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クロチクの育て方

  • イネ科
  • マダケ属

クロチクの基本情報

ジャンル

庭木・花木

形態

高木

学名

Phyllostachys nigra

別名

紫竹,黒竹

原産地

中国

クロチクの性質

栽培難易度

普通

耐寒性

普通

耐暑性

普通

耐陰性

時期

植え付け・植え替え

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クロチクの育て方の画像

クロチクの育て方

クロチクが庭園の中でも目を引く理由は、葉っぱの緑色と杆の黒色のコントラストからです。

モダンな印象を与えてくれて、人気のあるクロチクを家庭で育てるのは難しいのでしょうか。

育て方と植え方の注意点をまとめました。

クロチクの基礎情報

クロチクの日当たり

クロチクは黒い茎に魅力があります。黒い杆に育てるためには、日当たりが必要になります。

半日陰でも育ちますが、やはりクロチクの魅力を引き出すためにも、日当たりの良いところに置くことをおすすめします。

逆に、室内や全くの日陰にすると葉が枯れて落ちてしまいますので、鉢植えにしてこまめに日に当てましょう。

夏の直射日光では葉がぱりぱりしてきて、枯れることもあるので、時々葉に直接水を散布してやるとよいでしょう。

この作業を、園芸用語で葉水(はみず)と言います。

 

クロチクの置き場所

庭の植え付けで注意が必要なのは、根が広がらないように工夫することです。

クロチクは真竹と違って、大きくならず幹の太さも一定なのが魅力です。

しかし、他の竹と同様に根が広がり、タケノコが生えてどんどん増えていきます。

繁殖力は他の竹ほどではありませんが、根の取り扱いに注意が必要です。

対策方法としては、予め防根シートや防竹シートで根の周囲を覆っておきます。

または、土管を埋めてそこに植える方法です。

この作業を怠ると、根が隣家に侵入してトラブルを起こしかねませんし、根が建築物を傾けることもあります。

この根止めの作業にあまり自信がないのなら、鉢植えにしておくのが無難でしょう。

 

クロチクの水やり

庭植えの場合、植え付けから二年経てば根がついてくるので、夏場の晴天が続いたとき以外は水やりの必要はありません

真夏の直射日光に当たるような環境が続くときは、葉がぱりぱりとしてきます。

そのようなときには、葉に直接水をかけてやれば良いでしょう。

葉からの蒸散作用を抑制して、根からの水分吸収とのバランスを保つことができます。

鉢植えの場合、クロチクは水を欲する植物ですので、土が乾いたら水やりを鉄則とします。

冬のクロチクは変化が乏しいため、水やりを忘れがちです。

雨が降らない日が続いたり乾燥が気になるときには、夏同様水やりを時々します。

鉢植えの場合は、雨も関係なく土が乾いたら水やりが必要です。

 

クロチクの肥料・追肥

クロチクの苗を植え付けるときに、腐葉土や堆肥を混ぜ込んでおけば追加の肥料は必要ありません

植え付ければ勝手にたけのこが芽を出し、育ってくれる、肥料も必要ないという点で育てやすい植物です。

 

クロチクの用土

クロチクは、水はけと水もちのバランスの良い土を好みます。

鉢植えをするときに土を作るのであれば、赤玉土8割、腐葉土2割を混ぜた土を作ると良いでしょう。

 

クロチクの植え替え・植え付け・種蒔

クロチクの植え付けは3月から4月が適期です。根から水分を逃さないように、注意しながら植え付けします。

庭の地植えの場合は、根が広がってしまうことの無いように、穴を掘ったら土管かトタン板などで覆ったところに、防根シートや防竹シートで根を囲ってから植えます。

鉢植えの場合は、根についた土を崩さないように用土に植えますが、小さいうちは倒れないように支柱を立てておくと良いでしょう。

地上から出始めたときは青竹と変わらないですが、1年から2年で幹が黒色になるのが特徴です。

 

クロチクの増やし方

緑色の若い杆や枝は春に、黒い幹や枝は初夏に剪定します。

樹形を整えるという必要はないので、他の植物同様に枝の混み合っているところを根本から切り取ります。

高さを抑えたいときは摘芯します。

だいたい15〜20節のところで切り、生長を抑制します

横への広がりが気になれば、杆から10センチ程度の長さに葉の先が収まるように切っていきます。

杆から出る枝は、2〜4節の芽先で摘むとよく整います。

クロチクの全体の高さは高いもので10メートル、平均で4メートルくらいです。

クロチクは、株分けすることで増やすことができます。

根を辿ってタケノコがついた先端を見つけ、50センチ以上の長さを切り取り株を作ります。

タケノコが見えるのが3月頃なので、この時期に行います。植え替えた直後は毎日水を欠かさないようにします。

 

クロチクの病気・害虫

竹類には色々な病気や虫の被害が考えられます。

病気の中でもっとも一般的なものは、「テングス病」です。

テングス病は胞子によって蔓延するので、被害速度が速く、罹ればあっという間に葉がなくなってしまうという病気です。

病気の対策は切って燃やすのみです。他に、すす病、黒穂病、赤衣病、さび病などがあります。

竹や笹につく害虫の代表格、はタケノホソクロバというマダラガ科の蛾の幼虫です。

成虫は無害ですが、幼虫は体長2センチ、黄色がかった胴体に黒い斑点があり、そこから毒性のトゲを生やしています。

他にも、ベニカミキリ、タケスゴモリハダニ、カイガラムシなどの害虫がつきます。

 

クロチクの管理温度

クロチクはあまり管理温度を気にすることなく育てることができます。

植栽域は、北海道南部から九州で、耐寒性はやや高いといえます。

 

クロチクの種類・品種

クロチクの類似種をご紹介します。

トラダケは杆には白い粉がふいたように見えますが、熱を加えて布で拭き上げると、虎模様のような斑紋が浮かび上がります。

ホテイチクは大きさがクロチクと似ています。しなりがあり、折れにくいという特徴があります。

節のつき方が細やかで独特です。

ススタケは、茅葺屋根の天井裏に長年のあいだ煙に燻された竹です。

見た目はクロチクほどに黒くはありませんが、茶色く光ってみえます。

 

花の形態(どんな花を咲かせるのか)

花は60年から120年の周期で咲き、咲いた竹の林は枯れてしまうと言われています。

 

クロチクのトリビア

クロチクの花言葉

クロチクの花言葉は「節度」です。

 

クロチクの由来伝承

別名「ニタクロチク」で、淡竹と書いて「ハチク」や呉竹「クレタケ」と呼ばれる竹の変種です。

ハチクは非常に根の張りが早く、繁殖力が高いのに対して、クロチクはそれほどではありません。

主な生産地は高知県中土佐町と和歌山県日高町です。原産地は、中国の黄河流域以南と言われています。

春に出た若竹の杆の色は、春は緑色で秋に黒斑が出始めて、その後黒色になります。

杆が黒くなるのは二年目ということになります。伐採後も黒い色は保たれます。

生け垣などの建築用や暖炉の棒や花器、竹細工などの装飾用に広く利用されています。

たけのこは食べることもできます。

 

まとめ

黒竹は青竹と比べて、幹が細く黒いのが特徴です。

古くから釣り竿や茶道の道具に使われてきました。私達の生活には密着して利用されてきた竹の一種です。

近年は黒い幹に緑の葉がモダンな印象を与え、庭のシンボルツリーとして庭先に植えられています。

植え付け方法は他の竹と同様に、根をくい止める手法をいずれにしても行う必要があります。

根の繁殖力は強いので、植える場所に十分に気を配りましょう。杆の黒さは、日に当たれば黒くなります。

ただし、直射日光を浴びすぎると葉だけが枯れてしまうことがあるので、水を葉に散布したり工夫が必要です。

肥料は必要無いと言われています。元気がなくなっているように見えるのは、根詰まりをおこしていることがほとんどです。

鉢植えにして観賞用に何年か楽しみ、育ちすぎたら処分するのが一番無難です。

 

takenaka

takenaka

お花と植物を愛するライター。 お花と植物と共に暮らすグリーンライフに憧れて、去年お庭付きの一軒家に引っ越しました。まだまだ理想のお庭にはほど遠いけど、週末の楽しみは少しづつお庭の手入れをすることです♪

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