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スーパーではゴマは種の状態で売られていることがほとんどなことから、どんな姿をした植物なのか知らない方も多いでしょう。ゴマは自宅でも育てることができる植物なのです。このページではゴマの栽培についてまとめました。
ゴマの栽培時期、用土、水やり、植える場所、病害虫、収穫時期について記載したので、ゴマ好きな方はぜひご参照ください。
ゴマの種まきの時期は地植え、鉢植えでも5月から7月です。
ゴマの種が発芽するためには、20℃以上であることが条件であるため、気温がおだやかな時期、寒暖差のない時期に種まきをしましょう。
地植えでは種まきをする2週間ほど前に1㎡あたり100gの苦土石灰、堆肥2kgをくわえてよく混ぜておきます。その後、化成肥料を混ぜてから土を整えてから種まきをしてください。
鉢やプランターに土を入れて15cm間隔で深さ1cmの穴をあけ、そこに種を4~5粒まきます。ゴマの種は暗いと発芽するため土をかぶせておいてください。その後軽く土を押さえましょう。
水やりをして土が乾燥しないように管理をすると、芽がでてきます。
ゴマは酸性土壌を嫌うため、事前にpH測定器を使用して自宅の畑や庭の土が酸性に傾いていないかチェックしてください。必要に応じて苦土石灰をまいて中和しましょう。
ブレンドする場合は赤玉土と腐葉土を7・:3で混ぜて、そこへ苦土石灰をくわえることをおすすめします。
ゴマが発芽するまでは、土が乾かないように水やりをしてください。こまめに土を触って状態を確認するとよいでしょう。ゴマの種はとても小さいため、ドバドバと水やりをすると流れる心配があります。ゴマの水やりには注意が必要です。
地植えの場合は雨が降るため、根付いてからは水やり不要です。日照りが続き、土がカラカラに乾いているときのみ水やりをしてください。
また夏の高温期に水やりをするとゴマが傷むことがあるので、午前中や夕方など気温が落ち着いている時間帯に行ってください。
ゴマの栽培には肥料が必要です。
ゴマを間引いたあとに月1の頻度で化成肥料を与えましょう。
ゴマは日当たりのよい明るい場所で栽培をするのが基本です。
水はけの悪い場所はおすすめしません。地植えをする場合は、通気性のよい場所を選びましょう。
ゴマは湿気が多い時期に立ち枯れ病になることがあります。湿気に気をつけて剪定をしながら栽培をしましょう。風通しをよくすることも重要です。
ネキリムシ、スズメガの幼虫の被害にあう可能性もあるため、こまめに葉の裏などをチェックし虫がついていないか見てください。虫がついていたらその場で取り除くなど駆除をします。
大量に発生している場合は、殺虫剤を使用することも視野に入れましょう。
ゴマは種まきで増やすことができます。収獲した種をまいて増やしましょう。
他にも市販のゴマ(炒っていないもの)を土にまくことでも増やます。
挿し木で増やすことも無理ではありませんが、成功率が低いです。
ゴマの収穫時期は9月です。
ゴマの花後にサヤができ、これが黄色く変色すると表面が割れてきます。なかには種が入っているので、収穫したあと風通しのよい場所で乾燥させましょう。新聞紙の上に敷いて乾燥させるのがおすすめです。だいたい2週間ほどで乾燥します。
ゴマが乾いたら種だけを取り出してください。乾燥させている際に、虫やゴミが混ざってしまうことがあるため、種だけを採取するように気をつけましょう。
ゴマの栽培のポイントは、過去にゴマを育てた場所ではないところで栽培をすることです。連作障害を起こすため同じ場所でゴマを連続で栽培しないように注意してください。
ゴマは料理の上に散らすだけでも見栄えがよくなります。よい香りもするのでぜひ料理に使用しませんか。自宅で収穫したものであればよりおいしく感じられるはずです。
栽培だけでなく収穫後の乾燥などにも手間を必要とするため、他の野菜よりも愛着がわくかもしれません。
GreenSnap編集部