヨウコバンソウによく似ています。
ヒメコバンソウはイネ科コバンソウ属の植物で、外見は非常にそっくりですが大きさを比べると違いがあります。ヒメコバンソウのほうがとても小さいので見分けられるでしょう。
セイヨウコバンソウは花穂がコバンソウと違います。コバンソウは丸くてふっくらとした花穂ですが、セイヨウコバンソウは細く鋭い形をしているのです。シャープな見た目をしているのがセイヨウコバンソウと覚えると区別がしやすいでしょう。
コバンソウは雑草として扱われるほどの植物でとても丈夫です。荒れ地や乾燥しやすい場所でも栽培ができます。特に場所は選びませんが、なるべく明るい場所で育て見ましょう。
繁殖もよくします。鉢植えで育てる場合は、土が乾いたら水やりをしてください。地植えの場合は、降雨のみで水分が十分であえて水やりをする必要はありません。
コバンソウの花言葉は「お金持ち」、「金満家」、「興奮」、「熱狂」です。
小判のような見た目からこのような花言葉になったのでしょう。
コバンソウは自然下で自生していても、茶色くなるとパリパリとした質感になります。見た目が個性的なので、ドライフラワーとしても親しまれ、フラワーアレンジメントにも利用されます。
コバンソウを摘んだら麻紐でくくり、通気性のよい場所に逆さまにして吊るしましょう。しばらくするとパリパリとして自然に乾燥します。これでドライフラワーのでき上がりです。
コバンソウはとても個性的な見た目をしているので、好き嫌いが分かれますが、好きな方はぜひ育ててませんか。コバンソウは生命力のある植物なので、初心者の方でも栽培しやすいですよ。
ドライフラワーにしてアレンジメントも楽しみましょう。
GreenSnap編集部