ボロニアの画像

ボロニアの育て方

  • ミカン科
  • ボロニア属

ボロニアの基本情報

ジャンル

庭木・花木

形態

低木

学名

Boronia

別名

原産地

豪州

ボロニアの性質

栽培難易度

普通

耐寒性

弱い

耐暑性

やや弱い

耐陰性

時期

植え付け・植え替え

1
2
3
4
5
6
7
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肥料

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開花

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ボロニアの育て方の画像

ボロニアの育て方

ボロニアは、オーストラリア原産のミカン科の低木。

ミカン科なため柑橘系の爽やかな香りのする枝葉や花をもち、その細い枝にはベル形・星型などの愛らしい花が連なるように付くのが特徴でしょう。

今回はそんなボロニアの育て方について、簡単にご紹介します。

基礎情報

日当たり

ボロニアは、オーストラリアの中でも乾燥した明るい硬葉樹の林内を原産地としています。

したがって比較的日光を好む性質なため、日当たりの良さは不可欠です。

ただし夏の直射日光は、水切れや葉が焼ける可能性が高いので絶対に厳禁。

秋〜春の間は直射日光が適当に当たる日当たりのいい場所へ、夏の間は室内か戸外の明るい日陰の方へと移動させるようにしましょう。

ただし秋に入る段階で、日陰から移動させなければ、ボロニア全体が無駄な生長をしてしまうため、

結果株が弱り、折角綺麗な花の色が薄くなってしまう、

たは蕾が落ちてしまう可能性があるので忘れずに行うようにしてください。

 

置き場所

日当たりの良さだけでなく、乾燥した空気も比較的好むため、ボロニアは日本の高温多湿を苦手としています。

したがって、原則置き場所としては日当たりがよく風通しのよい場所を選ぶといいでしょう。

ただし日本の気候には肌が合わないため、季節ごとの置き場所を変える必要があります。

春・秋は原則に従って「日当たりと風通しがいい場所」に置いてください。

一方で、日本の夏は室内でレースカーテン越しに日を当てる、もしくは戸外の日陰の風通しがかなりいい場所を選ぶ必要があります。

さもなくばすぐに水切れなどを起こして、枯れてしまいます。

また冬の寒さにも弱いので、5℃以上の室内で育てるのが無難でしょう。

霜には決して当たらないように気をつけ、室内の日当たりのいい場所を選んでください。

 

水やり

ボロニアへの水やりは、育てる際の一番のポイントとなります。

基本的には季節を問わず鉢土が乾いた都度、底から水が溢れるくらいにたっぷりと水やりをするようにしましょう。

ただし過湿にすると根腐れを起こすため、日本の梅雨時期と夏場を乗り切る手助けが必要です。

特に梅雨前後の蒸し暑い時期には蒸れて枯れてしまうこともあります。

したがって花が先終わった時点で、茎を半分切る等を行い、風通しをよくしてあげましょう。

設置場所を雨などの当たらない日当たりの良い場所へと切り替えるのも1方法です。

ただし過多な乾燥や水切れにも弱いため、一度乾燥させきって葉が落ちてしまった場合には二度と復活することはないと思ってください。

水のやり過ぎ、不足のどちらにも注意して、適切な管理を心がけましょう。

 

冬の間も、水やりは鉢の土の表面が乾燥する度にたっぷりと与えるようにしましょう。

ただし5℃以下の環境には決して置かないようにしたうえで、霜が降りないように努めてください。

さもなくば、ただでさえ冬の寒さに弱いボロニアが確実に枯れてしまうので要注意です。ここでも適度な水やりを心がけてください。

 

肥料・追肥

ボロニアは根の成長速度が早く、さらには弱いタイプなので、肥料は濃くないものを好み、また季節ごとに異なる与え方が必要となります。

春(4月〜6月)と秋(9月〜10月)の生育期の間は、液体肥料を1週間に1度ほど与える必要がありますが、夏の間は生育が止まってしまうので与えないでください。

なお与える液体肥料は、春・秋の生長期はリン酸分が少なめのものを、また春の生長期ならば発酵油かすを置き肥にするのも良いでしょう。

 

用土

用土は水はけと通気性の良い酸性のものを好みます。

したがって、用土はサボテン用培養土を使うか、鹿沼土5・ピートモス3・パーライト2・軽石2で配合したものを利用するのが良いでしょう。

そのほかには、市販の土に鹿沼土を混ぜて水はけをよくしたものも良いかもしれません。

なお基本日本の気候に適しているとはいえないので、庭植えには向いていません。

日本でお住いの方は、是非鉢植えに適切な用土を植えて育てるようにしてください。

根の成長速度が速いので、頻繁な植え替えが必須となっています。

常に根の伸び具合のチェックと鉢の補充を忘れないようにしておきましょう。

 

植え替え・植え付け・種蒔

植え付けの際、開花株ならば根鉢を崩さないように大きな張りに植え替えるようにしましょう。

すでに植えているものの植え替えの場合、ボロニアは根が成長速度が速く、さらには弱いため、鉢の交換も頻繁に行う必要があります。

根が鉢の中で過度に密集してしまうと、水持ちが一挙に悪くなり最悪枯れてしまうので要注意。

時期としては開花後の9月上旬・中旬の間に根鉢の周りを少しだけ崩して植え替えるのがベストです。

なお園芸店ですでに育てられていた鉢では根が完全に張ってしるパターンが多いので、購入して持って帰った段階ですぐに一回り大きな鉢に植え替えるのがよいでしょう。

下葉が落ちている株は、すでに水切れを起こしたことのあるものなので、選ばないようにしましょう。

 

増やし方

ボロニアの増やし方は挿し木がベストです。

花が咲き終わると新芽が伸び始めるので、この芽が出た茎を挿し穂としてください。

茎の先端から6センチほどの長さで切り、水はけの良い適切な用土に植えて育てましょう。

 

病気・害虫

ボロニアにとって注意すべき害虫は、ハダニやアブラムシです。

高温乾燥や梅雨明けの時期から現れるハダニは、水やりの際に水をかけることで発生を抑えられます。

一方のアブラムシは春と秋に発生するので、そちらも適宜処理するようにしましょう。

なおこうした害虫駆除だけでなく、剪定や切り戻しなども行うようにしましょう。

適切な時期は、8月以降はではなければ問題はないでしょう。

 

管理温度

適切な管理温度は、高温すぎず、5℃以下ではない状態です。

適度な乾燥した空気と日差しの下で育てる必要があるため、夏場は直射日光の当たらない場所でそのままの温度で育てましょう。

ただし冬の寒さには弱いため、5℃以下ではない場所で霜が当たらないように室内で育てるのが無難です。

春と秋は戸外の日当たりと風通しよい場所で育ててあげましょう。

 

種類・品種

最も名が知られている種は、オーストラリア西部が原産の「ボロニア・ヘテロフィラ」が挙げられます。

この名前は知らなくとも、別名である「ピグミーランタン」の名前ならば、ご存知な方も多いのではないでしょうか。

特徴としては「ピグミーランタン」という名の通り、手提げランプ型の小さな花でしょう。

赤、紫、白などの色をしており、スズランのように細い枝に連なって蕾を垂らし、可憐な花を咲かせるため人気です。

大きさも1〜3メートルと大きく育てられるので、春と秋の間は庭先に鉢植えで育てると程よい目隠しフェンスとしても活用できるかもしれません。

この他にも同様の形をした花を咲かせる種類としては「ボロニア・メガスティグマ」があり、「ボロニア・ヘテロフィア」よりも小型の1センチほどの花を枝いっぱいに咲かせるのが特徴です。

花色は外側が赤茶、内側が黄色なため、ブラウンボロニアとも呼ばれています。

園芸品種には”ルテア”と呼ばれるものがあります。

 

花の形態(どんな花を咲かせるのか)

花の形は、花が複数の色をしている「ボロニア・メガスティグマ」や

”ピグミーランタン”と親しまれる「ボロニア・ヘテロフィラ」のようなベル型

樹高が1〜2メートルほどの「ボロニア・フラセリ」や直径2センチものもちのいい花が咲く「ボロニア・ピンナタ」のような星形があります。

中には八重咲きをする「ボロニア・ビロサ」などもあり、いずれにせよ細い枝いっぱいに花を連なって咲かせます。

また種類によっては、星型花の系統の1種である「ボロニア・クレヌラタ」のように枝葉だけでなく、花自体からも仄かな香りがするものもあるそうです。

色は、白、ピンク、紫、黃、茶、複色などがあります。なお花が咲くのは、2月中旬〜5月の期間となっています。

 

トリビア

花言葉

ボロニアは開花期でもある5月の13日の誕生花であり、花言葉には「芳香」、「心が和む」、「印象的」、「打てば響く」などが挙げられます。

ミカン科特有の柑橘系の香りと、その愛らしい外見に由来した花言葉だからかもしれません。

よく贈り物として好まれるのは、こうした花言葉も関係しているのでしょう。

ただ一方で由来は不明ですが、「許されぬ恋」という花言葉も当てはめられています。で

きれば親しくしていて心和む友人に、感謝を込めて送るのが望ましいですね。

 

由来伝承

ボロニアの名前は、イタリア人のナチュラリストにして植物採集家のフランテェスコ・ボローニ(Francesco Barone)の名前に由来しています。

フランテェスコ・ボローニは、数々の植物誌の発行で著名なイギリス人植物学者ジョン・シブソープ(John Sibthrop)の助手を務めた人物だったことから、名が知られた人物でした。

J・E・スミス(James Edward Smith)が1798年に発行したTracts Relating to Natural Historyという本で、初めてボロニア属という名前でボロニアの花が紹介されたそうです。

なお初めて載せられた植物図鑑は、「」にこうした由来で名付けられた花が多く生息していることから、オーストラリアのメルンボルンとビクトリアの外縁部にある地域は、Boroniaと名付けられました

 

まとめ

今回は可憐な花の姿が特徴のボロニアについて、育て方を中心に簡単にご紹介しました。

もう一つの特徴でもある爽やかな香りも人気が高く、冬の末から初夏にかけて国内で広く流通します。

とても華やかであり、花言葉が「心が和む」ということもあり、贈り物として受け取っている方も多いのではないでしょうか。

暑さと寒さの両者に弱いため、なかなか育てやすいとは言えませんが、長生きさせてみたい方は是非とも今回ご紹介した育て方を参照して、挑戦してみてください。

 

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takenaka

takenaka

お花と植物を愛するライター。 お花と植物と共に暮らすグリーンライフに憧れて、去年お庭付きの一軒家に引っ越しました。まだまだ理想のお庭にはほど遠いけど、週末の楽しみは少しづつお庭の手入れをすることです♪

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