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見た目が可愛い、個性的かつオシャレでインテリアとしても大人気の多肉植物。
植え替えは多肉植物を長く楽しむには、避けて通れない作業です。
鉢選びからしっかりと学んで植え替えを正しく行いましょう。
そもそも、どうして植え替えをする必要があるのかというところから説明しましょう。
月日が経つと土は段々と細く砕けていき、水はけが悪くなっていきます。
更に大きく育った植物の根が鉢の中いっぱいに広がっていきます。
そうなると最終的に根詰まりを起こして水分、栄養、酸素がうまく行き渡らなくなってしまうのです。
植え替えによってこうした問題を解決し、多肉植物にとって快適な環境を整えてあげましょう。
多肉植物は品種にもよりますが、多くは生育期に育っていきます。
植え替えの際には育っても大丈夫なように一回り大きな鉢を選びましょう。
あまりに鉢が大きすぎてもバランスが悪くなるので例えば5号鉢を使っているなら1つ上の6号鉢を選ぶと丁度良いです。
植え替えは、根が傷付いたとしても回復の早い生育期が最も適しています。
多肉植物は生育期によって「夏型」「冬型」それ以外の「春秋型」に分類されます。
「夏型」「春秋型」なら春(4月、5月)、「冬型」なら秋(9〜11月)が植え替えのタイミングです。
植え替えに必要なものは培養土(多肉植物またはサボテン用)、鉢(一回り大きなサイズ)、鉢底ネット、鉢底石、ピンセット、割り箸や先の細いスプーン、ハサミ、下に敷くビニールシート(新聞紙でもOK)です。
ハサミは火、熱湯で殺菌消毒を行ったものを使用して下さい。
まず、植え替えの前に土がしっかりと乾いているか確認しましょう。
1.ビニールシート(新聞紙)を敷きます。
2.多肉植物を鉢からそっと抜きます。
根が張った土が崩れないように優しく抜くのがポイントです。
3.余分な土を揉み解して落とします。優しく触れて下さい。
4.変色した根をハサミ、ピンセットで切るか取り除きます。
黒または茶色に変色している根は傷んでいます。
5.新しい鉢に鉢底ネットと鉢底石を敷きます。
6.培養土を入れます。苗の大きさに合わせて3分の1程度を目安にして下さい。
7.鉢の中心に苗を植えます。
鉢の高さギリギリまで土を入れず、数センチ余裕を持たせて下さい。
8.箸やスプーンで土の表面を押して隙間を埋めます。
9.3〜4日経って土が乾いているのを確認したら水やりをします。
植え替え直後の水やりは避けて下さい。
多肉植物の植え替えについてご紹介しました。
あまり大きくしたくない場合は太い根を避け、根を短く切ることで調整が可能です。
1年に1度、植え替えで快適な環境を整えて長く育ててあげて下さいね。
※トップ画像はPhoto by きのこさん@GreenSnap
ELLY