和風で美しい椿は生垣にしているお宅もあるかと思います。椿には剪定が必要ですが、どうやって剪定したらよいのでしょうか。
このページでは椿の剪定に必要なものから、具体的な剪定方法についても紹介しています。自宅に椿がある方はぜひご参照ください。
椿(ツバキ)の剪定が必要な理由は?
椿(ツバキ)はどんどんと生長していくので剪定が必要となります。椿に限らず剪定は必要です。しかし、なぜ剪定しなければいけないのでしょうか。
剪定が必要な理由はおもに2つあります。それは通気性を良くして椿の健康を守るためと、椿の見た目をよくするためです。
椿の葉や枝が増えると、通気性が悪くなってしまします。通気性が悪くなれば蒸れてしまい、虫や病気の原因にもなります。そのままにしていると椿が傷んでしまうため椿の剪定をしていきます。
大きくなると枝が長くなり、栄養を行き渡らせるのも大変です。花付きも悪くなるため、剪定をしましょう。
また伸び放題の枝は見栄えが悪いので、カットする必要があります。形も崩れてしまうので、綺麗にする目的でも剪定をします。
椿(ツバキ)の剪定に必要な道具
椿(ツバキ)の剪定に必要な道具は次のものです。
- 剪定用ハサミ
- 刈り込みハサミ
- 剪定ノコギリ
- ゴミ袋
- 軍手など手袋
太い幹をカットすることもあるので、剪定ノコギリがあると便利です。
椿(ツバキ)の剪定の時期は?
椿(ツバキ)の剪定はいつでも行えるわけではありません。剪定に向いた時期は、4月から5月です。この時期に椿の剪定を必ず行うようにしましょう。
初夏になると、椿はよく生長します。花芽を枝先から出していくので、この時期の前、遅くとも6月上旬までには剪定をするようにしてください。
剪定時期は地域によって多少ずれますが、椿の花が咲き終わる時期に剪定を始めるといいですよ。
椿(ツバキ)の剪定の方法
ではここからは椿(ツバキ)の剪定方法を紹介していきます。
1.剪定後の形をイメージする
まずは剪定後の椿の形をイメージしましょう。どのような形にしたいのか考えておき、完成後を想像せずにやみくもにハサミを入れないようにしてください。
2.透かし剪定をする
透かし剪定とは、風通しを良くするための剪定のことで、生長に必要のないまず枝をカットします。内側に伸びている枝、重なった葉、枝や葉が密集した部分にハサミを入れましょう。
必要があればノコギリも使ってください。こまめに全体を見て、切りすぎていないかチェックも必要です。
3.切り戻し剪定をする
形を整える剪定のことを切り戻し剪定といいます。椿に限らず植物は放置しておくとどんどん生長して形が崩れてしまうので、見た目をきれいにするために剪定をします。
枝をカットしていきますが、根元に葉が数枚残るようにして切ってください。どこから切ったらいいか迷った場合は、芽の上を切るようにしましょう。
強剪定の方法
強剪定とは、太い枝を思い切って短く切る方法で、芽や枝を根元から切り落とす方法のことです。強剪定は一気にカットするため、生長しすぎた椿の剪定にはとても良い方法ではありますが、椿に負担がかかる方法でもあります。そのため夏場は強剪定は避けてください。
1.太い幹をカット
まず太い幹をカットして短く切ります。どこから切るか迷った場合は新芽の真上を切るようにしてください。
2.不要な枝をカット
絡み合った枝や傷んだ枝など不要な枝を切っていきます。切りすぎないよう全体の様子をチェックしながら剪定をしてください。このとき枝は根元から切って問題ありません。
3.枝分かれ部分をカット
枝別れした部分があればそのどちらかを切っていきましょう。そうすることで枝の数を減らし、剪定後の椿に栄養が行き渡るようになります。
椿(ツバキ)の剪定の注意点
椿の剪定は4月から5月以外に剪定を行うと、椿が傷む可能性があります。最悪枯れてしまうこともあるので注意してください。
また、枝を切るとその部分から雑菌が入り病気になることもあります。剪定をしたあとは、雑菌が入らないように殺菌剤を塗ることをおすすめします。
椿(ツバキ)の剪定のコツを覚えよう
椿(ツバキ)は枝が硬いので、カットをするのは力が必要です。普通のハサミではなく、剪定用ハサミを使いましょう。必要に応じてノコギリも使用してください。
剪定の方法は難しいことはありません。伸びた部分、形が崩れている部分、葉や枝が密集している部分を切るだけです。必ず時期を守って剪定すれば、またイキイキと花を咲かせてくれるはずなので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

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コルジリネ チョコレートクイーンさん モサモサして風通しが良くなさそうだし、少し頭も重そうと思い剪定しました。 切った子たちは水差しに。 発根するかな?するといいな😊