観葉植物として大人気のサボテンは、水耕栽培でも育てられる植物です。鉢植えで栽培するサボテンとは一味違った見た目で、水耕栽培で育てるとインテリアとしても楽しめます。
今回はサボテンの水耕栽培のやり方や、大きくなるサボテンにあった容器などをご紹介します。
サボテンの水耕栽培で育てるメリットとは?
室内を汚さずに栽培できる
サボテンを水耕栽培で育てる場合、根を培養液にひたして育てるので、土を必要としません。そのため室内を汚しにくく、土のお手入れがいらないので、手軽にサボテンを栽培できます。
普段見られないサボテンの根が見られる
サボテンを水耕栽培で育てると、普段植え替えのときにしか見られない根を、いつでも見ることができます。根の成長過程を楽めるのはもちろん、透明な容器に入れて栽培すれば、おしゃれでステキなインテリアとしても楽しめます。
サボテンの水耕栽培の始め方
準備するもの
水耕栽培用の容器
サボテン
根腐れ防止剤
軍手
ハサミ
どんな容器を使うべき?
サボテンの水耕栽培に使う容器は、ガラス瓶やペットボトルなど、水が漏れないようであればなんでも構いません。ただし口が広い容器だとサボテンが落下する可能性があるので、金網をカットしてサボテンの台座とするとよいでしょう。
土栽培からの植え替え方法
土に植えられえているサボテンを、水耕栽培の容器へ植え替えます。
- 水耕栽培をはじめる1週間前から、水やりを控える
- 土が完全に乾いたのを確認して、鉢を軽いてから株を引き抜く
- 根鉢をほぐして、根についた土を、水洗いできれいにする
- 根を半分ほどの長さに切り落とす
- 1〜2日間、日陰に置いてよく乾かす
- 容器の底が隠れるくらいに、根腐れ防止剤をしく
- 容器に根が1/3ほど浸かる量の水をいれる
- サボテンを容器にセットする
- 数週間後、新しい根が生えてくる
サボテンの水耕栽培:管理の方法
半日陰で育てる
サボテンを水耕栽培で育てるときは、半日陰に置いてください。直射日光が当たる場所で栽培してしまうと、葉焼けを起こしたり、水温上昇で根腐れを引き起こしてしまうので、注意しましょう。
水温のチェック
サボテンの水耕栽培に適した水温は5〜30℃です。夏は水温があがりやすく、冬は冷たくなりやすいので、温度変化には注意しましょう。
水の入れ替え
サボテンの水耕栽培では、水は常に新鮮な状態を保つようにしましょう。水を放置すると藻や雑菌が発生し、やがて腐るので注意してください。サボテンが健やかに育つよう、1週間に1度容器の水をすべて入れ替えてください。
また、サボテンの水耕栽培には、水に薄めた液体肥料を使用します。こうすることで効率よく栄養を吸収でき、サボテンを大きく成長させられます。なお、液体肥料には、カリウムを多く含んだ化成肥料のものを使いましょう。
サボテンの水耕栽培で根腐れさせないコツとは?
サボテンを土栽培から水耕栽培に植え替えるときに、残った土から菌が繁殖することもあるので、土は完全に洗い落としてあげましょう。
また、土栽培して伸びた根は、土栽培用の癖がついた根なので、半分か3分の2ほど切り戻して、水耕栽培用の根を新しく生やしていくほうが、根腐れしにくいです。
サボテンに限らず、水耕栽培では水の交換はまめにして、新鮮な状態を保ちましょう。また、根腐れ防止剤として、「ゼオライト」や「ミリオンA」などを容器の底にしくことで、根腐れしにくくなります。
サボテンを水耕栽培で育ててみよう!
サボテンの水耕栽培は、水の状態をこまめに確認することが大切です。これができれば、サボテンもすくすく大きく成長して、寿命も長くなります。ポイントを抑えて、かわいらしいサボテンを末永く楽しみましょう。

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2021/2/24 タマオキナ開花 2020/3月に水耕栽培を始めて初開花 まだ蕾が2つある。楽しみ♪