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ハオルチアは、茎がとても短く、葉が多肉となっているアロエに近い多肉植物で、主に観賞用に栽培されています。
ハオルチアの一部の種類には、乾燥した環境への適応のため、葉先に葉緑体のない「窓」と呼ばれる半透明な部分をつくっているものがあります。
ハオルシアの中で最も人気の品種がオブツーサです。
雫を固めたような見た目をしていることから、日本名で雫石と呼ばれることがありますが、多くの多肉植物とお同じく、乾燥した場所で育ちます。
ぷっくりとぶどうのようにふくらんでいるのに触ると硬い丸い葉は、光を取り込むために透けています。
葉先に紫色の入っているものや、黄色斑のもの、黒にオレンジ斑が入っているものなど種類が多く、色合いや形は個体そのものや生息地によって違っています。
ボルシーは、緑の葉の背の中心や縁からレース系と言われる所以である細かく柔らかいトゲのような毛がたくさん出ている種類です。
葉は硬そうに見えますが、柔葉系のハオルチアです。
光に当てると光る透明な葉は、自身を包みこむように真ん中に向かって伸びており、
ボルシーの特徴である全体が丸い形を作っているため、上から見ると花の蕾のように見えます。
玉扇は、ハオルチアの中でも有名な種類で、学名をトゥルンカータといいます。
多肉質の、扇のように葉が広がる、独特の形をしています。
二列互生する葉が切断されているような断面は、土に身体を埋めたまま光合成ができるように、光を取り込みやすくしたレンズの窓です。
そのすりガラス状の窓の部分には白や緑の線模様が入っています。
葉が透明になる多肉植物3種類のハオルチアを紹介しました。
もし興味を持ったのであれば、育ててみてはいかがでしょうか。
※トップ画像はPhoto by はなかさん@GreenSnap
ELLY