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こんにちは。ライターのariです。
一年に一度だけ、夜の間しか咲かない花といえば「月下美人」。強い香りを放ち、大きく華やかな白い花は、この名前がぴったりです。
月下美人は、なぜ夜にしか咲かないのでしょうか。
その秘密にも迫りつつ、不思議な魅力についてご紹介します!
「月下美人」は、メキシコの熱帯雨林地帯が原産の多肉植物。
花が咲きはじめると、強い香りを放ち、開花がはじまったことを知らせてくれます。
花冠は20〜25センチと大きく、闇に浮かび上がる白い花は見事。
夜に花が開きはじめ、朝になるとしぼんでしまう、まさに美人薄命という言葉がぴったりの花です。
一年に一度しか花が咲かないとよく言われますが、上手く育てれば、1年で何度も咲くことがあるそうですよ。
月下美人の原産地である熱帯雨林の地域では、なんと、コウモリが花粉の媒介を助けています。
そのため、コウモリが活動する夜間に花を咲かせるのだとか。
そして、月明かりの中でも花の存在が分かるように、真っ白で大輪の花である必要があるのです。
強烈な香りを放つのも、コウモリたちを誘引するという理由があります。
月下美人の開花を目にできた人は、そうそう多くはないかもしれませんね。
開花していられる時間は、ほんの数時間とか。朝になると、もう花びらは閉じてしまいます。では、なぜ朝になるとしぼんでしまうのでしょう。
ひとつの考え方としては、大きな花を咲かせるために、多くのエネルギーを使い切ってしまうから。だから、花を長く保つことができないといわれています。
いかがでしたか?月下美人の花言葉は、「あでやかな美人」や「はかない恋」。短命で美しい花に、ぴったりの言葉ですね。私もいつか、月下美人を生で見てみたいものです。
内田アリ