クロッカスの育て方|球根の植え方、管理方法は?花が終わったら?

  • アヤメ科

クロッカスは秋咲き・春咲きの球根草花です。白や黄色、紫色の花を、地際からひょっこりと咲かせるかわいらしい花で、球根自体は土に埋めずとも、水耕栽培やそのまま放っておけば咲くほど、強健な性質をもっています。

今回は水耕栽培にもおすすめな球根植物、クロッカスの育て方についてご紹介いたします。

クロッカスの育て方:栽培する場所

クロッカスを栽培する場所は、適度な日当たりと、風通しのよいところを選びましょう。とくに芽出しから開花後の葉が出ている間は、十分に日に当てるようにしましょう。日照不足だと、球根が太らず、分球で増やせなくなりますので注意してください。

生育適温は-5℃〜15℃ほどで、冷涼な環境を好みます。

クロッカスの育て方:用土

鉢植えの場合

鉢植えでクロッカスを育てるとき、用土の配合は、赤玉土(小粒)6:腐葉土3:バーミキュライト1の割合がいいでしょう。また、元肥として用土10Lに対して化成肥料を20gほど混ぜ合わせておきます。

市販のものには球根植物専用の培養土がありますので、そちらを使うのもおすすめです。

地植えの場合

地植えでクロッカスを育てる場合、植え付け前に、掘り起こした土に3割ほど腐葉土を混ぜておきましょう。また、水はけが悪い土であれば、深さ30cm以上の植え穴を掘り、穴底に軽石を敷き詰めておくと、排水性があがります。

クロッカスの育て方:球根の植え方

球根の植え付け時期

クロッカスには秋咲き種と春咲き種があり、それぞれ球根を植える時期が異なりますので注意しましょう。

  • クロッカスの秋咲き種:8月中旬〜9月中旬に植える
  • クロッカスの春咲き種:10月上旬〜10月下旬に植える

球根の植え方

鉢植えの場合

鉢植えでクロッカスを育てる際の球根の植え方は、まず鉢に底穴ネットや軽石をしいて先述の用土をいれたら、球根の間隔を5cmほどあけて、深さ3〜5cmのところへ球根を植え付けます。

間隔を狭めて植え付けることもできますが、球根がよく太らなくなり、次の年に利用しづらくなるので注意してください。

地植えの場合

地植えでクロッカスを育てる際の球根の植え方は、前述の用土の準備を終えたら、球根の間隔を6〜8cmほどあけて、深さ5cmのところへ植え付けます。

球根を発芽しやすくさせるコツ

クロッカスの球根は、一定の寒さに当てないと発芽しにくいので注意してください。発芽温度は気温10℃ほどですので、根が張るまでは屋外の寒い場所で管理してください。

クロッカスの育て方:水やり

クロッカスの水やりのコツは、株元(土)に水やりすることです。クロッカスの花は、水がつくと傷みやすくなるので、花茎をかきわけて、かならず株元に水やりをしてください。

また、6月から夏頃にかけては、地上部を枯らして休眠にはいりますが、このときは水やり一切控えてください。雨にも当たらないように、鉢の置き場所を変えるか、掘り上げして管理しましょう。

鉢植えの場合

鉢植えでクロッカスを育てるときは、表土が白っぽく乾いてから、鉢そこから水がしみでるまで、たっぷりと水やりをするようにしましょう。基本的に乾燥を好みますので、頻繁な水やりは控えてください。

地植えの場合

地植えでクロッカスを育てるときは、植え付け後、しっかりと根付くまでの1ヶ月間は表土が乾いたら、水をたっぷりとあげるようにしましょう。

その後は基本的に水やりの必要はありませんが、冬の乾燥期に1週間以上雨が降らない状態がつづくようであれば、水やりをしてください。

水耕栽培の場合

水耕栽培でクロッカスを育てるときは、水にミリオンAやゼオライトなどの根腐れ防止剤をいれて育てましょう。水の交換はだいたい1週間に1回を目安にしてください。器の中に伸びる根の3分の1が水につかるように、水分量を調節しましょう。

クロッカスの育て方:肥料

クロッカスの肥料は、元肥として緩効性肥料を施したら、開花するまでは追肥の必要はありません。開花後はカリ成分が多い化学肥料を月に1回追肥しておくと、球根が肥大化します。休眠期に入ったら追肥をやめてください。

クロッカスの育て方:花が終わったら?

クロッカスのような球根植物は、花が終わったらこまめに花がら摘みをしておきましょう。花がらを摘まないと、そのまま結実することに栄養を使ってしまうので、球根が肥大化しにくくなるので注意してください。花が終わったら茎の根元から切り取りましょう。

クロッカスの育て方:植え替え・球根の掘り上げ

植え替え・球根の掘り上げ時期

クロッカスの植え替え・球根の掘り上げは、鉢植えなら毎年、地植えなら3〜4年に一度行いましょう。球根の掘り上げの時期は、葉が黄色く枯れ始めて休眠期に入り始める6月ごろです。

球根の掘り上げの方法・管理

クロッカスの球根を掘り上げするときは、根を傷つけないようにスコップで広めに土を盛り返します。球根の周りの土を落としたら、枯れた葉、根を全て取り除いておきましょう。

2〜3日ほど陰干しをしたら、通気性よいネットなどにいれて冷暗所で、植え付け時期まで保管しておきましょう。

クロッカスの増やし方:分球

クロッカスは分球で増やしていきます。6月に球根を掘り上げたら、古い球根の上に新しい球根ができているので、清潔なカッターなどで切り分けましょう。植え付けた球根を同じくらいの大きさのものだけを残し、小さいものや変色しているものは除外してください。

風通しの良い日陰で切り口を乾燥させたら、他の球根と一緒に冷暗所で保管してください。

クロッカスの育て方:注意する害虫・病気

クロッカスは高温多湿な環境にしてしまうと、葉が粉をまぶしたように白くなるうどんこ病や、地際から腐り始める軟腐病などの病気にかかりやすくなるので注意してください。

また、アブラムシなどが新芽を狙って発生するので、葉の裏側までチェックをしながら、見つけたら殺虫剤などで駆除しましょう。

クロッカスの花

クロッカスの花の開花時期は、2〜4月頃です。この時期になると、楕円形の花びらをした花を、真上に向かって咲かせます。花色は黄色や紫、白などさまざまな種類があります。

また、品種によっては10〜11月頃に咲くものもあります。

クロッカスの種類・品種

クロッカスには約80種類の品種があり、その中で代表的な品種は「ジャンヌ・ダルク」「シーベリー」「アドバンス」などです。また、秋咲き種で香料のもととなる「サフラン」もクロッカスの一種です。

クロッカスの花言葉

クロッカスの花言葉は「青春の喜び」「切望」などです。クロッカスの多くは春に満開を迎えるので、春と青春が結びついてつけられたといわれています。

また、それぞれの花色によっても花言葉がついているので、詳しくはこちらの記事をご覧ください。

クロッカスの育て方のコツを抑えよう!

クロッカスの葉は松葉のように細く、花が咲いてから伸び始めるため、群生させると一面が花で埋まるような美しさを楽しむことができます。水やりや球根の扱いのコツを抑えれば、クロッカスを育てるのは簡単なので、みなさんもぜひ挑戦してみてください。

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クロッカスの基本情報

ジャンル
草花
形態
多年草
学名
Crocus
別名
原産地
地中海沿岸

クロッカスの性質

栽培難易度
易しい
耐寒性
強い
耐暑性
強い
耐陰性

時期

水やり
1月 、2月、3月、4月、5月、6月、9月、10月、11月、12月
植え付け・植え替え
8月 、9月、10月
開花
2月 、3月、4月、10月、11月

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