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ハランの育て方

  • キジカクシ科
  • ハラン属

ハランの基本情報

ジャンル

観葉植物

形態

多年草

学名

Aspidistra elatior

別名

葉蘭

原産地

日本、中国

ハランの性質

栽培難易度

易しい

耐寒性

やや弱い

耐暑性

強い

耐陰性

あり

時期

植え付け・植え替え

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肥料

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開花

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ハランの育て方の画像

ハランの育て方

日本の家屋でも、外国風の庭先などどちらにもぴったりなハランという観葉植物が注目されています。

お弁当などに入っている「バラン」との関係もあります。

初心者向けとしても流通しているハランの育て方も見ていきましょう。

ハランの基礎情報

ハランの日当たり

ハランは観葉植物なのですが、直射日光に当たらないようにして、「日陰」で管理します。

直射日光を浴びていると葉焼けを起こしてしまいます。

室内に取り入れるか、木の下など日の当たらないような場所で育ててください。

日光に当てていないと、育たないのではと不安に思うかもしれませんが、

ハランという植物は日陰でも元気に育ってくれます。

班入りのハランはなおさら日陰での管理が適しています。

 

置き場所

家の外でも育てることが出来ますが、冬になると霜に当たらないようにだけ注意してください。

風の通しがよい場所で管理することも大切です。

氷点下の気温には弱いので、冬を越すための置き場所も考えておきましょう。

 

 

ハランの水やり

地植えにして育てるときでも、鉢に植えていても、土が乾いていいたら水を与えます。

ハランは生きる力が強く、大量の水を吸収することが言えます。

一度の水やりでは多めに水分を撒いてあげましょう。

水を与えた分だけハランも生長しますので、ある程度に抑えて水を与えるようにしましょう。

増えすぎて困ってしまうかもしれません。

 

 

冬になったら、水やりを控えめにします。

土の表面が乾燥して、その数日後に水やりを行います。

土はできるだけ乾燥気味に管理するのがベストでしょう。

 

 

ハランの肥料・追肥

肥料は植え付けのとき使用する土に、緩効性化成肥料を混ぜ込んでおきます。

育てている最中であれば、12月〜2月に有機質の肥料を寒肥として施肥すると良いでしょう。

寒肥はその名の通り冬に与える肥料ということでこの名前がついています。

「かんごえ」または「かんぴ」と言います。

12月〜2月に与えることで、土中で植物が肥料を吸収されやすい性質に変化します。

そして、春の生長期とともに効き目が出てくるという仕組みになっています。

班入りのハランだと、肥料の量が多いと班が消えてしまう可能性がありますので程々にしておきましょう。

 

 

用土

排水性と通気性のある用土も使いましょう。

「市販の草花用の培養土」でも育てることが出来ます。

ガーデニングは初めてという方は、こちらの用土を用いると簡単に植え付けや植え替えがやりやすいでしょう。

自分で幾つかの用土を用意して作るのであれば、赤玉土と腐葉土を6:4で配合してください。

水はけというのは重要なことですが、あまりにも良すぎるときは有機物の用土を加えていきましょう。

 

 

ハランの植え替え・植え付け・種蒔

葉がたくさん茂ってきたら、植え替えの時期です。

大体は2年に1度で5月〜6月に行います。

植え付けも同じタイミングで作業に取り掛かってください。

ハランは、種蒔からでも育てることが可能です。

種蒔から育てるときの注意点としては、「雑草」を駆除することです。

種を蒔いた周辺に生えてくる草をむしり取ってしまいましょう。

バランは生育が活発で丈夫な性質ですので、水分も多く吸収します。

最初は水を大量にあげることがうまく育てるコツです。

ハランのタネは花が咲いた後に、莢(さや)が取れて出てきます。

タネの色は、普通種のものであればコーンのような茶色になっています。

班入りのハランでは普通種のタネを焦がしたような黒い色になっています。

5月に収穫して蒔くと、2ヶ月程度で発芽します。

この期間も水やりと草むしりの作業を忘れずに行いましょう。

 

ハランの増やし方

ハランは「株分け」で増やしていきましょう。

株分けは植替えと同時に行います。

3月の後半から4月上旬、9月の中頃から10月いっぱいまでの期間にとり行いましょう。

株を掘り返して3葉〜6葉を付けたまま、株を分別していきます。

株分けに最も適したタイミングです。

植え付ける場所に関してですが、

庭先や花壇など複数植える場合は、間隔を50cm程度は開けて植えてください。

株を分けるときははさみなどを使って丁寧に分断するようにしてください。

 

 

ハランの病気・害虫

強い性質のバランですが、害虫に弱い一面もあります。

よくある害虫の被害は、カイガラムシがまとわりついてくることです。

カイガラムシは葉っぱの裏などについて、養分を吸い取ってしまいます。

カイガラムシが張り付いていることを視認して、取り除こうとしても手では取りにくいときがあります。

そんなときは使い古しの歯ブラシやヘラなどを使って取り除きます。

バランには、「円星病」というカビが原因で発生する病気もあります。

葉っぱ全体に5mm〜10mmの大きさになる褐色の斑点が付いてしまいます。

他の病気との見分け方ですが、円星病が進行してくると病斑が小さい黒点が出てくるので、見分けは付けやすいです。

円星病を何もせずにそのままにしていると、病斑が大きくなってきます。

葉っぱに数多くの病斑が見られると葉っぱが落ちてしまったり、株ごと枯れて死んでしまうことにも繋がります。

円星病は20度〜30度の気温で起こりやすく、多湿を好みます。

予防としては、植えている鉢などの土の中が蒸れないように、水やりのタイミングを気をつけることです。

作業に使用している園芸グッズは、洗浄して太陽の下でよく乾かしてください。

円星病を発生させた葉っぱは処分してください。

取り除くときは、葉っぱの根元から思い切って取りましょう。

植え付けのときに「風通し」の良い場所で管理するということも重要になってきます。

 

 

ハランの管理温度

ハランは外ではもちろん、室内で管理することができます。

しかし、0度以上の管理が最適ですので、下回らないように気を付けて育てましょう。

関東地方から北の地域では冬は防寒対策をするか、室内に取り込んでマイナスの気温にならないようにしておきましょう。

ハランは耐暑性がありますが、夏の直射日光に当たらないようにすることによって、

葉を焼けさせずにきれいに生育させることができます。

 

ハランの種類・品種

ハランは、キジカクシ科ハラン属に分類する多年草です。

観葉植物としてよく利用されている植物で、生花やフラワーアレンジメントにも起用される親しみがあります。

原産地は中国と言われることもあれば、日本でも自生しているので原産は日本と言われることもあります。

日本には、江戸時代の初期頃に中国から渡来してきたという説があります。

日本が原産という説もあり、日本からヨーロッパへ伝わり、

中世の貴族たちの庭に植えられたという説など多数あるようです。

中国と日本だけでなくベトナムやラオスなどにも分布し、ハラン属には約85種類あるとされています。

中国では約59種類が分布しており、その中の54種類は中国における固有種となっています。

ハランには班入りの品種も存在し、庭園によく植えられています。

日本では、渡来したと言われる江戸時代を境に改良が行われ、

縞模様に班が入る縞班・葉っぱの中心に班が大きく入る曙班・中班などといった品種が登場しています。

日本の自生地は、九州地方が中心となっています。

殺菌作用のある葉っぱは、料理やお弁当の仕切りとして用いられています。

現在はプラスチックで出来た「バラン」という仕切りを使うことが多いですが、

本物のハランの葉っぱを用いて仕切る料亭もあります。

 

 

ハランの花の形態(どんな花を咲かせるのか)

春がやってくる3月のころに地面に近接して球根に似た形の花芽を付けてその後に王冠のような花を咲かせます。

開花時期は4月ごろに咲き、王冠の尖っているところにはクリーム色で、中心部分が紫芋のように赤紫色をしています。

花芽は約2cmで、そこから花が咲いても小さいです。

葉っぱが大きいので、あまり目立った印象はありません。

花が受粉するためには、虫を媒介して行わなければなりません。

その媒介を行っている虫が主にはなんなのか、様々な説があります。

一つは、ヨコエビ類のニホンオカトビムシという虫が受粉の手助けをしているというもの。

二つ目は、ダンゴムシが受粉させているという説です。

1995年には、ニホンオカトビムシが花粉を媒介しているということが発覚しました。

ニホンオカトビムシの生息地は、九州南部に位置する宇治群島、黒島、諏訪之瀬島などです。

 

 

ハランのトリビア

ハランの花言葉

ハランの花言葉は3つあり、「強い心」「強い意志」「平癒」です。

ハランを人に贈るというのであれば、

目標に向かって突っ走っている人や、夢を諦めずに頑張っている人などに最贈るといいでしょう。

平癒という花言葉もありますので、病気が治って元通りになったという思いをこめて、退院してきた人などに贈ると良いでしょう。

この平癒という花言葉は、ハランの葉っぱに殺菌作用があり、

乾かした根や茎に利尿や強壮薬などの効き目があることからつけられています。

強い意志は、一年を通して1枚の葉っぱが垂直に伸びている様子から付いたとされています。

王冠の形をしているというところからも、強さが滲み出ているようにも感じられます。

 

 

ハランの由来伝承

ハランは漢字で書くと「葉蘭」「馬蘭」となり、漢語読みで呼ばれています。

ハランは、西暦五世紀辺りの中国大陸の諸王朝などに、献上の花として贈られていたりもしました。

江戸時代ころから、日本の庶民にも手が届くようになり、親しみのある植物となりました。

バランと呼ばれていたのですが、

いつのまにかハランと呼ばれるようになり、そしてそこから葉蘭の当て字が用いられました。

日本でも古くからよく栽培されている伝統園芸品種です。

 

まとめ

ここまで読んでいただきましてありがとうございます。

今回は、ハランという観葉植物についてご紹介しました。

ハランは日陰にも強く、強靭な性質であることから育てやすいです。

班入りハランは品種もたくさんあり、どれも芸術作品のように美しい班が入ります。

人気の観葉植物であるハランは、葉っぱを観るだけでも楽しめます。

葉には殺菌作用もあるので、ハランの葉っぱを立派に生長させて、お弁当の仕切りにでも用いてみてください。

いつもと違った雰囲気のお弁当になることかと思います。

 

 

※トップ画像はPhoto by massyu.さん@GreenSnap

松本光男

松本光男

旅行と食べることが好きです。カフェめぐりや雑貨屋巡りも趣味です。 勉強しながら執筆させていただきます。幅広い内容を発信していきまたいと思います。

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