warning
error
success
information
柱のような形状が特徴の柱サボテンは、代表的なサボテンの一種です。砂漠で育つ柱サボテンは丈夫な植物なので、初心者の方でも育てることができます。柱サボテンにはさまざまな種類がありますが、そのインパクトある見た目からインテリアとしても人気です。
今回は、柱サボテンの育て方や花言葉などについて詳しくご紹介していきます。
柱サボテンとは柱のような形状をしている種類のサボテンの総称で、多くの方がサボテンと言われて想像する形状ではないでしょうか。系統で明確に分けているのではなく、サボテンの形状から判断して柱サボテンと呼ばれています。
柱サボテンは成長しながら分岐する品種が多く、分岐のタイプがいくつかあります。人が両手を広げているように見える柱サボテンは「弁慶柱」と呼ばれ、西部劇の映画などによく出てくるサボテンです。
小型筒状で根元から分岐するタイプは「蝦サボテン」と呼ばれ、刺が強いものからほとんどないものまで品種によってさまざまです。「翁丸」とはほとんど分岐が見られない柱サボテンで、メキシコ中部が主な原産地です。
品種によって分岐のタイプも多種多様ですが、花の咲き方も異なります。多くの柱サボテンは花が咲くのに長い何月がかかるといわれていますが、ハリシア属やクレイストカクツス属などの柱サボテンは比較的花が咲きやすいです。鮮やかな赤やピンク、そして白色などの綺麗な花が咲きます。
柱サボテンは日当たりを好む植物のため、室内で育てる場合も窓辺で管理することをおすすめします。ただし、真夏は直射日光に当てすぎると葉焼けする原因になるので避けるようにしましょう。屋外で管理する場合は、雨水が当たらない軒下などがおすすめです。
柱サボテンの用土は、ホームセンターなどで販売されているサボテンの土を使用しましょう。ご自身で用土をブレンドする場合は、川砂5:赤玉土(小粒)3:軽石(小粒)2、または赤玉土(小粒)6:腐葉土2:川砂2の割合がおすすめです。
多くの柱サボテンは4月~9月頃が成育期で、10月~3月頃が休眠期です。柱サボテンの水やりは、成育期と休眠期で与える水の量が異なります。成育期では、土が乾いたら鉢底から水が出るくらいたっぷりと水を与えます。約6~10日に1回の水やりが目安です。
休眠期では柱サボテンの生長がほとんど止まるので、水やりの頻度は3~4週間程度に1回に留めます。気温が0度以下の環境で管理する場合は、水を与えなくても構いません。
柱サボテンは葉や茎の部分に水分や栄養を蓄える性質があるため、沢山の肥料は必要ではありません。肥料は元気がないと感じた時に与える程度で十分で、成育期には2か月に1回の頻度で緩効性の固形肥料を置き肥してあげましょう。
夏の時期も成育期ですが、生長が緩やかになるため肥料は控えましょう。その他、冬の休眠期にも肥料は与えないようにしましょう。
柱サボテンの植え替えの時期は4月~9月頃で、1~2年に1回の頻度で行います。
柱サボテンは丈夫な植物なので放っておいても育ちますが、水やりと肥料の与える量は時期によって異なるので気をつけましょう。もともとメキシコなど温暖な地域に生息しているので寒さには弱いため、室内で育てる際は5度以上の気温を保つようにしましょう。
挿し木に最適な時期は4月~5月頃で、茎の部分から生えている子株をナイフなどで切り取ります。切断面をV字に削ぎ落としたら約2~3週間乾燥させて、新しい鉢に植え付けます。
胴切りも4月~5月頃が最適な時期で、茎のどの部分でもいいので垂平に切り取ります。切り取った部分は風通しの良い場所で保管しておくと、1~2か月後には白い根が生えてきます。鉢の中心に切り取った茎を軽く埋めて風通しの良い場所に置き、約3~4日後に水やりをします。
柱サボテンは、湿度が上がることで「立ち枯れ病」にかかる可能性があります。立ち枯れ病にかかった場合は、胴切りで元気な茎を切り取って育てましょう。その他、柱サボテンには「ガイガラムシ」などが住み着くことがありますが、見つけたら殺虫剤などで駆除しましょう。
柱サボテンの花言葉は、「情熱」です。柱サボテンが咲かせる花が豪華な印象であることが由来とされています。
その他、一般的なサボテンには「燃える心」「あたたかい心」「枯れない愛」などの花言葉があります。燃える心という花言葉は、サボテンの花が色彩豊かであることからつけられました。また、サボテンは砂漠のような水が少なく乾燥した土地でも育つことから、枯れない愛という花言葉が付けられたとされています。
多種多様な柱サボテンは見た目にインパクトがあるので、室内のインタリアとしてもおすすめの植物です。手入れも難しくなく、初心者でも安心して育てられます。ぜひともご自宅で柱サボテンを育ててみることをおすすめします。
GreenSnap編集部