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爽やかな風味が特徴のシソは、日本では古くから栽培されてきた歴史のある野菜です。シソは、お庭がなくてもプランターを使ってベランダで気軽に栽培することができるんですよ。
今回は、シソのベランダ栽培の方法についてご紹介します。ぜひ参考にしてくださいね!
シソはプランターで栽培できます。日当たりがよく、プランターが置けるスペースがあれば、アパート、マンションなど集合住宅などのベランダでも簡単に育てられます。
シソの栽培に使用するプランターのサイズは、深さが20cm以上、横幅が60cm以上あるものを選ぶと良いでしょう。
鉢を使用する場合は、8〜9号(直径24〜27cm)のものを使用しましょう。シソは根の生長が早いので、根を健康に育ててくれるスリット鉢を使用するのもおすすめです。
シソはあまり土を選ばずに育ちます。プランターで栽培する場合は、一般的に販売されている野菜用培養土を使用すると良いでしょう。元から肥料が入っているものを選べば、元肥も必要ありませんよ。
シソを種から育てる場合は、4月から6月に種をまいてください。シソは光を感じて発芽する植物なので、土を薄くかぶせて、日のあたる場所に置いて管理をしてください。
本葉が出てきたら込み合っているところから数回に分けて間引きします。最終的に株間が10cm程度ひらくまで苗を間引きましょう。
苗から育てる場合は、5月ごろに植え付けを行いましょう。
シソは基本的に日当たりのよい場所を好みますが、あまり日差しが強いと葉が硬くなり食感が悪くなります。ベランダ栽培では、直射日光を避けた日当たりの良い場所に置くと良いでしょう。
エアコンの室外機から出る風に当たる場所でシソを栽培していると、風で傷んでしまうことがありますので注意してくださいね。
シソをプランターに2株植え付けるときは、20cmほど株間を空けて植え付けましょう。3株植え付ける場合は15cmほど間隔を空けて植え付けるのがポイントです。
シソは草丈が30cmを超えて大きくなってくると倒れやすくなります。支柱で支えると良いでしょう。茎を傷つけないように、支柱に八の字で結んで誘引しましょう。
シソをプランターに植え付けたあとは、根が張るまではしっかりと水を与えましょう。シソは乾燥に弱いので、水分が足りないと生長が止まってしまったり、葉が枯れてしまう可能性があります。
シソは、摘心(てきしん)を行うことで収穫量を増やすことが出来ます。草丈が20cm以上になったら、収穫量を増やすために主枝から上の一節分を切ります。また、わき芽の横に生えた葉を取り除きましょう。そうすることで脇芽の生長が促され、より多くのシソが収穫できます。
シソ全体がこんもりしてきたら、剪定を行います。摘心の際に残したわき芽の上でカットするか、真上からみて中の葉に日が当たるように混み合っている枝を剪定しましょう。
シソの収穫が始まったら、2週間に1度の頻度で追肥を施しましょう。一株に油かすを半握りほど与えるのがおすすめですが、与えすぎるとアブラムシなどの害虫がつきやすくなるので注意しましょう。
赤シソと青シソを混植すると、お互いの成長を助け合うという効果があります。ただし、種を収穫したい場合は、種が混ざるので避けた方が良いでしょう。
トマトを甘くするためには、乾燥気味に育てるのがコツです。シソは水をよく吸収するので、トマトのそばに植えることでトマトを甘くしてくれます。
シソは香りが強いので、強い香りを嫌って虫が寄り付かなくなります。ピーマンやナスなどの野菜の近くにシソを植え付けると、害虫を防ぐ効果があります。さらに、育成を助け合うため、双方の果実が美味しくなります。
シソは手で簡単に収穫ができるので、葉色がきれいで、よい香りがするものを選んで収穫しましょう。葉の収穫を続けたい場合は、花穂が出てきたらカットするのがコツです。シソの花穂や、実を楽しみたい時はそのまま育ててくださいね。
手軽に美味しいシソを、せひ育ててみてくださいね!
七尾びび
GreenSnap編集部