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アイスバーグの育て方|どんなバラなの?剪定の時期や方法は?

アイスバーグは、古くから香料用に栽培され、世界中で愛されている名花です。つる性、木立性、一季咲き、四季咲きの区別があり、さらに小輪から大輪、原種系から人気のイングリッシュローズ系など、様々な種類が出回ります。

病害虫に強く丈夫で初心者にも育てやすいため、庭植えにする白いバラのなかで1番のおすすめです。今回は、そんなアイスバーグの育て方をご紹介します。

アイスバーグとは?


アイスバーグとは、北半球各地が原産のバラです。雪が積もったように株いっぱいに純白の花を咲かせる姿から、ドイツでは「白雪姫」を意味する「シェネーヴィッチェン」と名付けられています。

開花時期が長く花つきも良いため、大型の見事な株に育ちます。葉は光沢があり、株が育てば無農薬栽培でも育ちます。

アイスバーグの育て方:置き場所

アイスバーグは、風通しが良く、日当たりの良い場所を好みます。真夏は風通しの良い半日陰、秋〜冬は雨の当たらない軒先が最適です。

真夏の西日で葉が焼けてしまうことがあるので、注意が必要です。鉢の中が熱くなり、蒸れて根が痛んでしまいます。

アイスバーグの育て方:土

バラは、適度に水はけと水もちがよく、大小さまざまな土の粒や有機物が混じったパラパラとした土壌を好みます。水はけが良いと、土の中にたっぷり空気を取り込み、根が健康に育ちます。

初心者は、「バラ専用培養土」を使用すると良いでしょう。入手しやすい材料でつくるなら、赤玉土小粒3、赤玉土中粒3、腐葉土2、堆肥2の割合がおすすめです。

庭植え

アイスバーグを庭に植え付ける場合は、堆肥などを多めにすき込み(1株あたり10〜15リットルが目安です)、肥よくで水はけの良い土壌を作りましょう。

鉢植え

アイスバーグを鉢に植え付ける場合、深めのスリットがあり、鉢底にたくさんの排水口があるプラスチックの鉢がおすすめです。10号サイズで深型の大きめの鉢だと根が張りやすいでしょう。

アイスバーグの育て方:肥料


開花時期が長く次々に花を咲かせるので、定期的に肥料を与えることが大切です。1月〜2月は寒肥を、3月〜6月は芽出し肥を、9月にはお礼肥を与えましょう。

開花時期には、1〜2週間に1度のタイミングで液肥を与えると活発に育ちます。しかし、肥料を与えすぎると株が甘えてしまうので注意が必要です。初心者は、市販のバラ専用の肥料を使うことがおすすめです。

アイスバーグの育て方:水やり

土の表面が乾いてから、たっぷりと水やりをしましょう。地植えの場合は雨水で育ちますが、真夏など雨が少なく乾燥する季節はたっぷりと与えましょう。

アイスバーグの育て方:剪定

アイスバーグは、つる性と木立性で性質が異なり、剪定の仕方が違うので注意が必要です。

つる性

つる性のアイスバーグは、休眠期である12月〜1月の剪定が適しています。剪定のときに「誘引」と呼ばれる作業をセットで行います。

基本的にシュート(新芽)を残し、それ以外の枝を切り落としていきます。バラの枝は生育するにつれて木になる性質があり、若いときは緑色ですが徐々に茶色く硬い木になっていきます。

シュートなかでも特に勢いのある太い枝を残して、古い枝や枯れた枝を枝分かれした部分の根元から切り落としましょう。そうすることで、株全体を若返らせることができます。

つる性の誘引の方法


誘引とは、つるや枝を支柱に結びつけていくことです。つるバラは自ら支柱に巻きつくことができないので、人が誘引してあげる必要があります。

枝同士の間隔が狭いと日当りが悪くなり、蕾がつきにくくなるため、枝同士の間隔を十分に空けて均等に配置していきましょう。配置が決まればワイヤーなどで固定します。

誘引のコツは、枝が下に向かって伸びていくようにすることです。そうすると、成長に必要なホルモンが枝全体に届き、芽や花が元気に成長します。

木立性

木立性のアイスバーグは、夏に弱剪定、冬に強剪定を行いましょう。強剪定とは、太い枝を短く詰めたり、多くの枝や芽を切り落とす剪定のことです。これに対して弱剪定とは、元の受刑を大きく崩さず、芽を残して枝先を剪定することです。

強剪定はダメージが大きいので、休眠期に行います。

夏の弱剪定

メリハリをつけてバラを綺麗に咲かせるために行うのが弱剪定です。花が咲かない細く弱い枝を切り戻し、枝全体を少し切り詰めて栄養を送ります。

アイスバーグは開花時期が長く、5月〜霜の降りる1月頃まで咲き続けます。常に花が咲き続けることが魅力でもありますが、適切に剪定をしてあげることで元気な花を咲かせてくれます。

冬の強剪定

アイスバーグが休眠期に入った1月〜2月に強剪定を行いましょう。冬の剪定では、剪定をする前に全ての葉を切り取っておくことが大切です。そうすることで、バラを完全な休眠状態にすることができます。

木立性の剪定は、切り戻しという方法で行います。枝の先端部分を切って、株を小さくまとめる剪定方法です。古い枝や枯れた枝、細い枝や込み入っている枝を、枝分かれした部分の根本から切り落としましょう。株全体を半分〜3分の1にするイメージです。

アイスバーグの育て方:病害虫

アイスバーグは、比較的病気に強く、害虫がつきにくい品種です。しかし、丈夫なバラは虫にとっても美味しい植物です。害虫を防ぐために、肥料と殺虫効果を兼ね備えた液体肥料を使用したり、「とうがらし木酢液」を週に一度の頻度でこまめに噴射してあげましょう。

アイスバーグの種類

アイスバーグには、ブッシュ樹形(木立性)とシュラブ樹形(つる性)の2種類があります。枝が太くて硬く、自立するのがブッシュ樹形(木立性)です。枝葉はしっかり上を向いています。

シュラブ樹形(つる性)は、ブッシュ樹形よりも細くしなやかな枝先を2mほど伸ばします。自立することはできますが、ブッシュ樹形よりも枝先が細くて長いので、花が咲くと花の重みで枝先が自然なカーブを描いて垂れ下がります。

ピンクアイスバーグ


白のアイスバーグの枝かわり種です。白と同様、強く花つきが多いので大変人気のある種類です。

バーガンディアイスバーグ


1番色の濃い枝変わり種であり、その名の通り深いワイン色が人気の品種です。

アイスバーグの花言葉

アイスバーグの花言葉は「心からの尊敬」「無邪気」「清純」「純潔」「恋の吐息」「相思相愛」「尊敬」「素朴」などです。

美しいアイスバーグで自慢のバラの家を作ってみよう


アイスバーグは、バラの愛好家が庭でひとつは育てていると言われるほど名花中の名花です。開花時期が長く、純白の美しいバラを枝からこぼれるほど咲かせてくれるので、バラが咲き誇るガーデンを作るのにぴったりの品種です。

アイスバーグが咲きほこる自慢のバラの家を作ってみませんか?

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