早くも2月。私の散歩道の道際等の草花達は、まだ冬の時期に耐えながらジッと次の時季を待ち焦がれているようだ---

1月からの、進む時候の移りに観る草花の姿、姿---その10。

もう小さな白、黄色の花、早咲きのクロッカスが。
---少し暖かくくなったいつも散歩道。その道際にふと目が行く。そこには、まだ生まれたばかりのような、小さな幾つかのクロッカスが散在し、その白、黄色の初々しい6つの花弁の草花をそこに観た。
早いものだ想いも、早咲きのクロッカスだろうかと。

・クロッカス<ハナサフラン<花サフラン>、ハルサフラン<春サフラン>＞(アヤメ科 サフラン属/クロッカス属)
　地中海沿岸地域から小アジアにかけて約90種が分布するアヤメ科クロッカス属の多年草。
園芸的にクロッカスと呼ばれるのは、春に花を咲かせる秋植え球根の品種。
クロッカスというのは、クロッカス属に分類されている植物の総称。園芸的にクロッカスと呼ばれるのは、春に花を咲かせる秋植え球根の品種。

クロッカス属の植物には、秋に花を咲かせる「秋咲きクロッカス」もあり、その代表がスパイスとして有名なサフラン。

スパイスや薬用に用いられるサフランに対して、観賞用のみに栽培される春咲き品種は、「花サフラン」「春サフラン」とも呼ばれる。
ここでは、その「花サフラン」「春サフラン」について言及。

クロッカスの花期は2月～4月。
葉と同時期の早春に、地面から蕾を出し、花径4～6㎝程度の花を咲かせる。花は6枚の花弁を持ち、中心には鮮やかな黄色をした蕊(しべ)がある。雄しべは3個、雌しべは長く突出し、柱頭は3裂する。

＜クロッカスの花と葉＞　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　花色は白、紫、黄、複色。葉は線状に細く、中央に白い筋が入る。
葉は花と同時期に芽を出し、花後によく伸びる。耐寒性に優れており、育てやすい球根植物。春に花を咲かせた後、夏には地上部を枯らせて休眠する。

＜品種＞
・マンモスイエロー　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　鮮やかな黄色が目に眩しい品種。花期は3月～4月(春咲き品種)。
・ジャンヌ・ダルク
大輪の白花が美しい品種。花期は3月～4月(春咲き品種)。
・ピックウイック
絞り模様が何とも美しい品種。花期は3月～4月(春先き品種)。

他にも数多くの園芸品種が流通。

→2月～3月に開花する「早咲き品種」もある。
春咲き品種は大輪系が多く、早咲き品種は花は小さいものの花色が豊富。早咲き品種では「ブルーパール」「レディーキラー」「クリームビューティー」などがある。

(出典・参考; ガーデニングの図鑑)