カキツバタの画像

カキツバタの育て方

  • アヤメ科
  • アヤメ属

カキツバタの基本情報

ジャンル

草花

形態

多年草

学名

Iris laevigata

別名

原産地

日本〜中国〜シベリア

カキツバタの性質

栽培難易度

やや易しい

耐寒性

強い

耐暑性

強い

耐陰性

時期

植え付け・植え替え

1
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肥料

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開花

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カキツバタの育て方の画像

カキツバタの育て方

アヤメ科アヤメ属の一種であるカキツバタは水辺に咲く花として知られて、湿地を好みます。

和歌の題材にされたこともあり、青紫の花と水辺を一緒に眺めるのは風情を感じられると、観賞用としても人気があります。

そんなカキツバタの育て方について紹介します。

基礎情報

日当たり

カキツバタはアヤメ属の中でもとくに水を好む花なので、日当たりのいい水辺で育てるのが適切です。

冬場は水が凍ってしまってもかまいませんが、夏になって水が温かくなってしまわないように気をつけてください。

 

置き場所

日の当たる場所で、水辺に植えるのがポイントです。

水辺がなくても、鉢にたっぷり水を入れておけば、日向での管理ができるようになっています。

暑さにも寒さにも耐性はあるので、日向で、水がたっぷりあれば元気に育ってくれます。

雨に濡れてしまったり、霜にあたってしまっても大丈夫なので、屋根のあるところで管理しなければいけないということはありません。

日陰に置いてしまうと、逆に生育が衰えて元気がなくなってしまうので、気を付けてください。

 

水やり

ジョウロなどで水やりをするのではなく、カキツバタは株元が水に浸かっている状態で育てます。

水深が5センチから15センチほどの水辺で育てるか、鉢にたっぷりと水を入れて、株元が乾かないよう育てます。

夏になると気温が上がるので、水温が上がってしまわないように気を付けましょう。

月に1回は水を入れ替えますが、水が汚れてしまった時や、気温のせいで水温が上がっている時などは、すぐに水の入れ替えをしてあげてください。

冬の水やりも、基本的には夏と同じようになっています。

株を乾かさない様に水に浸からせ、水が汚れてきた時に、新しい水に入れ替えます。

冬に気温が下がって水の表面が凍ってしまった場合は、あわてて新しい水を入れ替える必要はありません。

表面が凍ってしまっても、水温が上がったわけではないので、冬は気温について注意する必要はありません。

 

肥料・追肥

9月から10月の、涼しい時期になったら、ゆっくりと効き目のでる緩効性の固形肥料、

もしくは緩効性の化成肥料を株元の周りの土に埋めてください。スイレンにも使える肥料も利用できます。

それ以外の時期では、肥料は与える必要がありません

 

用土

日本の花として自生している花なので、基本的にはどんな土でも育ってくれますが、市販で販売されている草花用の培養土を使用すれば、初心者でも簡単に育てられるのでおすすめです。

カキツバタを植えつける時には、肥料分が少なめになっているほうがいいので、完全に根がはってから肥料を与えて下さい。

 

植え替え・植え付け・種蒔

種蒔では、種を蒔いてから3年で開花します。

カキツバタの種を採取して蒔くときには、採種する時に種がこぼれることもあるので、品種が混ざってしまわない様に気を付けてください。

ポット苗の場合は、真夏と真冬以外ならいつでも植え付けができるようになっています。

株分け苗を植え付ける場合では、開花直後に植えつけてください。

植え替える方法では、2、3年の間に1度花が咲き終わってから、6月から7月の間に植え替えをします。

咲き終わった後に放置しておくと、カキツバタの根が鉢の中でいっぱいになり根づまりを起こしてしまいます。

葉っぱの色も悪くなってしまうので、植え替えるのなら早めにしておきましょう。

根についている土はすべて落とさずに、ひとまわり大きめの鉢に植え替えてください。

 

増やし方

カキツバタを増やす方法としては、株分けというものがあります。

5月から6月の、開花直後になっている時期に行うのが適切となっています。

株を鉢から引き抜いて、2、3芽がつくようにして根を分けていきます。

この時に、葉っぱは半分ほど切り詰めておくようにしてください。

この後は植え付ける時とおなじ手順でできるので、植え替えをする時と一緒にやってしまうのがおすすめです。

 

病気・害虫

カキツバタは害虫や病気などの心配がほとんどないのですが、ごくまれに、茎に寄生するズイムシというメイガ科の幼虫がつくことがあります。

このズイムシに寄生されてしまうと、植物が食べられて生育が衰えていってしまうので、見つけた場合にはすぐに殺虫剤を散布して駆除してください。

害虫や病気にはほとんどかからないといっても油断はできないので、ズイムシがいないかどうかなどは、水の状態を見るのと一緒に確認しておくといいですね。

 

管理温度

カキツバタは湿地を好みますが、暑さや寒さにも耐性はあるので、夏と冬で気温が変わっても、あまり気にする必要はありません。

ですが、株が浸っている水の温度があたたかくなってしまうと、生育が衰えてしまうので、水が汚れた時には新しい水を入れ替えてください

雨が降ったから屋根のある場所に置かなければいけないということはないので、日のあたる場所で管理をしてください。

 

種類・品種

カキツバタの品種には、葉っぱに斑の模様がある裕美というものがあります。

園芸品種では50ほどの種類があり、品種によっては、秋になってもう一度開花する、二季咲きのものもあります。

他にも舞孔雀という品種があります。

舞孔雀という品種名はアジサイにも使われており、カキツバタでの舞孔雀は、濃い青の色をした花を咲かせ、中心部には白くなっており、優美な2色咲きの花を見せてくれます。

 

花の形態(どんな花を咲かせるのか)

50センチから80㎝ほどある草丈をもつカキツバタは、細長い葉っぱと、アヤメ科の独特な花を5月から6月頃に咲かせます。

3枚の花弁が裏返るようにして咲いており、深い色合いをしている花が遠目からでもよく見えるようになっています。

緑の葉と青紫の花のコントラストが素晴らしいことから、見て楽しむためにはうってつけとなっており、その花の美しさは、国宝として指定された燕子花図という屏風にも描かれています。

 

トリビア

花言葉

カキツバタの花言葉には、「幸福が来る」というものがあります。

万葉集の一つにも使われているカキツバタは、恋人を待ちわびる女性の心情を表す和歌の中に登場し、待っていれば必ず幸福がやってくるという願いが込められ、この花言葉がつけられました。

他にも、カキツバタの花の姿はツバメを連想させることから、「幸せはあなたのもの」、「贈り物」などがあります。

 

由来伝承

カキツバタの花の汁は、服を染めるために使われていました。

服を染める汁を持っているカキツバタは、昔は書き付け花と呼ばれており、それが転じてカキツバタという名前がつけられました

漢字で書かれる燕子花は、紫の花はツバメが飛んでいる姿を思い浮かばせてくれるということからつけられています。

 

まとめ

カキツバタは、同じアヤメ科であるショウブやアヤメと見た目がよく似ています。

どちらとも似ていて優れており、どちらが優秀なのか決める事ができないという意味を持つ「いずれ菖蒲か杜若」ということわざがあるほどにその見た目は似ているので、隣同士で並んでいるところなどを見ると、一見見分けがつかなくなることもあります。

カキツバタは在原業平が和歌の題材として使ったことで有名となっており、水辺に咲き、濃い紫や、青紫の花を揺らすことから風情ある花として人気の高い花です。

多くの歌人がカキツバタを使って恋人への思いを和歌にして書いたこともあり、カキツバタは恋人への思いをはせるための花としても印象強い花ともされています。

日が当たる場所でなら元気に育ってくれるので、水の温度に気を付けながら育ててみてください。

 

takenaka

takenaka

お花と植物を愛するライター。 お花と植物と共に暮らすグリーンライフに憧れて、去年お庭付きの一軒家に引っ越しました。まだまだ理想のお庭にはほど遠いけど、週末の楽しみは少しづつお庭の手入れをすることです♪

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