warning
error
success
information
園芸初心者の方の中には、多肉植物のすべてがサボテンだと思っている方も多いです。
今回は多肉植物とは何か、そしてそのうちのサボテン科とは何であるのかについて簡単にご紹介します。
多肉植物とは主に砂漠や海岸などの乾燥地帯に生息する葉が肉厚の植物です。
この葉の内部では、強い乾燥に耐え得るように水分を大量に保管する柔組織が他の植物よりも圧倒的に発達しています。
この中にアロエ科、ベンケイソウ科などの「科」という分類に属するものが存在し、サボテンもその1科なのです。
なお科とは分類学上で用いる1階級のことで、目の次位、そして属よりも上位の分類階級です。
同じ「科」に分類された植物は、他の科とは異なる目に明らかな共通の特徴をもっているようです。
サボテン科とは、他の科にはない棘座という器官をもつ多肉植物の1科です。
そしてサボテンとは、サボテン科に分類された植物の総称として使われています。
棘座とは、別名アレオーレと呼ばれる器官で、スポット上のとげ密生する部位です。
本来は表に出ているはずの枝が極端に短くなり、体内に生まれた状態になっていることを示します。
そして、その他にも多数が、茎が多肉質、葉は棘状、花は花びらと額の区別がないという特徴を持っています。
多肉植物のすべてがサボテンではなく、
多肉植物のサボテン科と呼ばれる植物のみがサボテンであることはご理解いただけたでしょう。
けれども、その育てやすさが変わるわけではありません。
他のほぼすべての多肉植物と同様に、サボテンは水やりの手間がかかりすぎず育てやすい植物といえるでしょう。
サボテンは、多肉植物の1種であることをご紹介できましたが、やはり他の多肉植物と比べても特徴的な姿をしています。
寄せ植えなどでも一際目立つ存在として役立つでしょうから、ぜひ育ててみてください。
※トップ画像はPhoto by Tenさん@GreenSnap
ELLY