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「アロエ」「カネノナルキ」と同じく、多く普及している「朧月」という花のような形を思わせる多肉植物。至るところで見かけませんか?
近所の園芸好きおばさんに「ウチも多肉植物を育てているわよ。ほら、これあげるね」と差し出されたら、この朧月などグラプトペタルム属の可能性は高いです(笑)。
人生、そのような状況に陥る場合がないとも限りません。営業先のお客さんに「多肉植物はじめました!」などと口走る前に、グラプトペタルムの代表種である「朧月」の育て方を予習しておきましょう。
まれに民家の軒下で繁茂しているのをみますが、冬でも枯れにくい強い植物なんだなぁと思わずにはいられません。
それもそのはず。グラプトペタルムの原産地は1200~2300mの高地になるので、比較的寒さに強いです。
ただし、霜が降りるような地域(または季節)では室内に入れてあげたほうが無難ですよ。
土が乾いてきたらあげます。
鉢底から水が流れ出てくるくらい、一度にたっぷりと水遣りをするのがコツ。
ただし、冬場は月に1回など、水遣りを控えてあげると寒さに強くなるのでオススメです。
この「グラプトペダルム」は、葉挿しで増えます。
葉挿しでふやそうとするときには、付け根がしっかり残るように葉を取るのがポイント。
千切るような形で葉を取ると、芽が出ないことがあります。ご注意ください。
実はこの朧月、「グラパラリーフ」という名前で、食用として葉っぱが売られていることがあります。
なんでも20種類以上のミネラルをバランスよく取ることができる健康食なのだとか。
筆者はまだ食したことがありませんが、ネット上には「ちょっとすっぱい」とか「フルーティー」などと、多様な感想をみてとれます。
食べ方としては生でそのまま食べる、あるいはマヨネーズや胡麻ドレッシングで和える。さらにはサラダにする…などいくつかあるようです。
自分で育てて食べる場合は、予め食べることを想定して育てると良いかもしれません(食べる場合は自己責任でお願いします)。
いずれにせよ、強くて育てやすく、さらにはロゼット型になる形状から可愛いと評判の高い「朧月」。
もし、「これあげる~」といただいたら、身構えず、気軽に育ててみてくださいね!…おっと。言い忘れていましたが、朧月をきっかけに、多肉植物の魅力にどっぷりハマってしまうのにはご注意ください…。
mokutaro(杢太郎)