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ルナリアは花自体は美しいですが、果実はとても個性的で、一度見たら忘れられないような見た目をしていますす。このページではルナリアについて解説しています。花の特徴や似た花について、ドライフラワーの作り方をまとめたので、ぜひご参照ください。
ルナリアはアブラナ科ゴウダソウ属の植物です。別名はゴウダソウ、ギンカソウで、原産地はヨーロッパです。草丈は30センチから100センチほどで、直立し道端や空き地などに自生します。そのため、雑草として扱われることもあります。しかし花はとても美しく、ドライフラワーとしての利用価値があります。
花後には果実ができます。丸いサヤのなかに果実が入っていて、熟すと果皮がはがれます。中には種子が4から7個あり、透けて見えるのが特徴です。
ルナリアの花期は4月から6月です。果実は変わった見た目をしていますが、花はいたって普通で、濃いピンク、紫色の花を咲かせます。まれに白いルナリアも存在します。ルナリアの花弁は4枚で夜になると香りがします。
花にはスジが透けて見えて可憐で、雰囲気はサクラソウに似ています。
ルナリアはムラサキハナナに似ています。
ムラサキハナナはアブラナ科オオアラセイトウ属の植物で3月から5月にかけて開花します。ルナリアと花期が重なります。草丈は30センチから50センチで、花弁が4枚で十字型に咲くところがルナリアによく似ています。
ルナリアは育てる場所を選びません。明るい場所を好むのでなるべく日当たりのよい場所で栽培しましょう。地植え、鉢植えどちらも栽培できます。水やりは地植えの場合は不要で、鉢植えの場合は土の表面が乾いてから水やりをしてください。
しっかりと乾燥してから水やりをしないと、根腐れすることがあります。乾いてから水やりするように気をつけましょう。
アブラムシの被害に遭うことがあるため、虫がついていないか、卵がついていないかこまめにチェックしましょう。
ルナリアの花言葉は「幻覚」、「収穫」、「はかない美しさ」です。
ルナリアは雑草としてあちこちに生えることもありますが、鑑賞用としても栽培されています。切り花も美しいですが、果実はドライフラワーにして楽しむこともあります。
ルナリアの果実は緑色から茶色に変色したらドライ化のタイミングです。ルナリアの果実をヒモでくくり通気性のよい場所で逆さまにして吊るしましょう。自然と水分が抜けて乾燥します。このままでも美しいですが、果皮と種子を取り除いて外側の撒くを剥がすと、白いルナリアのドライフラワーになり、「晒しルナリア」と呼ばれ人気があります。
一般的にドライフラワーというと花を乾燥させますが、ルナリアは果実を乾燥させるのが特徴です。ルナリアの花はドライフラワーには向いていません。
ルナリアは花はとても普通ですが、果実はとても個性的でドライフラワーが楽しめます。お庭で育てたものを収穫して、ドライフラワーにしませんか。
GreenSnap編集部