オリーブの剪定|時期別の方法は?どんな樹形をつくるといい?

GreenSnap編集部

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公開日:2020.05.25

平和の象徴ともされるオリーブの木は、その見た目と生命力の強さから、シンボルツリーとして長年人気を得ています。寒さに強く、ほとんどの品種で-10℃ほどまで耐えられるので、地植えにして庭で育てたり、鉢植えで育てるなど、好きなように楽しんでいる方が多いです。

今回は、そんな強健で生命力旺盛なオリーブに欠かせない、剪定の方法をご紹介します。

オリーブの剪定:目的・効果

オリーブは剪定をしないと樹高10mほどまで育っていく常緑高木です。理想の樹形を思い浮かべながら、適度に剪定をしていかないと、あっという間に高く成長していくので注意してください。

剪定することによって、見栄えが良くなるほか、風通しや日当たりがよくなり、病害虫を予防できたり、株を充実させて健全に育てる効果があります。

オリーブの剪定:時期

オリーブは3〜4月の、最低気温が15℃を上回るようになってきた時期に、春剪定を行います。休眠期から覚めるこの時期に行うことで、強く剪定しても育成に影響がでにくいです。

基本的に年に一度の春剪定で済ませますが、樹形があまりにも乱れて、風通しが悪いようであれば、不要枝を落とす間引き剪定や、新梢の切り戻し剪定などは年間を通して行います。

オリーブの剪定:時期別の方法


オリーブの剪定は、植え付け1〜4年の若木と、それ以降の成木では、剪定の方法が異なります。理想の樹形を思い浮かべながら、剪定していきましょう。

剪定の基本

剪定には清潔で切れ味のいい剪定バサミと、切り口を保護する癒合剤を用意してください。
春剪定は、必ず枝の根元ギリギリのところで切り落とすようにしましょう。枝を残しすぎたり、断面が平らに切られていないと、そこから枯れ込んでいきます。また、切り口には癒合剤を塗り、病害虫を予防してください。

オリーブ剪定のコツ

根と枝葉のバランスを取りながら成長しているので、強く切りすぎると、翌春に不要枝が付きやすくなります。そのため、長く伸びすぎた枝でも1回の剪定で50cm以上は切らないようにしてください。数年かけて樹形を調整していきましょう。

また枝の切り戻しの際は、芽の上5mm程度の部分を切っていきます。切り残し部分が短くても長くても、枯れ込んでいくので注意してください。

若木のオリーブの剪定方法

若木(苗1〜4年生)のオリーブの剪定は、樹形の骨格を作る、非常に大事な剪定になっていきます。枝がバランスよく配置されるように剪定していきましょう。全体に対して1割刈り込む程度の剪定をしていきます。

1年目の剪定

主幹を思いっきり切り戻します。切り戻す部分は、次項の理想の樹形・剪定例を目安にするといいでしょう。切り戻した部分から主枝が伸びてくるので、理想の形をイメージしながら切ってください。

2〜3年目の剪定

主枝候補の枝を4〜5本残して、あとは切り落としてください。切り落とすものと残すものを判断するコツは、下記のとおりですが、心配であれば残して翌年に切り落としてもいいでしょう。

  • 株を真上からみて、360°バランスよく広がるように切り落とす
  • 地面に近い主枝は切り落とす
  • 主枝と主枝の間隔が近いものは切り落とす
  • 主幹から生える主枝の分岐角度が狭いものは切り落とす
    一般的に、第一主枝の分岐角度が50〜60°、第二主枝45°、第三主枝40°程度が理想的とされています。またこの時期に麻紐などで誘引して角度を変え、理想の樹形に仕立てていくことも可能です。

4年目の剪定

主枝3〜4本を残して、それ以外の枝は間引いてください。主枝の先端は3分の1くらいの短さになるよう切り戻し剪定をしましょう。収穫を楽しみたい場合は新梢を多く残してください。

成木(植え付け5年以降)のオリーブの剪定方法

全体の3分の1程度にまで剪定する必要があります。株の内側のほうまで日光が入るようなイメージで、剪定していきましょう。下記のような、株全体の日当たりや風通しを妨げる不要枝は切り落として、残した枝や新梢の先端を切り戻してください。
思い切って剪定していくことで、花芽がつきやすくなり、オリーブの収穫にも繋がります。

剪定する不要枝

交差枝:他の枝と交差して重なるように生えた枝
内向枝:樹冠の内側に向かって込み合うように生える枝
下垂枝:下に向かって伸びる枝
平行枝:他の枝と平行して生え、日当たりを妨げる枝
徒長枝:上に向かって強く伸びる枝
ひこばえ:株元の地面から伸びる枝

オリーブの剪定:理想の樹形・剪定例

鉢植えオリーブの場合

生命力を感じるナチュラルなひし形

オリーブの樹形は、鉢を含めて、ひし形になるように剪定していくと、ナチュラル感のある雰囲気を楽しむことができます。剪定時に主枝を4本ほどに整えて、左右交互になるように配置するのがポイントで、麻紐で誘引しながら形作るといいでしょう。

トピアリーのようなスタンダード仕立て

株の下の枝を伸ばさずに切り落とし、株の上の方をこんもりと茂らせた、トピアリーのようなデザインです。主幹がある程度まで伸びたら切り落とし、主枝に分岐させて、上のボリュームを作っていきます。

地植えオリーブの場合

庭木のシンボルツリー向きの細めひし形仕立て

庭木のシンボルツリーとして、樹高2〜3mほどで楽しむスタイルです。苗木一年目は主幹を60〜90cmのところで切り戻し、3〜4年目はひし形になるよう、バランスよく剪定していきましょう。上へ上へと成長していくので、10〜14年の間に、主幹を2段階にわけて短く切り戻してください。

収穫目的にも向いた逆三角形仕立て

低い位置で主枝を分岐させ、逆三角形のように茂らせるスタイルです。斜めに仕立てるため、花芽がつきやすく、管理もしやすいので収穫にも適しています。苗木一年目は主幹を地上30cmのところで切り戻してください。その後は斜めに伸びる主枝の側枝を切り戻してください。

オリーブの剪定:剪定した枝は挿し木にして増やせる!

オリーブの剪定ででた不要枝は、挿し木にして増やすこともできます。その際は一芽ついた新梢を選ぶようにしましょう。
>>オリーブの育て方はこちら<<

オリーブの剪定:ひょろひょろで太く成長しない場合

オリーブの枝が、細く長くひょろひょろとした姿で成長していってしまう場合があります。苗木1〜3年程度では一般的ですが、それ以降でも株に太さ出ない場合は、高さを抑えるように剪定していくといいでしょう。

主幹が成長しないまま高さが出ていくと、根が支えきれなくなる可能性があります。場合によっては、支柱などを挿して、風の抵抗に負けないよう支えてあげてください。

オリーブの剪定のコツを抑えよう!

海外には樹齢2000年にも達するオリーブの木がある通り、オリーブはとても強健で、うまく育てればわたしたち人間よりはるかに長生きする果樹です。剪定を制すもの、オリーブを制すとまで言われるほど、剪定はオリーブ にとって、とても大事なメンテナンスです。

しっかり剪定のコツを覚えて、長くオリーブの栽培を楽しんでください。

GreenSnap編集部
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