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垂れ下がったユリのような綺麗な花を咲かせるエンジェルトランペットには毒があります。
この毒にはアルカロイド系の成分が含まれており、錯乱状態になったり、死に至ることもあります。
今回は毒の特徴や症状をご紹介します。
エンジェルトランペットという可愛らしい名前の通り、天使のようなトランペットの形をした綺麗な花を咲かせます。
エンジェルトランペットは本来「ダチュラ・ブルグマンシア」という名前で、この名前だとなかなか売れなかったので名前を変えたところ売れるようになったそうです。
花言葉は愛敬、変装、遠くから私を思って、あなたを酔わせる、偽りの魅力などがあります。
また、花には錯乱状態にする毒があるので、花言葉の通りと言えますね。
見た目からは想像もつかないような毒を持っているエンジェルトランペットは、アルカロイドという窒素原子を含んでいる塩基性の天然由来の有機化合物の総称で、木の汁はもちろん花や葉にも触れないでください。
口に入れたり傷口に触れないようにしましょう。
花・葉・樹液すべてに毒があります。
その症状はせん妄・幻聴・頭痛・めまい・興奮・錯乱・意識不明・呼吸停止を引き起こします。
汁液が皮膚に付くと炎症を起こしたり、目に入ると瞳孔が開き見えなくなったり、失明する可能性もあります。
強い毒を持っているため麻薬のような効果があり、江戸時代に「曼荼羅華(まんだらけ)」や「気狂いの茄子」と呼ばれていました。
その毒性を活かし、正しい分量で調合すると「麻酔薬」となり、病院などで用いられていました。
天使のような花が咲くエンジェルトランペットの毒についてご紹介しました。
花自体は非常に美しいので、毒に触らないよう気を付けながら育ててみましょう。
※トップ画像はPhoto by ☆のん☆さん@GreenSnap
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