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アメリカ原産のアメリカフウロは小さくかわいらしい花が特徴的で、長い期間楽しむことができる植物です。花の特徴や食べることができるのか、育て方などをまとめていますので、ぜひご参照ください。
アメリカフウロはフウロソウ科フウロソウ属の植物です。北アメリカ原産の植物で、日本に帰化している帰化植物です。帰化植物とは、海外の植物が人間を媒介にして日本に入ってきて、繁殖、生育して野生化したものです。戦後に牧草などに混ざってアメリカフウロの種子が日本に入ってきて、あっという間に広がり、日本になじみました。
日本全国どこでも見ることができるので、雑草として扱われています。道端、畑、空き地などあちこちで確認される身近な植物です。アメリカフウロは、大きくなると草丈は40センチほどになり、地面を這うように広がります。葉や茎には赤みがあります。
アメリカフウロの花は、白、薄紫をしています。花弁は小さく5ミリほどで、おしべは10本ほどある地味な小花です。アメリカフウロの花期は5月から9月で、花期が長い特徴があります。またアメリカフウロのガクには、毛が生えていて、フワフワしています。
アメリカフウロはやせ地に生育するほど、茎や葉の赤みが強く出る特徴もあります。
アメリカフウロはネイティブインディアンが薬草として使っていたとされている植物です。
アメリカフウロは葉、茎そして根を食べることができます。アメリカフウロには特に毒はありませんが、根はタンニンが豊富なので、食べ過ぎるとお腹を壊す可能性があります。
効果効能としては、消毒、収れん作用、強壮が挙げられ、さらに胃腸炎、内出血、月経過多の治療に使われることがあります。
アメリカフウロは、ヒメフウロに似ています。
ヒメフウロはフウロソウ科フウロソウ属の植物です。アメリカフウロとヒメフウロは似ていることから、よく見間違われてしまいますが、ヒメフウロはアメリカフウロよりもやや大きい花です。
アメリカフウロは日本のあちこちで見ることができますが、ヒメフウロは滋賀県伊吹山、徳島県剣山に自生し、限られた場所に生えます。
道端で見かけたら、ほぼアメリカフウロだと思ってよいでしょう。
アメリカフウロは雑草として認識されるほどの生命力が強い植物です。育てやすいので、初心者の方にもおすすめです。鉢植え、地植えどちらでも栽培可能で、明るい場所で育てましょう。
鉢植えで育てる場合は、用土が乾いたタイミングで水やりをしてください。地植えの場合は水やりは不要です。
肥料もとくに与える必要はありません。
アメリカフウロの花言葉は、「誰か私に気づいて」です。
道端にひっそりと咲き、花が小さいことから、このような花言葉になりました。
アメリカフウロは小さく地味な植物で、道端にひっそりと咲いていることがあります。細かな毛が生えていて、花弁にもうっすらとスジが入っていてかわいらしいのでよく観察してみませんか。
効果効能もある植物なので、自宅に生えていたら食べてみるのもよいかもしれません。
GreenSnap編集部