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たまくま
2022/02/14
この真冬の最中
ピンクマーガレットに蕾がついた。
この花が咲くと思い出すことがある。
苦い想い出。苦い経験。
仲良しだったAさんとBさんが
仲違いしたのは知っていた。
原因は知らないし知りたくもない
中立の立場でいたかった。
その日の集まりのあと
Aさんがツカツカと近づいて来た。
「話があるんだけど」
その目には敵意が燃えていた。
へ?なに?私、何かした?
ほど近いカフェに落ち着いて
お互いが飲み物をひと口ふた口……。
「私のこと○○って言ったそうね」
実際はもっと長い話だけど
省略しても構わない下らない話。
ただただ驚いた。
「は?何のこと?そんなこと言ってない。」
「今さらとぼけないでくれる?
証拠もあるんだけど。」
「証拠って……何?見せてくれる?」
差し出されたスマホの画面には
グループLINEの1部を切り取った画像。
確かに私のアイコンと記憶にある言葉。
でも、この件じゃない別の話での会話。
会話前後の画像はない。
「どういうこと?何で嘘つくの?
これ、あなたが言ったんだよね。」
「あ、確かに私が言ったんだけど
これは違う話のときの……。」
最後まで言う前に
頭から水が降ってきた。
「え?」
後ろには
“証拠”の会話の相手Cさんがいた。
あ然。
頭から水をかけたのはCさんのようだ。
「くぁw背drftgylp;@!!」
「くぁw背drftgy!!」
ふたりから身に覚えのない罵倒。
は?何?何を言ってるの?
CHAOS!!
もう1度、今度はAさんから
真正面から水をかけられた。
私はぼう然。
違うとかわからないとか
私から返せた言葉はわずかで
ふたりは並んでカフェから出て行った。
店中から注目を浴びていた。
お店の人にモップを借り後始末をして
ぼう然としたまま帰宅した。
つまり?
AさんとBさんのもめ事の原因は
私の”言葉“ってことになってるの?
いやCさん、何を誤解してるの?
あの会話まったく関係ないじゃない?
いや、故意?
前後の話を見せずに部分で見せたら
Aさんが怒るのも無理は無い。
故意に陥れるのには格好の会話。
Cさんが希望していたポジションに
新入りの私が指名され
Cさんが怒っているのは聞いていた。
そんなん先生に言ってくれと
たいして気にもとめてなかった。
何をどうしたら良いのかわからず
Bさんに聞いてみようと思った。
Bさんの連絡先を知らないから
次回の集まりのときに聞こう。
集まりが終わってBさんを探した。
離れたところから凝視されていた。
嫌悪をあらわにした表情だった。
近寄る勇気は出なかった。
気づけば……
すべての人から避けられていた。
皮肉っぽい問いかけもあった。
上着がべったり汚されていたり
靴や書類が隠されたり
変更の連絡が来なかったり。
何か対処すべきだったのかもしれない。
が、そんな気は失せていた。
ひたすら馬鹿馬鹿しかった。
こんなヤツらとつきあう気は無い。
どうせもうすぐ終わるのだから
そうしたらもう、関わらなくて済む。
誰とも会話せずに
誰とも目を合わせず
ギリギリに入って真っ先に帰った。
集まりはめでたく終了し
幕が降りて心から解放された気がした。
打ち上げは欠席した。
翌日、先生から呼び出され
記念品として渡されたのは
ピンクマーガレットの花鉢。
可愛い花がいっぱい咲いていた。
数ヶ月後、偶然Aさんに会った。
すごい勢いで謝られ
すごい剣幕でCさんを罵っていた。
Bさんと和解したらしい。
“証拠”の前後の会話を
同じグループLINEにいたBさんに
見せられたと喚き散らしていた。
知らんわ。
だから何なの。
ものすごく冷たい気持ちになっていた。
が、一応オトナ。
当たり障りなくその場を終え別れた。
二度と会いたくない!
AさんもBさんもCさんも!
嘘で陥れられることは
この前後にも何度かあった。
そういうものを
呼び込みやすいのかもしれない。
Aさんは単に騙されただけだろうし
Bさんも同じようなものだろう。
ふたりに悪意はなかったと思う。
Cさんには私への悪意があり
理由にありえない心当たりがあった。
AさんとBさんのLINEはブロックした。
Cさんだけ残しておいたのは
何か予感があったのかも。
1年を経てCさんからLINEが来た。
別件で先生に謝罪しなければならず
そのときに立ち会えと言う。
はぁ?
世間にはこういう人間が
存在してるんだなぁとしみじみ驚いた。
先生への謝罪も
Cさんが嘘ついたから、じゃない?
ま、その嘘を信じて
そのまま先生に伝えちゃったのは
他ならぬワタクシ。
はからずも仕返しできたみたい(笑)
AとBがどうしているのか
知らないし知りたくない。
関わりそうな場所は今も避けている。
CよりAとBが嫌い。
捏造された話を愚直に真に受けて
自分の目で物を見ない人間が嫌い。
騙される愚かさが嫌い。
ピンクマーガレットは
こんな想い出につながる花だけど
愛らしさは間違いない。
早く咲いてくれないかな♥
Howa
2022/02/14
たまくまさん、私の身近な周囲にもcさんのような人いました。
いつも寄り添ってくれる親友に訳を話して、私以上に怒ってくれ、その方たちとは連絡してません。
大切な友人は、少ないですが、いつも心配してくれます🙇🏻♀️
お花は癒されます。早く退院して、愛でたいなぁ😸🎶🎵🍀☘️
長く咲いてくれますように🙇🏻♀️🙏可愛いマーガレットちゃん😸🎵🎶🙇🏻♀️
いいね
1
返信
たまくま
2022/02/14
@Howa
さん
わかってくれる人がひとりだけでも居たら、本当にすごくありがたいですよね。本当にそれだけで良いです。
書けなかったけど、中には友だちぶってCの悪口を言って情報集めしようとするアホの子もいましたが、徹底的に逃げ回った弱弱メンタルのワタクシ(笑)
私にとって要らない人とは、無理して繋がらなくても良いんだと学びました。
春の足音が聞こえて来ています。早く退院して、可愛いお花を愛でましょうね(*^^*)
お大事に♥
いいね
1
返信
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たまくま
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バルコニー/ベランダ
キーワード
花のある暮らし
植物
ピンクマーガレット
ピンクマーガレットに蕾がついた。
この花が咲くと思い出すことがある。
苦い想い出。苦い経験。
仲良しだったAさんとBさんが
仲違いしたのは知っていた。
原因は知らないし知りたくもない
中立の立場でいたかった。
その日の集まりのあと
Aさんがツカツカと近づいて来た。
「話があるんだけど」
その目には敵意が燃えていた。
へ?なに?私、何かした?
ほど近いカフェに落ち着いて
お互いが飲み物をひと口ふた口……。
「私のこと○○って言ったそうね」
実際はもっと長い話だけど
省略しても構わない下らない話。
ただただ驚いた。
「は?何のこと?そんなこと言ってない。」
「今さらとぼけないでくれる?
証拠もあるんだけど。」
「証拠って……何?見せてくれる?」
差し出されたスマホの画面には
グループLINEの1部を切り取った画像。
確かに私のアイコンと記憶にある言葉。
でも、この件じゃない別の話での会話。
会話前後の画像はない。
「どういうこと?何で嘘つくの?
これ、あなたが言ったんだよね。」
「あ、確かに私が言ったんだけど
これは違う話のときの……。」
最後まで言う前に
頭から水が降ってきた。
「え?」
後ろには
“証拠”の会話の相手Cさんがいた。
あ然。
頭から水をかけたのはCさんのようだ。
「くぁw背drftgylp;@!!」
「くぁw背drftgy!!」
ふたりから身に覚えのない罵倒。
は?何?何を言ってるの?
CHAOS!!
もう1度、今度はAさんから
真正面から水をかけられた。
私はぼう然。
違うとかわからないとか
私から返せた言葉はわずかで
ふたりは並んでカフェから出て行った。
店中から注目を浴びていた。
お店の人にモップを借り後始末をして
ぼう然としたまま帰宅した。
つまり?
AさんとBさんのもめ事の原因は
私の”言葉“ってことになってるの?
いやCさん、何を誤解してるの?
あの会話まったく関係ないじゃない?
いや、故意?
前後の話を見せずに部分で見せたら
Aさんが怒るのも無理は無い。
故意に陥れるのには格好の会話。
Cさんが希望していたポジションに
新入りの私が指名され
Cさんが怒っているのは聞いていた。
そんなん先生に言ってくれと
たいして気にもとめてなかった。
何をどうしたら良いのかわからず
Bさんに聞いてみようと思った。
Bさんの連絡先を知らないから
次回の集まりのときに聞こう。
集まりが終わってBさんを探した。
離れたところから凝視されていた。
嫌悪をあらわにした表情だった。
近寄る勇気は出なかった。
気づけば……
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上着がべったり汚されていたり
靴や書類が隠されたり
変更の連絡が来なかったり。
何か対処すべきだったのかもしれない。
が、そんな気は失せていた。
ひたすら馬鹿馬鹿しかった。
こんなヤツらとつきあう気は無い。
どうせもうすぐ終わるのだから
そうしたらもう、関わらなくて済む。
誰とも会話せずに
誰とも目を合わせず
ギリギリに入って真っ先に帰った。
集まりはめでたく終了し
幕が降りて心から解放された気がした。
打ち上げは欠席した。
翌日、先生から呼び出され
記念品として渡されたのは
ピンクマーガレットの花鉢。
可愛い花がいっぱい咲いていた。
数ヶ月後、偶然Aさんに会った。
すごい勢いで謝られ
すごい剣幕でCさんを罵っていた。
Bさんと和解したらしい。
“証拠”の前後の会話を
同じグループLINEにいたBさんに
見せられたと喚き散らしていた。
知らんわ。
だから何なの。
ものすごく冷たい気持ちになっていた。
が、一応オトナ。
当たり障りなくその場を終え別れた。
二度と会いたくない!
AさんもBさんもCさんも!
嘘で陥れられることは
この前後にも何度かあった。
そういうものを
呼び込みやすいのかもしれない。
Aさんは単に騙されただけだろうし
Bさんも同じようなものだろう。
ふたりに悪意はなかったと思う。
Cさんには私への悪意があり
理由にありえない心当たりがあった。
AさんとBさんのLINEはブロックした。
Cさんだけ残しておいたのは
何か予感があったのかも。
1年を経てCさんからLINEが来た。
別件で先生に謝罪しなければならず
そのときに立ち会えと言う。
はぁ?
世間にはこういう人間が
存在してるんだなぁとしみじみ驚いた。
先生への謝罪も
Cさんが嘘ついたから、じゃない?
ま、その嘘を信じて
そのまま先生に伝えちゃったのは
他ならぬワタクシ。
はからずも仕返しできたみたい(笑)
AとBがどうしているのか
知らないし知りたくない。
関わりそうな場所は今も避けている。
CよりAとBが嫌い。
捏造された話を愚直に真に受けて
自分の目で物を見ない人間が嫌い。
騙される愚かさが嫌い。
ピンクマーガレットは
こんな想い出につながる花だけど
愛らしさは間違いない。
早く咲いてくれないかな♥