オキナグサの画像

オキナグサの育て方

  • キンポウゲ科
  • オキナグサ属

オキナグサの基本情報

ジャンル

草花

形態

多年草

学名

Pulsatilla cernua

別名

翁草

原産地

日本

オキナグサの性質

栽培難易度

普通

耐寒性

普通

耐暑性

普通

耐陰性

時期

種まき

1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12

植え付け・植え替え

1
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7
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肥料

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開花

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オキナグサの育て方の画像

オキナグサの育て方

俯いたように下を向いて花を咲かせるオキナグサは、日本にも分布している山野草です。

赤紫色に広がる花にはがく片が拡がっています。

つまり、花びらがないという変わった特徴をもっています。

今回は、オキナグサの育て方についてご紹介します。

オキナグサの基本情報

オキナグサの日当たり

オキナグサは日当たりを好む多年草の植物です。

ですが、夏の強い日光を浴びてしまうと葉焼けを起こしていまします。

春と秋の間は、よく日の光が当たる場所で育てるようにしてください。

春は、葉っぱの広がりが終わるときまで日光を必要とします。

秋は芽をしっかりと付けさせるので、株の力が備わっているようにするためにも太陽の下で管理してください。

冬場は日陰での管理をしましょう。寒さには強いので外に出していても問題ないです。

凍結にならないようにだけ注意しておきましょう。

休眠期の11月下旬〜2月の中頃までは、強い日差しに当たると花芽が傷んでしまう可能性がありますので気を付けましょう。

鉢植えにしても庭植えにしても日光が重要になってきます。

 

オキナグサの置き場所

庭植えでは、風通しの良い樹木などの陰の下で管理しましょう。

鉢植えであっても風の通しが良い日陰を選ぶようにしましょう。

鉢植えにしておくと移動しやすいですね。

涼しい気候が好きなオキナグサは、真夏以外の気候でもよく風の通る場所で育てるようにしてください。

冬は外での管理でも良いのですが、乾いた風に当ってしまうと花芽が傷んでしまいます。

北から吹いてくる風にはかからない場所で栽培してください。

 

 

オキナグサの水やり

オキナグサは、土の表面が乾いたら水を注ぎ入れます。

毎日のように水やりを行ってください。

気温が高い夏期間は、涼しくなる夕方以降に水やりを行ってください。

鉢の中が湿った状態が続かないように配分にも気を付けて育てましょう。

夏は暑いからと言って水をやり過ぎてしまうと、土の中で水分が溜まってしまってしまいます。

溜まることによって光合成の速度が遅くなったり、小さい株になったりと悪影響を及ぼします。

根腐れなどにもつながりますので調節して与えましょう。

 

鉢植えの場合、冬の間も植えている鉢などの土が乾いているか見てから与えるようにします。

 

 

オキナグサの肥料・追肥

オキナグサに肥料を与えることで、花つきが良くなるのでしっかり施してあげましょう。

4月と9月の後半に1度ずつ置き肥を行います。

花を咲かせる時期は液体肥料も施肥すると良いでしょう。

開花する前の4月下旬〜6月の下旬の間に、2週間に1回のペースで補っておいてください。

もし秋に葉っぱが残留している株があれば、9月の下旬〜10月中旬の間に液体肥料を撒いておくのも良いでしょう。

植え付けるときは土に緩効性化成肥料を入れておくと良いでしょう。

 

 

オキナグサの用土

水はけが良いとされる土を用いると最適です。

市販されている「山野草の土」でも十分に育てることが出来ます。

配合したものを作るのであれば、粒が小さい軽石か、山砂と腐葉土を7:3の割合にしましょう。

オキナグサに用いる鉢についても触れておこうと思います。

鉢は、プラスチック製のものを使用するのは避けてください。

鉢は通気性の良いことが条件です。深めの素焼き鉢や山草鉢が適します。

素焼き鉢は、土を焼いて作られています。駄温鉢は素焼き鉢をさらに高温で焼いたものを指します。

素焼き鉢には、表面に小さな穴が開いており、土の中の水分を蒸発させたり通気性を良くしたりする効果があります。

細かい穴が開いているの駄温鉢というのもあります。

蒸発がより減少し、通気性が少し悪い分保水性に特化した鉢になっています。

 

 

オキナグサの植え替え・植え付け・種蒔

植え替え・植え付けともに、3月下旬から4月の下旬の間または9月の下旬から10月の上旬の期間に行うのが適しています。

植え替えも植え付けもやり方は同じです。

まず、植え付けでは元々育てていた鉢や購入時に植えられていたポットなどよりも、一回り大きい鉢を用意します。

鉢の底に鉢底ネットを敷いて鉢底石を入れてください。

これで水のはけ具合を良くしておきます。

用土を入れていきますが、元肥として緩効性化成肥料も忘れずに混ぜ込んでおくようにしてください。

取り出した株は根を広げるようにして植え付けていきます。

芽が出てきているところから1cm程度土を覆っておきましょう。

日陰で何日間かは管理し、水やりも行ってください。

株が安定してきたら、日当たりの良い場所へ移動させて育てていってください。

植え替えの際に注意してほしいことは、植え付けとは違い太い根に成長していることです。

細かい根はどうしても切れてしまいますが、影響はさほど出ないので心配する必要はないでしょう。

ただごぼう根は傷つけないように作業してください。

根は50cm〜80cmにも伸びると考えておいてください。

植え替えやすくするために切り取ってしまいましょう。

また、オキナグサは花が咲いた後に種子をつけます。

その種子から種まきして育てていくことも可能です。

種まきをするのであれば、「とりまき」を行うことが重要です。

とりまきとは種子を取ったら早急に蒔くことです。

オキナグサは採取してから室内に1か月間置いてしまうと発芽する能力が無くなってしまいます。

種を蒔くときは、毛となる部分を取り除いてください。

蒔き床を作るのであれば、中粒の日向土を鉢の底に撒いてさらに上に腐葉土を被せていきましょう。

培養土を入れたら川砂もさらにその上に川砂を入れてください。

そこに種を撒いていきましょう。

日当り良好な環境で水やりを毎日行うようにしてください。

みずやりをすることで乾かすことを防ぎます。

オキナグサは多年草なのですが、4年〜5年で寿命がくるので株を残すのであれば種蒔すると良いでしょう。

 

オキナグサの増やし方

オキナグサは、株分けor種まきで増殖させていきます。

株分けをするのであれば、植替えを行うときに同時進行で行います。

植え替えは春と秋に行うことが多いですが、

春はゴボウ根が傷みやすいので株分けをする予定であれば「秋」に執り行いましょう。

芽が多く出ている株を切断していきましょう。

切り口は負担がかからないように最小限になるようにしてください。

切り口のところには殺菌剤を塗布して植え付けを開始します。

種まきについては「植え替え・植え付け・種蒔」の部分をご参照ください。

 

 

オキナグサの病気・害虫

アブラムシやハダニ、なめくじに食べられていしまうことがあります。

その他にもネコブセンチュウ・ネグサレセンチュウなどにも、悪さをされることがあります。

ネコブセンチュウは、発生すると根にある細胞組織が大きくなり、コブのように変形します。

多くなるとコブがたくさんできて生育に被害をもたらします。

ネコブセンチュウの場合、土の外に出てから防除対策するのは手遅れです。

しっかりと予防しておくことを心がけましょう。

そのためには、苗を植え付けるときに持ち込まないことと、土の中の密度を低めにするかが重要です。

アブラムシなどは薬剤を散布したり、手作業で取り除いたりするようにしてください。

 

 

オキナグサの管理温度

オキナグサが発芽するには18度前後の温度が必要です。

耐寒性は高く、乾燥した風にさえ注意しておけば越冬もできます。

大体-15度にまで耐えることが可能です。

生育の適した温度は、10度〜15度となっています。

 

オキナグサの種類・品種

オキナグサは、キンポウゲ科オキナグサ属の仲間の多年草植物です。

日本においては、九州や四国を始めとする日当たりの良い草原などに自生しています。

山野草として園芸分類され、絶滅危惧種となっています。

オキナグサはその他にも北半球の寒帯や温帯などに分布しています。

中国や朝鮮半島にもあり、世界中には約45種のオキナグサが存在しています。

日本ではオキナグサの仲間も「ツクモグサ」も自生して育っています。

西洋種であれば、「ブルガリス」という品種でセイヨウオキナグサと呼ばれるものや「ウェルナリス」なども有名です。

 

 

オキナグサの花の形態(どんな花を咲かせるのか)

花は4月から5月に花茎を伸長させて、その後に開花させます。

花は下に俯いているようにしてから、上向きに毒々しい様子の赤紫色の花が咲きます。

色の付いた花びらのように見える部分は、

実際には花弁ではなくがく片と呼ばれる本来は花弁の付け根のところについている小さい葉っぱに見えるもののことを指します。

花が咲き終わるとたんぽぽのように白い綿毛へと変わっていきます。

長い毛のようなものを付けて果実も付けます。

そこから種を採取することができます。

 

オキナグサのトリビア

オキナグサの花言葉

オキナグサの花言葉は、いくつかあります。

一つは、「何も求めない」「奉仕」です。

何も求めないという意味には、花が咲いた跡にできる綿毛を飛ばす様子から付けられています。

次に、「裏切りの恋」「告げられぬ恋」という意味もあります。

続いて、「背信の愛」「背徳の恋」です。

背信の愛や裏切りの恋は花が下を向いているところから上を向くことから付けられています。

さらに、「清純な心」「華麗」という花言葉があります。

最後に「心の闇は内に隠して」という言葉も当てられています。

 

オキナグサの由来伝承

オキナグサは漢字に表すと「翁草」となります。

花が咲いたときと咲いた後での姿が違い、白髪のような綿毛を付けることで多くの別名が付けられています。

別名には、ウバガシラ・オジノヒゲ・カワラノオバサン・ユーレイバナなどがあります。

ウバガシラは、姥頭つまりおばあさんの頭という意味です。

オジノヒゲはもちろんおじさんの髭です。

カワラノオバサンは河原のおばさん、ユーレイバナが幽霊花になります。

綿毛の見た目から付けられたのだと考えられます。

そんな別名を持つオキナグサの学名はPulsatilla cernua(プルサティア・カヌア)です。

Pulsatillaは属名でラテン語のPulsoという「打つ」や「鳴る」という語源から由来しています。

cernuaは「前かがみの」という花の姿から因んでいるとされます。

 

 

まとめ

最後まで読んでいただきありがとうございました。

絶滅危惧種の山野草であるオキナグサの育て方をご紹介しました。

花が咲いたときは豪華に鐘のように咲いたと思ったら、咲いた後は老人のように年を取った姿になるちょっと変わった植物です。

是非育ててください。

 

 

※トップ画像はPhoto by 愛弟子さん@GreenSnap

FLORA

FLORA

1985年生まれ。 お花もグリーンも生活の一部。 休日はもっぱらグリーンのあるカフェ巡り。

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