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マンテマという植物は暗い赤と白のグラデーションが美しい花ですが、雑草として扱われることのある植物です。このページでは、マンテマについて解説しています。
マンテマの特徴や種類、花言葉などにいついて覚えてみましょう。
マンテマとは、ナデシコ科マンテマ属の植物です。こちらは、ヨーロッパ原産の植物で、江戸時代に日本に入ってきました。このときは、日本へは鑑賞用として持ち込まれたのですが、その後に生命力の強さから野生化しました。
現在マンテマは、はさまざまな場所で見ることができ、日本では本州から九州に自生します。河川敷、空き地、道端、海岸などいたるところにあるのですよ。そのため、雑草として扱われることもあります。
マンテマの最大の特徴は毛が生えていることです。この毛は腺毛と呼ばれ、植物の表面に生える毛のような突起のことで、ここから特殊な液体を分泌します。
マンテマの葉は楕円形をしていて、長さは2センチから4センチほどです。
マンテマの花は5月から6月に開花します。花の色は暗い赤で、花弁のフチは白くなっていが、実際は花弁の色は白であり、暗い赤の斑が入っているため、このように見えます。
マンテマの種類は複数あります。
ノハラナデシコはヨーロッパ原産で、帰化した植物です。草丈は50センチほどで、短い毛が生えているのが特徴です。ノハラナデシコの花弁は5枚で、花期は6月から8月です。花の形こそ、マンテマと同じですが、花弁の色はピンク色でまったく見た目が違い、斑も入りません。
シロバナマンテマは真っ白な花弁を持つものや、ピンク色の花弁を持つもの、ピンクと白のグラデーションの花弁をつけるものがあります。
暗い赤の花弁を持つマンテマとは見た目が異なります。花の大きさは1センチほどと小ぶりで、シロバナマンテマにも毛が生えます。
サクラマンテマは草丈が20センチから50センチほどの植物で、毛が生えています。サクラマンテマの花の大きさは1.5センチから2センチほどで、花弁は5枚です。
淡いピンク色をしていて、マンテマの暗い赤とは異なります。見た目が桜色なことからこのような名前となっています。
マンテマは国内で自生し、手入れをされていなくても元気に育つ植物です。育てるのに難しい作業や手入れ、知識は必要ありません。
マンテマは、日当たりを好む植物なので、明るい場所で育てましょう。地植え、鉢植えどちらも可能で、水やりは控えめにして、やや乾燥気味で育てましょう。
鉢植えで育てる場合は、土が乾いたら水やりをするようにしましょう。水やりをしすぎると、弱ることがあるので気をつけましょう。
マンテマの花言葉はとくにつけられていません。
マンテマは毛が生えているのが特徴です。白と暗い赤のグラデーションが美しいので、道端で見かけたら観察しませんか。育て方も簡単なので、お庭に入り込んだら、ぜひ育ててみましょう。
GreenSnap編集部