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どんな植物にも病気はつきもので、害虫の被害に遭うこともあります。このページでは、ニンニクの害虫と病気について解説しています。
これからにんにくを育ててみようと思っている方もぜひ参考にしてみてくださいね。
数mm程度の小さい虫であるアブラムシがニンニクにつくことがあります。なかなか目につかないサイズなので気がつきにくいのが特徴です。繁殖力が高く、すぐに大量発生しやすいため気をつけましょう。
ニンニクなどネギ類につきやすいのはネギアブラムシと呼ばれるタイプです。葉や茎から吸汁するため、見つけ次第駆除してください。
肥料を多く与えすぎるとアブラムシが発生しやすくなります。
手で取るのは困難なため、テープを使用して捕獲しましょう。大量に発生した場合は薬剤を使用して対処してください。
ネギアザミウマがニンニクにつくこともあります。ニンニクの葉を吸汁するため、ニンニクの葉の色が黄緑色に薄くなるのが被害の特徴です。
葉の色素が抜けたように見えたら、ネギアザミウマを疑いましょう。サイズは1mmほどで黄色い見た目をしています。
4月から10月に発生しやすく周囲に雑草があるとそこで繁殖します。
ネギアザミウマに効果的な薬剤は少ないため、駆除がやや困難です。見つけ次第捕獲するのも小さすぎて難しいことも多いでしょう。発生させないように周囲に雑草がある場合は、除草をしましょう。
通気性をよくしておくことも予防となります。
ニンニクにはチューリップサビダニがつくことがあります。こちらもとても小さく目視しにくいのが特徴です。葉に白いホコリのようなものがついていたらチューリップサビダニを疑ってください。
この害虫は保管している鱗片を吸汁します。
畑で栽培したニンニクにチューリップサビダニがすでについていて、それを種子用に利用することで繁殖します。高温でもチューリップサビダニが発生しやすいです。
鱗片を消毒して対処します。チューリップサビダニに効果的な薬剤もあるので使用しましょう。
ニンニクはサビ病になることがあります。葉にオレンジ色の斑点ができてまるでサビているように見えたらサビ病の可能性が高いです。放置していると株全体に広がるため注意をしましょう。
肥料(窒素)の与えすぎが原因となりサビ病を発症します。他にも近隣にネギ畑やニンニク畑がある場合は、周囲から原因菌の胞子が飛んで感染することもあります。
症状が出ている部分は取り除いて焼却処分をしましょう。薬剤散布も効果的なので、ある場合は散布しましょう。
ニンニクの葉先が枯れ、その後やわらかく腐るのが乾腐病の特徴です。
この原因菌は土のなかに10年以上も潜在するため、非常に厄介といえます。乾腐病の可能性があれば土を消毒してください。
土の中に病原菌が潜んでいることや、梅雨などの雨で菌が繁殖することです。
乾腐病の症状がでていたらすぐにその箇所を取り除きます。さらに土ごと掘り上げて処分してください。スコップやハサミなどにも原因菌がついている可能性が高いため熱湯消毒をして、さらに土も消毒しましょう。
黒腐菌核病になると葉の先端が白く変色し、生育が悪くなりやがて枯れてしまいます。葉がやわらかく腐るのが特徴なので見つけ次第処分してください。
カビ菌が原因で発生します。ネギ類を連作していても発生します。
水はけをよくして土壌を改善しましょう。ネギ類の連作は避けてください。
ニンニクはプランターでも栽培しやすいですが、病気や害虫の被害にあうことがあります。しっかりと対策をして健康に育ててください。
GreenSnap編集部