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ハナショウブの育て方

  • アヤメ科
  • アヤメ属

ハナショウブの基本情報

ジャンル

草花

形態

多年草

学名

Iris ensata

別名

花菖蒲,ノハナショウブ

原産地

日本、朝鮮半島~東シベリア

ハナショウブの性質

栽培難易度

やや易しい

耐寒性

やや強い

耐暑性

強い

耐陰性

時期

植え付け・植え替え

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肥料

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開花

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ハナショウブの育て方

ハナショウブは湿地性に場所を好むアヤメ科の植物です。

雨がしとしと降る時期や暑い季節に差し掛かる時期に美しく花が咲く草花です。

ハナショウブの花を咲かせるにはどのような育て方をすればよいのかみていきましょう。

基礎情報

日当たり

戸外であれば日当たりが良い場所でも半日陰で管理できます。ただしハナショウブは乾燥を嫌います。

日当たりの良い場所で管理しているときに乾燥が激しいと感じたら半日陰に移して育ててあげましょう。

 

置き場所

乾燥のきつい場所でなければ基本的には生育する植物です。

水辺に近い場所や他の草花でも育つ場所でも十分に育ちますので場所選びには困らないでしょう。

 

水やり

基本的にハナショウブは水分を好みます。土の表面が乾いていたら水やりをしましょう。

特に蕾がなってから花が開いている期間は十分水を与えるようにしてください。

苦手とするものは「乾燥」です。乾燥した状態にしてしまうときれいな花が咲きません。

さらに咲いたとしてもすぐ萎んでしまうので水やりは欠かさず行いましょう。

水やりのタイミングは、地植えの場合は、土の表面が乾いてたら与えるようにします。

鉢植えでは、容器に水を溜めてから鉢のままその容器に浸水させておきましょう。

もし畑で育てているのであれば開花期に貯水することで景色を良くしてくれます。

さらに連鎖障害を引き起こす物質も流してくれるので一石二鳥です。

 

肥料・追肥

ハナショウブは9月〜10月に株を太くするのでゆっくり効くタイプの化成肥料を施すか油粕を与えて生長させましょう。

毎年この時期になると肥料を与えるようにしておきましょう。

より良く生育させるために3月か4月のどちらかと7月に1度与えるのも効果的です。

肥料には緩効性化成肥料か油かすを使います。植え付けるときに肥料分が少ないと根付きが良いので与えないようにしましょう。

 

用土

ハナショウブの用土には保水性と排水性のあるバランスが整っている用土を使います。

土質には弱酸性の土を好むため石灰などを混ぜて近しいものにしましょう。

地植えで育てるときに注意してほしいのが排水性が良すぎることです。

土が乾燥してしまうとハナショウブも弱まってしまいますので土が水はけしやすいのであれば「完熟堆肥」か「ピートモス」を混ぜて調整するようにしてください。

鉢植えで管理するのであれば、小粒の赤玉土とピートモスを8:2で配合土を作りましょう。

また、市販の草花用の培養土も用いることも可能です。

 

植え替え・植え付け・種蒔

植え付けを行うのは3月〜7月の間か9月〜11月が適期です。地植えで育てていくのであれば、土を耕してから根茎が隠れる程度に浅めに植え付けます。

植え付ける際は、新芽がどの方向に伸びているか確認してから植え付ける方向を決めましょう。

鉢植えのときは、苗よりも一回り大きい鉢を購入しておきましょう。ハナショウブは連鎖障害を引き起こす植物です。

連鎖障害とは同じ場所で同種の植物などを栽培していると段々とその数が減少してしまう現象のことです。

ハナショウブの場合、株が生長しなくなりますので鉢植えでは、毎年行い、地植えでは2〜3年のペースで植え替えを必ず行いましょう。

植え付け時期はどこで育てていても地上部が枯れてくる7月上旬を目安に作業に取り掛かりましょう。

植え替えは植え付けのやり方と同じです。ほとんどが苗から育てることが多いですが、種から栽培することも可能です。

しかし、種蒔では親株より花が劣るのでおすすめはしません。

 

増やし方

株分けで増殖させ、「植え替え」と同時に行います。7月の上旬に行うと考えておきましょう。

最も増やしやすいのは綺麗に開花した年が増殖しやすいです。

株分けには、まず根を傷めつけないように株を全部掘り起こします。長さ30cm程度の大きさになるよう葉を切ります。

傷んでいる部分もカットしちゃいましょう。根の部分の土をほぐして株を真っ二つに分離させます。

はさみやナイフで切りましょう。3〜5cm余白を作って株元から茎を切り離します。

1つの株に根が2・3本付いている状態になるように分けます

出来た株をそれぞれで植え付けていけば完了です。

 

病気・害虫

ハナショウブに病気はほとんどかかることがありませんが、「軟腐病」にならないように警戒しておいてください。

軟腐病とは、主に野菜などに見られる細菌性の病気です。長期保存したときに茶色に腐り、臭いがするのがこの病気です。

腐った部分から悪臭が立ち込み放置しておくと腐敗部分が増えます。発見したときは早急にその部分を切り落としましょう。

対策として殺菌薬を散布しておきましょう。効き目が遅いのでできるだけ早めの対策を施しておきましょう。

そして、ヨトウムシやズイムシ、アヤメキバガ、コガネムシといった害虫に弱いのでお手入れをくまなく行いましょう。

アヤメキバガはアヤメの仲間にしか手を付けず花目を食べてしまうので花つきに悪影響が出ます。

見つけたらピンセットなどでつまんで取り除きましょう。対策としては殺虫剤を4・6・9月に散布しておくことです。

 

管理温度

耐寒性・耐暑性のどちらにも強い特性を持っています。10度〜15度に気温が達していれば開花時期に花を咲かせます。

 

種類・品種

ハナショウブの栽培の歴史は長く500年にも昇ります。ハナショウブには現在5000種類もの品種があるとされています。

日本では江戸時代から親しまれてきた草花です。

そんなハナショウブの原産地には、日本はもちろん朝鮮半島から東シベリアまでの北アジア地域に自生しています。

ハナショウブには3つの系統に分けられています。

茎がまっすぐ生え多彩な江戸系・花を咲かせると弁が垂れる伊勢系・花びらが6枚につける品種が多い肥後系があります。

その他には、山形県長井市にある品種の長井古種や班入りのハナショウブ、キショウブと交配して生まれた愛知の輝という品種もあります。

 

花の形態(どんな花を咲かせるのか)

アヤメと似た花を咲かせ色も紫や青が多いです。中には白やピンク、褐色、黄色の花を咲かせる品種もあります。

色彩豊かなハナショウブの開花時期は6月〜7月中旬で梅雨のジメッとした時期に映える花です。花後は摘みましょう。

そのままにしておくと種を作ろうと栄養が種の方に集中してしまうので花つきが悪くなってしまいます。

花が枯れてもそのままの状態にしているとやがて腐りそれが浸透して株元にまで到達し枯死してしまいます。

花は取ってもいいですが、葉っぱは刈り取らないようにしてください。

葉には次の年でも生長するために栄養素を貯蓄しています。花後に葉が摘み取れるのは枯れている葉です。

 

トリビア

花言葉

ハナショウブの花言葉には、「嬉しい知らせ」、「心意気」という意味があります。

嬉しい知らせには、アイリスの花言葉と同じで総合的に付けられています。

また、心意気には端午の節句のときに飾られる花であることから付けられました。

その他にも、「あなたを信じる」や「優しい心」などの意味もあります。

 

由来伝承

ハナショウブは学名で「Iris ensata」と記されています。

ギリシャ語で虹の意味を持つ「Iris(アイリス)」と剣形のという意味になる「ensata」という単語を合わせています。

Iris(虹)には、神話に登場するゼウスの妻に仕えていたイリスがヘラから7色の首輪を授かったことで「虹の女神」とされていることに由来しています。

 

まとめ

園芸植物としてもよく育てられるハナショウブの育て方についてまとめてみましたがいかがだったでしょうか。

梅雨のじめじめした時期に一際目立つ紫の花を咲かせるので育てて鑑賞してみてください。

 

takenaka

takenaka

お花と植物を愛するライター。 お花と植物と共に暮らすグリーンライフに憧れて、去年お庭付きの一軒家に引っ越しました。まだまだ理想のお庭にはほど遠いけど、週末の楽しみは少しづつお庭の手入れをすることです♪

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