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エピデンドラムは洋ランの一種ですが、どんな風に育てたらよいのでしょうか。このページでは、エピデンドラムの育て方をご紹介しています。そもそもエピデンドラムとはどんな植物なのか、育てる場所はどこが適しているか、冬でも屋外で育てていいのか気になる方はぜひご参照ください。
小花ですが、花を次々に開花させて、見栄えがとてもよいです。順番に開花するため、1つ1つの花はすぐにしぼんでしまっても美しい状態を長く楽しめる植物です。
エピデンドラムは鉢植えが適していて、日当たりのよい場所で育てるとよいでしょう。日当たりがよいと花付きもよくなりますので、明るい場所で育ててください。
ただし強すぎる日差し(真夏の西日)に当たると、エピデンドラムが葉焼けすることがありますので、必要に応じて日よけをしてください。遮光ネットの使用がおすすめです。あたたかい地域が原産のエピデンドラムは寒さを苦手としますので、冬は室内に鉢を入れて、ガラス越しに日差しを当てましょう。
エピデンドラムの用土は水ゴケがおすすめです。素焼き鉢と一緒に使うのがよいでしょう。
エピデンドラムに限らず、ランの仲間は水ゴケでの栽培が適していることが多いです。水ゴケは排水性、保水性がよいのでラン栽培に向いています。
土で育てることも可能です。水はけのよいものを選びましょう。細かいバーク堆肥が向いています。鉢底に石を敷いて排水性をあげてください。
エピデンドラムの水やりは、表面が少し乾き始めたタイミングでたっぷりと水を与えてください。夏の高温期は、乾燥させないように注意をしましょう。
冬の寒い期間は表面をやや乾燥気味にして育ててください。
エピデンドラムの肥料は春に緩効性化成肥料を与えてください。春から秋までには液体肥料を与えましょう。
エピデンドラムの植え付けは4月から5月です。よく生長する植物ですので、やや深さのある鉢を選ぶのがよいでしょう。
花期の終盤は花がらつみを行ってください。花がらつみとは枯れた花をつみ取る作業のことで、エピデンドラムは花期が長い特徴があり、次々に開花していきます。古い花が茶色く変色して枯れた場合は、丁寧に取り除いてください。
枯れた花をそのままにしておくと、見栄えが悪いだけでなく株が傷むことがありますので、こまめに花がらつみをするようにしましょう。
エピデンドラムの増やし方は株分けです。株分けに適した時期は4月です。株分けはエピデンドラムの根を2つに分けて、新たな場所に植えつけることで増やす方法のことです。
鉢からエピデンドラムを取り出して、根ついた土を取り除きます。根から2つに株をわけてください。このとき傷んだ根があれば取り除いておきましょう。手で分けられない場合は、清潔なナイフやハサミを使用して2つにわけます。清潔な新しい土にエピデンドラムを植え付けて増やすことができます。
根が安定するまでは直射日光を当てずに、水やりをして管理します。
気をつける害虫はアブラムシです。アブラムシはエピデンドラムのツボミや花につきやすい傾向があります。そのままにしていると大量発生することがありますので、必要に応じて薬剤を使用しましょう。
エピデンドラムの花言葉は、「判断力」、「孤高への憧れ」、「可憐な花」です。
ランのなかでは小ぶりなことから「可憐な花」となった考えられます。
エピデンドラムは光の管理をする必要があり、日差しを当て過ぎると葉焼けします。また冬は室内に入れる必要がありますので、やや手間がかかる植物です。ですが適正な育て方をすることで、美しい花を咲かせてくれます。
花は次々に開花させ、長く楽しむことができますので、ぜひお庭に迎えてみませんか。
GreenSnap編集部