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綿の原料となるコットンフラワーは自宅でも栽培することができます。今回はコットンフラワーを育てている方向けに使い道やアレンジ方法そしてドライフラワーの作り方をご紹介します。ぜひご参照ください。
コットンフラワーは花を7月から9月の暑い時期に咲かせるのが特徴です。アオイ科の植物なのでムクゲやハイビスカスに似た夏らしい花を咲かせます。
綿の部分は花ではなく果実で、秋になるとパカッと開き中からはふわふわとしたコットンボールが見えます。コットンフラワーからとれる綿はとても肌触りがよく、通気性もよいことから古くからさまざまなことに使用されてきました。
白いコットンが主流ですが、種類によっては茶色もあります。
草丈はだいたい60cmから150cmほどで、花と綿の両方が鑑賞の対象となることから長く楽しめる植物といってよいでしょう。
コットンフラワーはドライフラワーにすることができます。
ドライフラワーといってもコットンフラワーの花を乾燥させるのではありません。ムクゲのような花ではなく、ふわふわのコットン(果実)をドライ化します。
コットンフラワーの果実が熟したら、枝を適当な長さにカットしてください。麻紐でくくって、軒下など風通しのよい場所に吊るしておくと自然と乾燥します。このとき逆さまに吊るすことをおすすめします。直射日光が当たる場所だと綿の色が変色するため注意をしてください。
触ってパリパリとしていたらドライフラワーの完成です。だいたい目安として3週間から1ヶ月ほどかかります。季節や湿気の状態によっても異なるため、適宜触って確認しましょう。
コツとしてはコットンフラワーの果実が割れ始めたら、雨に当たらないようにさせることです。雨に濡れると綿がふわふわしなくなるため注意をしましょう。
コットンフラワーの綿を取り出して糸にして楽しむ方法があります。ガーダーと呼ばれる道具が必要なため、やや難易度が高いですが、興味のある方は試してみてください。
アロマポプリにする使い方もおすすめです。綿を取り出して好みの容器に詰めてください。このときギュウギュウに押し込まず、ふんわりと入れましょう。
容器は透明なガラスだとコットンが見えてかわいくなります。そこへ好みのアロマオイルを垂らすと自然にふんわりとよい香りがします。
コットンフラワーをリースにプラスして飾るのもよいでしょう。ドライにしたコットンフラワーを適度な大きさにカットをして、ボンドやグルーガンを使用して接着します。
まるで雪がついたような冬のリースになるため、クリスマスリースのデコレーションに向いています。
スワッグにして楽しむのもよいでしょう。好みのドライフラワーと合わせてください。
綿を取り出してクリスマスツリーに綿をつけると、雪が積もったツリーのようにも見えます。
さらに絵具を使ってコットンに着色して楽しむのもおすすめです。
コットンフラワーは日当たりのよい場所を好みます。明るい場所で育ててください。なるべく風通しのよい場所がおすすめです。酸性土壌を好むため、土づくりには注意をしましょう。
植え付け前に土に苦土石灰を混ぜてpH値を調整しておいてください。
水やりは土の表面が乾いてから行い、たっぷりと与えてください。夏は花をつけさらに綿を作る時期で、この時期は水を必要とします。夏の高温期は朝または夕方の気温が低い時期に行い、なるべく土の温度を上げないようにしましょう。
コットンフラワーの花言葉は、「私を包んで」、「優秀」、「偉大」、「崇高」、「繊細」、「有用な」です。
利用価値が高いことから「有用な」、「優秀」という花言葉になりました。
コットンフラワーを育てている方は自分でドライフラワーにしてみませんか。吊るすだけで簡単にドライ化することができおすすめです。アレンジの仕方はたくさんあるので、ぜひチャレンジしてみてください。
GreenSnap編集部